ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

7年目

2018年03月11日 18時37分34秒 | ニュースの中から
7年・・・

もう7年、まだ7年。
いまだに東日本大震災は終わっていない。

福島原発事故もまだ終わっていない。
いまだに風評被害が続いている。
いまだに風評被害を煽る人間がいる。

東電の職員の9割が原発の現場から逃げたというとんでもない誤報をした朝日新聞の卑しい体質も、
昔も今も全然変わっていない。
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苔(5)

2018年03月11日 11時03分14秒 | 花便り
地球は過去3度スノーボールになり、赤道の海まで凍り付いた。
そして陸上の生物はもちろん海の生物のほとんども絶滅した。
今後地球がいつ再びスノーボールにならないとも限らない。
地球が温暖化すると生物相は豊かになり、
寒冷化すると多くの種が絶滅する。

というわけで地球がスノーボードになったとき、コケだけは生き残るだろう。
そこで新たな進化の歴史が始まる。
そこでは動物という他に寄生して生きる厄介なものはいない。
そこは他の動物や植物を食べるのでなく光合成によって自給自足で生きる植物の世界だ。
そして進化してやがて苔人間が生まれる。

植物の厄介なところは移動できないこと。
そこで苔人間は移動することができる。
日頃はナマケモノのごとくただただ湿っぽいところで光を食べて暮らす。
でも何日も雨が降らなくて乾燥してくると、
う~~~ん、面倒臭いなぁ~といってそろりそろりと水のそばに移動する。
雨が降り続いて川が溢れそうになると、
う~~~ん、面倒臭いなぁ~といってそろりそろりと川から離れる。
それも足はあるものの、起き上がって歩くのも面倒なので、ごろごろ転がって移動する。
ただ自然災害の危険があるときだけは仕方ないのでなんとか立ち上がって歩いて移動する。

苔人間に家はいらない。
雨除けをする必要はないからだ。
雨こそ最もいい天気。
雨大歓迎なのだ。

苔人間に衣はいらない。
裸の暮らしこそもっとも快適。

苔人間は食を求めてあくせく働くこともない。
ただただ寝そべって陽に当たればいいのだ。

というわけで苔人間の社会では競争はない。
学校もない、会社もない。
勉強しなくてもいい。
働かなくてもいい。
年金もいらない。
恋愛なんてややこしいこともない。
もちろん苔男も苔女もいるけど、
苔男は時々、風の強い日にふっ~~~とたくさんの胞子を口から噴き出すだけ。
それが風に飛ばされて、苔女のとこにたどり着くと受精してやがて子供が生まれる。
でも子育てなんてややこしいことをすることもない。
子供はすぐに光合成を初めて自活し、そのうちどこかに行ってしまう。
というわけで苔人間社会では家族や村という小さな国家も存在しない。
ただただのほほんと生きていく。
人に迷惑をかけることもなく、
迷惑をかけられることもない。
気ままに生きて、気ままに死んでいく。
毎日寝転んで空を見て雲を見て夕日を見て星を見て夢を見て暮らす。




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苔(4)

2018年03月11日 10時27分42秒 | 花便り
苔は水がないと生きていけない。
それなのに水を水を吸い上げることもためることもできない。
雨が降らなかったらただただ耐えるしかない。
そして仮死状態になりひたすら雨を待ち続ける。
でもちょっとでも雨が降ったらたちまち元気になって緑がよみがえる。

苔は自然に逆らわない。
ただただあるがままに受け入れる。
そのためほかの植物が生きていけないようなところでも、
極寒の南極でも、石壁やコンクリートブロックでも噴火した溶岩の上にも生きていくことができる。
逆らうのでなく、ただただ耐えて雨を待ち続けて・・・

苔のような動物というと「ナマケモノ」を想像する。
ナマケモノは年中ただ木にぶら下がっているだけ。
そのため体にコケさえ生えているという。
よほど苔と相性がいいのだろう。

(続く)



シノブゴケ(?)



(?)

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