我が家には鶏小屋が二つ。
一つは雌鶏が10羽くらいと、雄鶏3羽。
もう一つは雌鶏が20羽くらいと雄鶏2羽。
問題なのは20羽くらいもいる鶏小屋で、なんと卵を毎日1~2個しか生まない。
0個の時もある。
冬になると産卵は落ちるけど、あまりに産まなすぎ。
なんで?
実はこの原因はほぼわかる。
卵を食べる癖の悪い鶏がいるのだ。
試しに卵を置いてじっと観察したけど、そのときは卵は食べられなかった。
そして今日見た!産みたての卵を数羽争って食べていた現場を。
1~2羽だったらまだしも、5~6羽!それもみんな雌!!
う~~~ん、悩む。
癖の悪い雌鶏が卵を食べているのはほぼ想像できた。
雄鶏はこんなことはしない。
でもそれはせいぜい1~2羽だろうと思っていた。
それが5~6羽も群がって食べてる!
雄鶏は乱暴、雌鶏は優しい・・・と鶏を飼ってない人は思うだろう。
ところが現実は全然違う。
雄鶏通しの喧嘩はすさまじい、血みどろになる、見ていられない!
でもその喧嘩を通して順位が決まると、あとは平和が、秩序がやってくる。
ところが雌鶏の争いはさらにすさまじく陰険だ。
羽をむしりあう。
弱い雌鶏は羽をむしられ裸同然になる。
こんな光景を見ると男と女、ついつい人間の世界に当てはめる。
男と女、どっちが優しいか?
「悪魔でさえも女よりは優し」なんて言うけど、
たしかにそうかもしれないね。
今までの自分自身を振り返ってみた時、女性にもてた記憶はまったくない。
これはきっと自分自身が悪いのだろうね、そうそうどうしようもない人間だったからね・・・と、ついついぐじぐじ反省し悩んでいたけど、
「悪魔でさえも女よりは優し」
そうそう、きっとそうなんだよね。
きっと女性の方が悪かった!
女性は人を見る目がなかったのだ。
(もてなかったのも、そのせいか・・・)
いえいえこんな話じゃなかった、癖の悪い鶏の話だった。
この悪い癖はきっと治らないだろう。
それで1~2羽さばいたら解決すると思っていたけど、
5~6羽もさばかないといけないと思うと、とっても気が重い。
今まで雌鶏をさばいたことはほとんどない。
だって卵を産んでくれて、献身的に孵らせて、ヒヨコを育ててくれる。
そのために、その感謝のためにも天寿をまっとうさせてあげようと、
さばいたことはほとんどない。
卵を食べる悪い癖のある鶏以外は。
そして今度、5~6羽もさばかないといけないのだろうか?
とっても気が重い。