新元号は・・・令和!
ちょっと違和感、かなり違和感。
中国の古典でなく万葉集からとったのは評価できるけど・・・
「花」をイメージする元号が欲しいと思ってたので、
旅人の邸での梅の宴の歌からとった、飲み会の歌ということは大いに評価できるけど・・・
「令」から「よい月」というイメージを思い浮かべるのは今では難しい。
やっぱり「令」は「命令」、「法令」という冷たいイメージがする。
「令嬢」という使い方もあるけど、「令嬢」にもやっぱり冷たい美人という印象を感じるのは庶民の僻みか。
まして部首に「にすい」が入ると「冷淡」「冷笑」さらに冷たくなる。
「和」は昭和の和、いまだに昭和を引きずっているのか・・・
もはや戦後ではない、もういい加減戦後から決別したらどうか。
それに「和」が通用するのは日本人の間だけじゃないか。
外国で通用するのか。
通用するどころか、いくら日本が「和」で対応しても蔑まれ、馬鹿にされただけじゃないか。
「大人の対応」が通用するのは相手が大人の場合だけだ。
未熟な民主主義以前の国にそんなものが通用するか。
というわけで「令和」に違和感をもつものの、その一方で評価もしている。
それは梅の宴~楽しい、おめでたい飲み会の歌からとられたものだから。
万世(よろずよ)に 年は来経(きふ)とも 梅の花
絶ゆることなく 咲き渡るべし
(これからもず~っとず~っと梅の花咲いてくださいよ)
梅花の歌32首を通して読むとほんとに新しい元号にふさわしいおめでたい歌という気がしてくる。
ところでこの歌の中に次のような歌があった。
青柳 梅との花を 折りかざし
飲みての後は 散りぬともよし
(青柳と梅の花とを折って髪に挿し 呑んだ後は散っても良い)
これは笠沙弥という坊さんの歌なんだけど・・・えっ、坊さんが酒飲んでるの?坊さんに髪があるの?
なんてつい思うけど、実は出家はしたけどまだ受戒を受けてないので断髪してない坊さんで、
どうやら呑んでもいいらしい。
この歌、巻第8の大伴坂上郎女の歌を思い出させる
同じく梅の花の飲み会での歌。
酒杯(さかづき)に 梅の花浮かべ 思うどち
飲みての後は 散りぬともよし
(この答歌)
官(つかさ)にも 許したまへり 今宵のみ
飲まむ酒かも 散りこすなゆめ
この歌を次のように訳してみた。
盃に梅の花浮かべて呑みたいな 思いっきり呑んだら散ってもいいじゃない
お上も許した今夜のお酒 明日も呑むんだ散らないでね
これ実は自分でも気に入ってる訳。
こんなことを思い出した改元のニュースだった。
ちょっと違和感、かなり違和感。
中国の古典でなく万葉集からとったのは評価できるけど・・・
「花」をイメージする元号が欲しいと思ってたので、
旅人の邸での梅の宴の歌からとった、飲み会の歌ということは大いに評価できるけど・・・
「令」から「よい月」というイメージを思い浮かべるのは今では難しい。
やっぱり「令」は「命令」、「法令」という冷たいイメージがする。
「令嬢」という使い方もあるけど、「令嬢」にもやっぱり冷たい美人という印象を感じるのは庶民の僻みか。
まして部首に「にすい」が入ると「冷淡」「冷笑」さらに冷たくなる。
「和」は昭和の和、いまだに昭和を引きずっているのか・・・
もはや戦後ではない、もういい加減戦後から決別したらどうか。
それに「和」が通用するのは日本人の間だけじゃないか。
外国で通用するのか。
通用するどころか、いくら日本が「和」で対応しても蔑まれ、馬鹿にされただけじゃないか。
「大人の対応」が通用するのは相手が大人の場合だけだ。
未熟な民主主義以前の国にそんなものが通用するか。
というわけで「令和」に違和感をもつものの、その一方で評価もしている。
それは梅の宴~楽しい、おめでたい飲み会の歌からとられたものだから。
万世(よろずよ)に 年は来経(きふ)とも 梅の花
絶ゆることなく 咲き渡るべし
(これからもず~っとず~っと梅の花咲いてくださいよ)
梅花の歌32首を通して読むとほんとに新しい元号にふさわしいおめでたい歌という気がしてくる。
ところでこの歌の中に次のような歌があった。
青柳 梅との花を 折りかざし
飲みての後は 散りぬともよし
(青柳と梅の花とを折って髪に挿し 呑んだ後は散っても良い)
これは笠沙弥という坊さんの歌なんだけど・・・えっ、坊さんが酒飲んでるの?坊さんに髪があるの?
なんてつい思うけど、実は出家はしたけどまだ受戒を受けてないので断髪してない坊さんで、
どうやら呑んでもいいらしい。
この歌、巻第8の大伴坂上郎女の歌を思い出させる
同じく梅の花の飲み会での歌。
酒杯(さかづき)に 梅の花浮かべ 思うどち
飲みての後は 散りぬともよし
(この答歌)
官(つかさ)にも 許したまへり 今宵のみ
飲まむ酒かも 散りこすなゆめ
この歌を次のように訳してみた。
盃に梅の花浮かべて呑みたいな 思いっきり呑んだら散ってもいいじゃない
お上も許した今夜のお酒 明日も呑むんだ散らないでね
これ実は自分でも気に入ってる訳。
こんなことを思い出した改元のニュースだった。