星くず雑記

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OSK日本歌劇団「レビュー in KYOTO IV」 3

2010年07月18日 23時54分01秒 | OSK・宝塚(OG含む)
劇団員に対する感想を書いていきます。
…とその前に、今回は初日前日に、
若手ホープの悠浦くん休演という残念なニュースがあった。

演出スタッフのブログによれば、どうやら前々日の舞台稽古で負傷し、
通し稽古を中止し、代役の2名が振り付けをマスターしたとのこと。
パンフを見なければ代役だと気付かない程でした。
でも、隊列が左右非対称なとき、悠浦くんのいない寂しさを感じるのです。
悠浦くんの回復を願っています。

パンフレットについて
・32ページしかないのに、表紙の紙が薄くて折れちゃいそう。
1300円もするので、「春のおどり」とは大きさ・紙質は揃えて欲しい。
・あと、主題歌の歌詞は絶対載せて欲しい。
・チェリーガールズのページ、ポップな白藤さん&クールな和紗さんが意外に似合っている。

全体を通じて
トップスター桜花昇ぼるが凄い。凄すぎる。
歴史に残る、レビュースターであると確信した。
真麻くんの髪型が様になってきた。
真麻くんは洋物が似合うが和物は顔があっさりしすぎ。
逆に、ヤンは和物が似合うが洋物は顔がクドすぎ。
ということで、好対照な若手スターだと思った。
華月くんの成長が目立つ
・クラシック系の、柔らかい歌声の娘役がもっと欲しい

第一部:みやこ浪漫 RYOMA
・プロローグ、高世さんが雪之丞?女役?と思ったら、「千両役者」役とのことで納得。
大原女4人の歌が耳に心地よい。
下級生まで誰もが歌えるんだなと感動。
・龍馬登場、土佐の海が見えた(=桜花昇ぼるが凄い)。
・剣道修行、BGM・振り付け・太鼓の全てが素晴らしい名場面。
特に、佐那子役の朝香さんが袴姿で美しく凛々しい。
・はねむーん、たった1場面しかないおりょう(牧名さん)の存在感がすごい。
そして、高千穂峰が見えた(=桜花昇ぼるが凄い)。
・京の町、ゆいとめいの区別がつかないw
背が高いからって、瀬乃さん白藤さんが「おばさん」扱いw
新撰組もわずかな登場で不穏な雰囲気をよく出していた。
・明治風俗絵図、これは高世朝香に紳士淑女をやらせたかっただけじゃね?と思える位、よく似合っていた。
おかっぱにエプロン姿の舞美さんが可愛い。
車引きの蒼音さんもしっかり役目を果たしていた。
・台詞も場面もない、お元・お登勢・加尾が勿体ない


第2部:ダンシング・ラプソディ
・プロローグ、瀬乃さんのたくましさと和紗さんの華奢さの対比が面白い。
桜花さん高世さんが入れ替わるとき、片手ハイタッチするのが良かった。
桜花朝香高世牧名のデュエットも見応えあり。
・ラバーズコンチェルト、メロディーの合間の桐生さんの「おおおお」が耳に心地よかった。
・魅惑の宵、冒頭で美貌の城月さんに目立つパート。
南国の生暖かいそよ風を感じた(=桜花昇ぼるが凄い)。
・バリハイ、速かったり遅かったり緩急が効果的。
特に、柑奈さんのアニメ声とも言うべき、明るくクリアな歌声が場の雰囲気にぴったり。
瀬乃さんに奇妙な振り付けのソロ場面あり。
顔を上げて去っていく姿が美しかった。
・スパニッシュ、娘役のスカートさばきも熟練の技。
男役の手拍子が気持ち良い。
華月さんはスパニッシュの衣装がよく似合っていた。
・ホフマン物語、ステラ役の恋羽さんの完全無欠を見よ。
惜しむらくは、桜花さんより僅かに顔が大きいこと……
・ポップス、チェリーガールズの無駄遣い。
早変わりはぜひやって欲しかった。
・ラ・ボンバ、朝香櫻子さまの筋肉が凄い。美しい。
・ロケット、クオリティが高く大満足。
舞美さんにスポットライト。
・フィナーレ、朝香>牧名という序列がハッキリしていてよかった。
(※階段降りは、
柑奈→悠浦(代役:愛瀬)→真麻&恋羽→折原&牧名→桐生→高世→朝香→桜花
だったと思う。自信はないけど)
配役の上で、牧名さんが桜花さんの相手役となることが多いが、
かといってトップ娘役たる朝香さんがないがしろにされている訳ではなく好感。