ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

「生きるべきか死ぬべきか・・・」

2019年12月15日 18時35分55秒 | 田舎暮らし
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ・・・」
ハムレットが考えてるほど他人にとってはハムレットの死なんて大した問題じゃない。

車で街に行くとあちこち更地が目立つ。
あれっ、ここ何があったのかな?
店だったのかな?それとも普通の住宅だったのかな?
いつも見てたはずなのに思い出せない。
きっとここに住んでた人は、とっても重大な決断をしてよそに引っ越したのだろう?
田舎の家を畳んで都会のこどもの所に引っ越した?
それとも亡くなった?
それとも生活に行き詰って夜逃げした?

でも他人にとってはそんなこと大した問題じゃない。
あれっ、ここ何があったのかな?

我が家の近くに葬祭場がある。
いつも車でそこを通るたびにちらっと、誰が亡くなったのかな?と見る。
でも普通の葬儀だったら名前が出てるので、どの地区の誰が亡くなったかわかるけど、ここ数年めっきり家族葬が増えた。
この葬儀社では家族葬の時は名前は出さない。
ただ灯りがともされているだけだ。
昔の密葬だ。
以前はたまに家族葬があったけど、今ではきっと10件のうち9件くらいは家族葬だ。
葬儀というと村八分の残り2分のひとつ。
もう一つは火事・・・だったかな?
ともあれ葬儀は祭りとともに村の集落の最大行事だった。
仕事なんて関係ない!葬儀最優先!!
集落のみんな当然のように仕事を休んで葬儀に参加したのだった。
自分自身、都会から田舎に移り住んで、最初の葬儀の体験、
まさに.カルチャーショックだった。
まあここら辺を書きだしたらきりがないので、置いといて、
最初の1~2回の葬儀の体験は置いといて、
その後、葬儀社での葬儀が普通になって、集落での葬儀もずいぶん変わった。
そして今では家族葬が主流。
村八分の残り2分が残り1分になってきたようだ。
まあ田舎の暮らしも、それなりに気楽にはなっているようだ。
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「南総里見八犬伝」

2019年12月15日 17時48分32秒 | 本の中から
「南総里見八犬伝」全10冊、やっと読み終えた。
さすがに最後はうんざりした。
10冊目は蛇足、8冊か9冊くらいの所で終わってたら良かったのに・・・
それに馬琴の衒学趣味にはうんざりさせられた。
これがなかったら小説はもっとしまってたのに・・・
それから、これはある程度仕方ないことなのかもしれないけど、
不要な話の繰り返し。
何十年にわたって書き続けた作品なので、今までの粗筋を忘れている読者のためにも八犬士の一人が自分がやって来たことを他の七犬士に語る、という形で話を繰り返す。
それが何ともわずらわしい。
原稿の枚数稼ぎでしかない。
もっと要約したらいい。
それから登場人物がやたら多いけど、話には関係なく名前だけしか出てこない人の、フルネームでの羅列。
これも枚数稼ぎだとしか思えない。

・・・とまあ、現代の感覚で読むとこの小説はいろいろ難はあると思えるけど、
それは「今」だから言えること。
当時、よくこれだけ書いたな、と思う。

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