フランスでも都市を出ると電柱が外でむき出しというところは結構ある。
日本の場合は地震というおまけつきだから、
電線類を地中に埋めるというのは必ずしも安全・便利ではないのかもしれない。
しかし、地震の被害は技術でかなり補えるのではないかと思う。
その昔、フランスの高層ビルが大きなガラスの窓でとても美しく見えた。
そうしたら日本は地震があるからガラス張りの建築物は駄目なのだと
誰かに聞いた。
今では高層ビルにガラスは使えないなんて建築の問題にないと思う。
もしかしたら樹脂の窓ガラスかもしれないが。
パリには地中(そんなに深くない)に大きな土管が埋まっていて
電話線も電線もそこに集まっている。
たぶん水道管も。
パリの地下道は昔から存在する大規模な都市計画の一部である。
地上の道と同じだけ地下道があるとされている。
フランスの都市計画は何世紀もかけていて、にわか造りではない。
日本は自然災害が多い。
この春の嵐は呼び方が違うだけで実質的には台風だ。
見てください、軒並みになぎ倒された電柱。
台風(台風の類)に備えるためなら
やはり地中のほうが安全なのではないだろうか?
日本には都市計画を担当する省庁はないのだろうか?
それとも頻繁に起こる自然災害復興に人を使うというのは
雇用問題の対策になるんだからいいのだ
とでも考えているのだろうか?