ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

椿

2018年03月17日 20時42分34秒 | 花便り






椿。
この農園は椿に囲まれている。
昔はきっと椿油をとっていたのだろうね。

この農園もこの集落も役に立つ木ばかり。
桑、茶、棕櫚、柿や栗。
桑・・・昔はどこも養蚕をしていた。
茶・・・ここの前の住人は手作りで茶を作っていたらしい。
棕櫚・・・縄もみんな手作りでシュロ縄を作っていた。
果物というと・・・柿と栗だけ。
それから孟宗の竹林。
これでタケノコを掘り、
支柱などに竹を使った。

60年も昔は、日本の里山はみなこうだった。
山羊を飼い山羊乳を飲み、
鶏を飼い卵を食べて、行事の時だけ鶏をつぶして食べた。
昔懐かしいまるで江戸時代のような、
そんな風景がほんの60年前にはあったのだよ。

ところでこの椿の写真。
実は1枚の写真です。
トリミングで3枚にしました。
これぞ省エネ写真!
いえいえそんなことではなく、

昔の里山はとっても貧しかったのです。
それで農家の子供はあとを継ぐのを嫌がって都会に出ていったきり戻ってこない。
それが田舎の疲弊の一つの原因、大きな原因。

ところが不思議なことに、ここでは定年退職すると退職金で、あるいは借金してまでもみんな家を増築する。
都会に出た子どもたちがいつ帰ってきてもいいようにと。
ところが子供たちは帰ってこない。
そして増築した家が夏でも寒々としている。
そしてやがて廃村になって増築した家ともども朽ち果てる。

子供たちは農業のつらい思いでしかない、
もっと農の楽しさをわからせていたら・・・
せめて定年退職したら田舎に帰ろうかなぁ~と思っただろうに・・・

ところが今の農家の子供たちは農の経験をしていない。
芋掘りなんて都会の子供たちの方がよく経験している。
今の農家の子供たちは農の苦しさだけでなく農の楽しさもわかっていない。
それで田舎に何の思いも何の未練もない。
こうして里山は農家の子供たちの記憶からも消えていく。
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日本水仙~ぼかし

2018年03月17日 19時15分11秒 | 花便り
日本水仙がそろそろ終わったのでぼかしをいっぱいまいた。
自家製ぼかしを。
これで球根が大きくなったら6月頃に株分けして植え付ける。

開墾中の水仙畑には鶏小屋の鶏糞や自家製の堆肥を時々まいている。
まったく無駄な作業だね。
普通に農薬や化学肥料を使ってる水仙と出来栄えも花の色もまったく変わらない。
たんなる自己満足。

それでも野菜はもちろんだけど果樹や花にもこだわっている。
根が偏屈人間なのだよ。
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