昨日は買い物や米ぬかをもらいに行ったりして一日が終わった。
街はもう大晦日の雰囲気、なにやら慌ただしい。
師走・・・このあわただしい雰囲気は好きだ。
教師が借金取りを逃れようと逃げ回る。
その雰囲気、いいね。
昔はつけで買い物をして年末にあるいは盆にまとめて払ったという。
でも1年分まとめて払えたのかな?
商売をする方も1年間回収できないとなると、簡単には開業できない。
そこで独占企業が生まれ暴利をむさぼり越前屋や越後屋が現れて、そこにつけ込む悪代官。
お主も悪よのう~~~
でも近頃はせちがらくなったのか、つけの文化がなくなってきたようだ。
それどころか最近は前払いがはやっている。
クレジットカードはつけだけど、あらかじめカードに入金して置いてそこから支払う前払い形式のカードが増えてきた。
これって一見便利だけどなんかせちがらいよね。
今でもつけがきくそれなりのステータスのスナック、アルサロ、キャバレー・・・
これが前払い形式のカードになると、
まず店に入るとき残高をチェックする。
う~~~ん、なんとか行けるかなぁ~~~
そこでカードを通して中に入る。
そのあとはいつものように、それなりに、きわめて友好的に濃密にホステスたちと時を過ごしつつも、なんかカードの残高が気になる。
でも、まあ、いいか!
なんて思いつつ濃密な時間を楽しんでいたら、いきなりペッパー警部みたいな男の店員が現れて、
「あの~~~そろそろカードの残高が切れますが、入金されますか?」
せっかくのこの濃密な時、邪魔されてなるものか!
財布をとりだして中を見ると、いかん!ない!紙がない!
あるのは硬貨だけ。
そこで猫なで声で、
「ね~~、つけにしてよ」
でもまったく聞いてくれない。
さっきまできわめて友好的な濃密な関係の・・・はずだったホステスも、
「また来てね~~~!」
なんて、なんか侘しい。
やっぱり残したいな、つけの文化を。