人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

三谷幸喜のありふれた生活

2007-09-07 | 趣味生活
とにかく理屈ぬきに面白い。
この著者自身が真面目な顔をして、でも不思議に奇妙に面白い人(失礼)。元々舞台人のようだが、脚本家・演出家でこの方の映画は録画ながら興味を持って見ている。
インタビューも面白い。不器用そうに見えてそうではなく、ボソボソと物言うが頭がよく、そういうご自分をも演出しているかのような、いや計算して出来ることではないでしょう、そういうキャラクターというか三谷さんというお人が立派な作品? おっと失礼。
やたら面白がって申し訳ないが、一種の天才かもしれないと思う。

このエッセイ集は朝日新聞に連載したものをまとめたようだ。5巻までのシリーズで、私は2巻まで読んだ。図書館にあればもちろん全巻読みたいと思っている。毒々しくなく深刻ぶらないで、寝る前の心地よい睡眠剤としてもいい気持ちにさせてくれる。
 和田勉の挿絵もとぼけた感じでホンワカとしてとてもいい。

 本にも増して、この方演出の舞台を是非見たいものだ。映画は去年の暮れ「THE 有頂天ホテル」を見た。
 大河ドラマ「新撰組!」、テレビドラマ「古畑任三郎」も記憶に新しい。

 何を隠そう学生時代演劇部に属し下手な脚本を書いたり演出したこともあるせいか、台詞まわし・呼吸や間にすごく興味がある。