さてヨーロッパでは酔っぱらいの乱ともいうべき事態が起こった結果、
集団感染があちこちで起きるかと思ったら、なんと上海ウィルスが沈静化したのだった。
あの日本の酔っ払い、いえいえ感染研究者のレポートは正しかったのだ。
日頃日本の研究者のレポートには何の関心もない政府や学術会議の人たちなどその筋の専門家やマスコミもここでやっと気づいた。
そうだ、酒だ!やっぱり酒だ!!
みんなマスクをかなぐり捨てて夜の街に繰り出した。
そうだ、酒だ!やっぱり酒だ!!
今までさんざん世界中でマスクを買いまくって、ぼろもうけしていた中国人は途端にマスクの在庫の山を抱え、その上「マスク不当販売防止法」により売ろうにも売れない。
さらに「マスク廃棄法」によってマスクを不当に廃棄すると多額の罰金を取られることになり捨てるに捨てられず破産が相次いだ。
でもそこはしたたかな中国のこと、今度は酒を買い占めようと動いたけど、マスクメーカーと違って酒造は全国どこにでもある。
おまけに今までどこも売れなくて青色吐息だったので、ここぞとばかり増産を始めている。
マスクと違って値段も高いのでとうてい買い占めきれない。
そのうえ悔しいことに酒代と言えばそのほとんどは税金。
日本を苦しめようとやってるのに、なんで日本に多額の税金を払わないといかんのか?!
そのうえろくな酒がない中国のこと、日本からの輸入が急増している、ここは買い占めどころか輸入制限しなければ!
かくて中国のマスク戦略は破綻したのだった。
一方アメリカなどの大手製薬会社、2匹目のドジョウとばかり多額の金を使って上海ウィルスワクチンを開発して売り出そうとしてた矢先になんとアルコールの方がずっと効き目があることが分かった。
こうなると何も痛い思いをしてまで、さらに副作用の危険をしてまでワクチンを打つ必要はない。
確かに酒も副作用はないことはない。
呑み過ぎた翌朝はとっても気分が悪い!
こんな副作用はあるものの、それはまあ想定の範囲内。
すべての酔っ払いはそれくらいの覚悟はできている。
かくして大手製薬メーカーは今度は2匹目のドジョウどころか、ワクチンの在庫の山に頭を抱えている。
ところで日本政府の対応はと言うと、今度もごてごて。
なんせ聞く耳はもっててもそれを実行する能力がまるでない岸田政権のこと、おまけに「慎重に!慎重に!慎重に!」としか言わない公明党、「マスク・手洗い・3蜜を避けよう!」「自粛!自粛!自粛!」と煽り立てるマスコミ。
おまけに今まで素直に従ってきた飲食店も、もう背に腹は代えられぬ、とばかり酒を出し深夜営業を始めた。
ここでそれを何とか止めさせるべく、再び国民給付金の話が持ち上がる。
しかし前回だって景気の回復にはほとんど役に立たなかった、と財務省は抵抗する。
そこで急遽もちあがったのがアルコール給付券。
国民一人当たり1万円分のアルコール券を給付する。
この券で日本酒や焼酎やビールやワインを交換することができる。
この券で飲み屋で飲むこともできる。
アルサロにも行きたい!という強力な意見もあったがさすがにこれは見合わせることにした。
この券で飲み屋で飲むこともできる。
アルサロにも行きたい!という強力な意見もあったがさすがにこれは見合わせることにした。
今度はこの方が安上がりだとばかり財務省も賛成した。
さらにアルコールがウィルスに効果があることが分かったので、ノンアルコールの消毒液を廃止してアルコール性の消毒液に統一することにした。
会社では朝出勤時にアルコール検査を行い、アルコールが検出されなかったらビールかワンカップか缶酎ハイを飲むことが義務付けされた。
警察は飲酒運転を厳重に取り締まった。
そして素面で運転していることが発覚したら危険運転ということで罰金を科せられた。
学校も児童・生徒たちの感染予防のために給食はミルクのかわりに甘酒を飲むことになった。
こうして日本もやっと上海ウィルスを克服することができた。
そればかりではない。
インフレやデフレと言うのは気持ちの問題なのだ。
焼酎や酎ハイや第3のビールを止めて純米酒やビールやウィスキーに代えることによって、朝から酒を飲むことによって次第にみんな気持ちが大きくなって、沢山金を使うようになる。
これだけのことでデフレを克服できたのだ。
日はまた登る!
再び酔っぱらいの時代がやって来たのだ!
終わり・・・