昨日は久々に晴れて暑かった。最高気温は30度。天気がよくなると、途端に極度に暑くなる。今日はまた曇り空だが、気温はあまり下がらず、じめじめと蒸し暑い。
先週の日曜日はフランスの母の日で、前日にスーパーUに行ったら、赤いバラ1本もらってしまった。わたしの前にいた60歳前後の女性がレジの若い女の子に要求していたのをそばで見ていたので、ついでにくれたようだ。あるいは、渡さないと差別になると思ったのかもしれない。父の日は日本やイギリス(イギリスの母の日は3月だが)と同じ、来週の日曜日のようである。
去年も同じ時期にフランス人女性が悲鳴を上げているのを聞いたが、カリフラワーが高い。なんと1個3ユーロ89セント(632円)である。ブロッコリを見たらもっと高かった。4ユーロ以上もする。野菜は冷凍ものを使うことにした。
現在ドイツで行われているG8サミットに伴い、各地で反資本主義・反グローバル化のデモが行われているが、わたしにとっては、多国籍企業はありがたい存在だ。3ヶ国移動しても、自分のお気に入りのトイレタリーや自分の肌にあった化粧品(それほどデリケートな肌ではないのだが)がどこでも手に入るのが便利である。自分にあったものや気に入ったものを見つけるまでには時間と金がかかるものだが、その試行錯誤をしないで済むのはとてもありがたいことだ。
それでも、なんでも3ヶ国どこでも手に入るというわけではないので、やはり失敗は避けられない。フランスでは、青りんごの香りの食器洗い洗剤が気に入っていたのであるが、アンテルマルシェにはそれが売っていなかった。時間が無かったので、急いで緑色の洗剤をトロリーに入れて、うちに帰ってよくラベルを見たら、なんとミントと梨の香りであった。ミントと梨という想像を絶するコンビネーションは、フランス人の発想なのだろうか?これが実際にかぐと、すこぶる不快な匂いである。食器洗い洗剤というのは、かなり長持ちするものなので、たぶん来年の夏までこの匂いに我慢しないといけないことになりそうだ。
スーパーマーケットは3ヶ国の中でイギリスが一番すぐれていると思う。まず品揃えの豊富さ。中華野菜とかエキゾチックな野菜も豊富である。最近はカーボン・フットプリントという言葉が流行っていて、環境保全のため、遠くの国から飛行機を使って輸入した食品よりは、なるべく地元で採れた食物を食べましょうという傾向が強まっている。が、それを実行するとスペインのスーパーマーケットのようになる。地元産の果物の値段が旬になるとどんどん下がっていくのはとてもうれしいが、店頭に並ぶ野菜は一年を通して数が限られている。いたく退屈だ。フランスも似たようなものである。
フランスのスーパーでは、大量に仕入れて、まとめて安く売るというディスカウントストアの商法が幅をきかせている。賞味期限のないものでも、いくら安くても、こんなにまとめて買う人がいるのだろうか思うような数がまとめて売られていたりする。うちのトイレの戸棚には、3本も使っていない制汗スプレーが残っているのだが、きっと前の家主がこうしたまとめ売りにつられて買ったものなのだろう。まさか使い切る前に死んでしまうとは、買ったときには夢にも思わなかったにちがいない。
ディスカウントストアなら、もともと1週間分の買い物をそこで全部済ませるつもりで行くわけでないからそれでもよいが、普通のスーパーも同じになると不便この上ない。前にも書いたように、在庫管理がずさんなので、次の週に行っても前の週にあったものが再びあるとは限らない。2軒となりのブライアンも、村のパン屋について同じことを言っていた。2日と続けて同じ種類のパンを売っていたことがない。フランス人の商売というのは、売り手が売りたいもの、手に入ったものを売るという感じで、あまり客のニーズは重視していないような気がする。
サービスに関しても、やはりわたしはイギリスが一番だと思う。レジの人たちもフレンドリーで、まず「袋詰め手伝いましょうか?」と聞いてくるのもよい。フランス人はみな礼儀正しくて、微笑といっしょに「ボンジュール」と「オールボワール」が必ずついてくる。その点、スペインの店員は最低。店員同士、それぞれの客を無視して、レジ越しにおしゃべりに夢中になっているし、バーコードを読み取った後、商品をものすごいスピードで投げつけてくる。これはわたしだけの体験ではないらしくて、地元の英字新聞の読者欄には、スペイン人のスーパー店員についての苦情が投稿されることがよくある(もちろん、投稿者はイギリス人なので、ユーモア混じりだが)。
