星くず雑記

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OSK日本歌劇団「レビュー in KYOTO IV」 2

2010年07月12日 23時46分09秒 | OSK・宝塚(OG含む)
1に引き続き、第二部の内容についての感想です

第2部:ダンシング・ラプソディ
OSKの松竹座/南座でのレビューは内容が大体決まっているが、
(ラテン、ジャズ、スパニッシュは必ずある?)
毎回趣向を凝らしているので飽きない。
「必ず○○が入っている福袋」のような、安定・安心感もある。

・第1場 プロローグ
衣装のラインストーンが目映い。
テーマソングもスピード感があり、上品なのに爽快。

・第3-4場 ラテン
緩急が効果的。
冒頭、娘役数名が登場したあたりは、「南国の浜辺」が見えた
瀬乃さんにソロがあって嬉しい。

・第6-7場 スパニッシュ
盆を使った所に、「スペインの風」を感じた。

・第8-10場 ホフマン物語
ホフマン物語に対する中途半端な知識しかないため、
1度目はよくわからなかった。
2度目で何となくわかった。

・第11場 ポップス
チェリーガールズの早変わりがなくてがっかり。

・第13場 ロケット
いやー、久々にすごいものを観た
斜めに並んだ隊列で90度に足を上げ、
そのまま(足を上げ続けたまま)、横一列に移動し、
さらに前に移動する。足上げの回数が半端無く、ただただ感嘆。

・第14場 ボレロ
最初は男役のみだが、最後までに娘役が合流する。
OSKでは娘役も男役と対等なので、
一緒にボレロを踊ってしまうのね。

以上、演出に対する感想に引き続き、
3以降で劇団員に対する感想を書いていきます。


OSK日本歌劇団「レビュー in KYOTO IV」 1

2010年07月12日 20時13分21秒 | OSK・宝塚(OG含む)
京都南座にて上演されている、
OSK日本歌劇団の「レビュー in KYOTO」を観てきた。

演目全体について述べると、
素晴らしい内容
の一言に尽きる。
日舞レビュー・洋舞レビューとも、素晴らしい演目だった。

第一部:みやこ浪漫 RYOMA
坂本龍馬を題材とした、日舞レビュー。
芝居ではなく名場面集である。
「ああ、これは芝居ではなく"レビュー"なんだ」とハッとさせられた。
※7/15追記
つなぎが悪いと言う意見もみられますが、
「芝居ではない」ことを前提にすれば、気にならないと思うのです。
誰もが知ってる坂本龍馬の「名場面集」であると。
※追記ここまで

・第一場 祇園祭の賑わい
京の街の人々が美しく華やかに舞い踊る。
外はあいにくの雨だし、祇園祭の本番は来週だが、
祇園祭を満喫したような気になる。
大原娘4人の歌が朗らかで耳に心地よい

・第二場 龍馬の夢
セット無し、海の波を表現する布と照明だけで
見事に土佐の海と、青年達の希望を表現

・第三場 剣道修行
ネ申場面。
BGMに生の太鼓を加えたのが特に良い。

・第八場 咸臨丸船上
「龍馬コール」とともにタップダンスに突入。
日舞レビューの中に、突然洋舞が挿入されたのだが、
それにちゃんと意味付けがしてあるのが良い。

・第九場 薩長同盟
前場面の派手なタップとは打って変わって、真剣な素芝居。
見応えがありました。

・第十場 おりょうの愛
おりょうはこの場面だけの登場。
前場面と打って変わって、ほのぼのいちゃいちゃ。
大体の筋だけ決まっていて、あとはアドリブの模様。
この場面も、簡素なセットと照明だけで
高千穂峰が見えた。マジで。

・第十三ー十四場 
龍馬と関わりのあった女達に見送られて、昇天していく。
女役達の衣装は全く同じだが、
帯の結び方でそれぞれの身分を表しているのが良かった。

・第十五場 明治風俗絵図
第三場とは別の意味でネ申。
明治時代の歌とは新鮮。
多分「宮さん宮さん」と「ノーエ節」。
あっても無くても良かった場面だが、私は好き。
「リョウマ!バンザイ!」

2に続く