人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

バスのステップ

2016-03-29 | 人工股関節

退院直後はほとんどのバスに乗るのが大変だったが、最近はほぼ大丈夫のような気がする。
しかしどうしても足が上がらないくらいステップが高いバスが一台あった。

月一回だけショッピングセンターへの送迎巡回バスが出ている。
行きは夫の車で。
自由にショッピングして帰りはバスに乗る予定であった。

時間通りバスはステーションに止まる。
さあ、乗る段になってどうしても足が上がらない。

どうしたかというと、両手をついてハイハイをする格好でバスに乗りこんだ。
この際恥ずかしいなどと言ってはいられない。
もう月一のこの巡回バスは利用できないだろうな~。

さて、今日は某病院の巡回バスを利用した。
ステップは大丈夫だろうかと構えていたら、下からスルスルと何かが出てきた。
あら、うれし!



足台が出てきたのだ。
これは後付けだろうか?
それなら、どのバスにもつけて頂きたいものだ。
さすが病院。

患者さんへの「いたわりの心」かな、ご配慮がうれしかった。

 


靴下を履く

2016-03-26 | 人工股関節

以前全く出来なかった動作「あぐらをかく」
日常あぐらをかく必要は全くないわけだが、靴下をはく場合、足先を手元に引き寄せる必要がある。
術後かろうじて右足が出来るようになった。


しかし「出来た!」と錯覚してしまうが、まだ完全ではない。
というのは、背中をなにかで支えた状態にしないと上半身が安定しない。
足先が横向きになるためか、足指が引っかかりなかなか靴下の中に収まらない。

これ以上は出来ないかなというくらい力を入れて手元に引き寄せる状態は不安定で、まるで起き上がりこぼしみたい。
そんなんでもなんとかソックスエイドを使わなくても履けるようになったのはうれしい!

 


100円が拾えない

2016-03-19 | 人工股関節

最近は杖を使わないで歩くことが多くなりました。
手術したおかげで、左右の脚長差がなくなり、見た目は少しはマシに歩けるようになったと思います。

そこで、コンビニでの出来事。
品物を手に取って、サッとレジにて清算し、サッと出口に向かって歩いていた時、チャリーンと百円を落としてしまいました。
深くかがめません。
とることが出来ません。

足先でチョチョイと拾いやすいところに持って行き、屈んでとろうとしますが、届きません。
そこで近くにいた男性に声をかけました。
「すみません、百円落としたので、拾って下さいませんか?」

「自分で拾えばいいのに・・・・・」
と言われてしまった。

「足が悪くて拾えないんです・・・・」
仕方なさそうに拾ってくれました。

杖をついていなくて、スッと歩ける人が、足が悪いなんて、信じられないかも知れないな。
日常生活、普通に歩く分にはいいかもしれないが、どうしてもできない事、苦手な動作はあるんだよな~。
先日電車に乗って那須まで行った時、杖傘を持って行ったのだけど、立てかけた杖傘が地面に倒れてしまった。
その時も拾う時とても苦労した。

足先でチョチョイと先っちょを上げてから、手で取ったものでした。
出かける時はやはりリーチャーは持って行った方がいいかな?
でも、百円は拾えませんね。

 


私の爪切り事情

2016-03-18 | 人工股関節

 今までけっこう取り上げてきた「爪切り」記事ですが、少しだけ光がさしてきました。
生協で見つけた「爪切りハサミ」が15センチあり、なんとか指先に届けることが出来たのです。

あいかわらず足指を手元に寄せることは難しいため、思いっきり手を伸ばしなんとかハサミを指元に持って行くことが出来ました。
しかし指の角度が外側に向いてしまい、死角が出来てしまいます。

「 まあ、切れない事はないかもよ・・・」と、見当をつけて「エイ!」とやってしまったら、不格好だけどなんとか切ることが出来ました。

            

ご参考までに過去記事です。
爪切り」・「爪切り」・「爪切りできた!」・「長い爪きり」・「爪きりがなかなか・・・」「魔の爪切りタイム


歩いた・・・歩いた №2

2016-03-13 | 人工股関節

前のブログに書いた道を、再度歩いてみた。
幸い足の痛みはなくなったが、後になって筋肉痛になる事が多いのだけれど、とにかく歩いてみなければわからない。

前回は同じ道を引き返し、途中でギブアップ、家の者を呼んで車に乗せてもらった。
今度はそういう事がないようにと願いながら。

そして帰りは別の道を歩くことにする。
途中コンビニで一休み。
コーヒーとシュークリームを食べた。
なんとテーブルがトイレドアの前だったというおまけ付き!