イギリスのスーパーマーケットが、フランスやスペインにも進出してくればいいのに。
先週の日曜日はフランスの母の日で、前日にスーパーUに行ったら、赤いバラ1本もらってしまった。わたしの前にいた60歳前後の女性がレジの若い女の子に要求していたのをそばで見ていたので、ついでにくれたようだ。あるいは、渡さないと差別になると思ったのかもしれない。父の日は日本やイギリス(イギリスの母の日は3月だが)と同じ、来週の日曜日のようである。
去年も同じ時期にフランス人女性が悲鳴を上げているのを聞いたが、カリフラワーが高い。なんと1個3ユーロ89セント(632円)である。ブロッコリを見たらもっと高かった。4ユーロ以上もする。野菜は冷凍ものを使うことにした。
現在ドイツで行われているG8サミットに伴い、各地で反資本主義・反グローバル化のデモが行われているが、わたしにとっては、多国籍企業はありがたい存在だ。3ヶ国移動しても、自分のお気に入りのトイレタリーや自分の肌にあった化粧品(それほどデリケートな肌ではないのだが)がどこでも手に入るのが便利である。自分にあったものや気に入ったものを見つけるまでには時間と金がかかるものだが、その試行錯誤をしないで済むのはとてもありがたいことだ。
それでも、なんでも3ヶ国どこでも手に入るというわけではないので、やはり失敗は避けられない。フランスでは、青りんごの香りの食器洗い洗剤が気に入っていたのであるが、アンテルマルシェにはそれが売っていなかった。時間が無かったので、急いで緑色の洗剤をトロリーに入れて、うちに帰ってよくラベルを見たら、なんとミントと梨の香りであった。ミントと梨という想像を絶するコンビネーションは、フランス人の発想なのだろうか?これが実際にかぐと、すこぶる不快な匂いである。食器洗い洗剤というのは、かなり長持ちするものなので、たぶん来年の夏までこの匂いに我慢しないといけないことになりそうだ。
スーパーマーケットは3ヶ国の中でイギリスが一番すぐれていると思う。まず品揃えの豊富さ。中華野菜とかエキゾチックな野菜も豊富である。最近はカーボン・フットプリントという言葉が流行っていて、環境保全のため、遠くの国から飛行機を使って輸入した食品よりは、なるべく地元で採れた食物を食べましょうという傾向が強まっている。が、それを実行するとスペインのスーパーマーケットのようになる。地元産の果物の値段が旬になるとどんどん下がっていくのはとてもうれしいが、店頭に並ぶ野菜は一年を通して数が限られている。いたく退屈だ。フランスも似たようなものである。
フランスのスーパーでは、大量に仕入れて、まとめて安く売るというディスカウントストアの商法が幅をきかせている。賞味期限のないものでも、いくら安くても、こんなにまとめて買う人がいるのだろうか思うような数がまとめて売られていたりする。うちのトイレの戸棚には、3本も使っていない制汗スプレーが残っているのだが、きっと前の家主がこうしたまとめ売りにつられて買ったものなのだろう。まさか使い切る前に死んでしまうとは、買ったときには夢にも思わなかったにちがいない。
ディスカウントストアなら、もともと1週間分の買い物をそこで全部済ませるつもりで行くわけでないからそれでもよいが、普通のスーパーも同じになると不便この上ない。前にも書いたように、在庫管理がずさんなので、次の週に行っても前の週にあったものが再びあるとは限らない。2軒となりのブライアンも、村のパン屋について同じことを言っていた。2日と続けて同じ種類のパンを売っていたことがない。フランス人の商売というのは、売り手が売りたいもの、手に入ったものを売るという感じで、あまり客のニーズは重視していないような気がする。
サービスに関しても、やはりわたしはイギリスが一番だと思う。レジの人たちもフレンドリーで、まず「袋詰め手伝いましょうか?」と聞いてくるのもよい。フランス人はみな礼儀正しくて、微笑といっしょに「ボンジュール」と「オールボワール」が必ずついてくる。その点、スペインの店員は最低。店員同士、それぞれの客を無視して、レジ越しにおしゃべりに夢中になっているし、バーコードを読み取った後、商品をものすごいスピードで投げつけてくる。これはわたしだけの体験ではないらしくて、地元の英字新聞の読者欄には、スペイン人のスーパー店員についての苦情が投稿されることがよくある(もちろん、投稿者はイギリス人なので、ユーモア混じりだが)。
イギリスのスーパーマーケットが、フランスやスペインにも進出してくればいいのに。