 

わ! すごい!
8,584歩、4.2Km。
こんな距離を歩けるなんて、以前の自分には考えられない事だ。

人工股関節様々です。


山の斜面を歩いた

2016-03-04 | 人工股関節

筑波山の梅林に行きました。
駐車場から梅林てっぺんのあずまやまでワンボックスカーが巡回していますが、舗装された良い道なので歩いてみました。距離はけっこうありそうですが、緩い坂道なので大丈夫でした。

梅林内は丸太の階段があったり、でこぼこがあるので、さすが園内は歩かず舗装道を歩いただけ。
数年前に来た時は足が痛かったけど、お陰さまでぜんぜん痛くなくて、安全な道ならどんどん歩けそうな気がします。

退院後初めての本格的なウォーキングに少し自信がついたような気がします。

ただ、帰宅後、ちょっとした筋肉痛。
さっそく風呂に入りほぐしました。

 

 


和室での立ち上がり

2016-02-24 | 人工股関節

和室で、とりあえず普通に座る事は出来ました。
いわゆるパンダちゃん座りですが。

用が済んで、いざ立ち上がる段になって、さて、どうしたものか・・・・まよいます。
私にはもう「未術」という言葉はありません。
両方が人工股関節になり、脳内にしっかり屈折制限を意識しています。

 

結局、どうしたかというと・・・・。
部屋の入り口まで座ったまま移動し、段差の所で後ろ向きになり、手をついて立ち上がりました。

帰宅してから、同じことを再現してみました。
やはり無理の様です。
だから、

いちど横向きに寝て・・・・うつ伏せになり・・・・手をついて四つん這いになり・・・。
やっと立ち上がることが出来ました。


段差が苦手

2016-02-06 | 人工股関節

交通手段としてバスをよく利用する。

今まで難なく乗れたのに、始めの一歩があがらない。

これは最大のピンチ。
足と上半身との角度が以前は85度あったようだが、現在はやっと80度、まだまだ固さが残っている。

バスのステップ、公民館視聴覚室の、少さい舞台にも上がることができなかった。

外出の際、携帯用の踏み台を持ち歩かなければならないかな。





 


脱臼予防枕

2016-02-03 | 人工股関節

入院の間、しっかり指導を受けたのが両足の間に枕を挟むこと。
まだ骨の周りが安定していないので、脱臼防止になるのだとか。

    

以前もしっかり守ったものでした。
特に寝返りするときは、足が内転したり交差しないように大きめの枕を挟む。
この状態だとしっかり安定して、しかも苦痛ではない。

いまのところ術側に寝返りを打つのはちょっとできない。
傷口の違和感があり、それはもうちょっと先になるかもかもしれない。

傷口のテープは自然にはがれるという事だったが、お風呂の中でゆっくりはがし、全部取ることが出来た。
いわゆる抜糸という事はしなかったな~。

 


退院のその後

2016-01-31 | 人工股関節

1月14日~28日まで二週間の入院生活でした。
以前は少しづつ術足の荷重をかけていったものでしたが、今回は次の日から立ち上がり、足をついて車椅子への移乗を進められて、「ビックリポン」でした。

寝たきりでつらかったのは一日だけ。
足に血流を促すポンプをはめられ、一定間隔で繰り返される「プファー・・・」という音と圧には本当にうっとおしい限りでした。でも、これをやらないと血の塊が肺に飛んだり、色々と危険があるようで、ガマン・ガマンの数日でした。

車椅子・・・U字歩行器・・・・T字杖と、自由な歩行が許され、「たったの二週間です、病院にいたのは」。
しかし人工股関節を入れたまわりの筋肉はまだまだ正常に機能していず、日々リハビリを欠かせません。
3カ月くらいは脱臼の危険性もあるのだそうです。

今まで右足を自由に動かし、左術足をかばってきたのが、両方とも注意が必要になり、現在は、あらゆる動きに神経を使わざるを得ない日々です。

傷口周辺もまだ完全ではなく、主だるさやこわばりを感じている状態。
1人で自由に外出するのには少々時間がかかるような気がします。

 

久し振りのパソコン入力、プロフィールも少し変えました。
マイHPの股関節ページも内容を更新しなければなりません。
とりあえず、レントゲン写真を追加しておきます。

病室から見た夕景と左端に少しだけ頭を出している富士山が唯一のなぐさめでした。