星くず雑記

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靖国神社:みたままつり2010

2010年07月15日 22時03分24秒 | 日常生活
今日は、授業もテストもレポート〆切も無い、
休日でしたので、靖国神社の「みたままつり」に行ってきました。
感想を一言で述べると、
慰霊の提灯・雪洞が灯されている以外は、普通の賑やかなお祭りでした。

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数年前の7月、みたままつりの直前頃に参拝し、
永代供養の灯籠に衝撃を受け、ぜひ行きたいと思っていました。

いつも利用する駅に原幹恵さんのポスターが貼られ、
(※原さんは少年チャンピオンによく登場する)
またお堀で灯籠流しが行われたニュースが、直接のきっかけです。

神保町の古書店を巡った後、浴衣に着替えて、靖国神社へ。
予想に反して、若者がかなり多かったですね。
近隣の大学(法政大・専修大・東京理科大)から
学校帰りに来てるのかな?

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日没が近づくにつれ、黄色い提灯の灯りが浮かび上がってきます。
提灯には有名・無名企業から、政治家をはじめ著名人、
そしてご遺族とおぼしき一般人まで名前が書かれ、
他にも、全国各地の遺族会が、
そして旧日本軍の戦友会・同期会のものがやはり目を引きます。
ネットで有志が集って献灯した提灯もありました。
(ただし、やり過ぎ感のある団体も…うーん)
ご遺族の方が、どのようなお気持ちで永代献灯なさったかと思うと、
胸が切なくなります。

境内は飲食不可と、警備員が注意を呼びかけていました。
門には七夕飾りのようなものが吊るされています。
後で見たら、宮城県護国神社からの奉納でした。

境内には小さい提灯と、著名人が書いた大きめの白い雪洞が灯されています。
相撲界のところは、なんだか複雑な気持ちに。
やはり、カラフルな絵は良いですね。
女系天皇容認の小林よしのりセンセーのは見つけられなかったです。
※7/16追記
李登輝氏の雪洞もあったそうです。見逃したのが残念
※追記ここまで

帰りに豚玉食べて、レトロなお化け屋敷行ってから帰宅。
白鳩がいないのが、本当に残念でした。

浴衣で来たお嬢さん達もかなり多かったのですが、
混雑で帯がとんでもないことになっている人多数でした。
(友達に結び直してもらってる人もいた)
でも、伝統衣装を、特別な時だけでも着るのは良いこと。

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「みたままつり」は、戦没者(ご英霊)の供養のため
戦後始められたお祭りです。
なので、「昭和臭」が漂っています。

若者が多いのは超予想外でしたが、
「英霊の御霊をお慰めする」祭りであることを思えば、
普通に楽しむべきお祭りなんでしょうね。
ご英霊も大半が若い方なので、こういう賑やかなお祭りは
きっと楽しんでいただけることでしょう。

ところで境内のステージ(能楽堂)で、
軍歌の奉納が行われていましたが、こちらは高齢者・中高年ばかり。

私は、靖国神社は左翼の攻撃対象でも、
また右翼の崇拝対象であってもならないと思っています。
国民誰もが、国の為に亡くなられたご英霊に対する素朴な敬意と感謝を示し、
そして日本に誇りを持ち、その安寧と平和を祈ることができる場所である為には、
靖国神社側も努力しなければいけないでしょうね。
これから先、旧日本軍OBや、英霊に近しいご遺族も
確実に減っていくしかないのですから。

軍歌奉納に若者がいないことを見れば、
みたままつりが「楽しむ為の祭り」とは言え、
この神社の行く末が心配でたまりません。
神社側も、夏休み中、遊就館参観無料(子供のみ)等工夫はしているのですが…

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地元の地方議員が、献灯しているのを発見し、
彼への好感度が上がりました。
あと、谷垣禎一氏は、京都府遺族会の会長だそうです。
ということは、戦没者が親族にいらっしゃるのでしょうか。

<image src="http://img.yaplog.jp/img/02/pc/m/i/c/michiko-star/0/358.jpg" width="300">

ところで、菅直人は、靖国参拝しないことを明言しました。
彼の政策の為に、文字通り命を捨てようとする人はいないでしょうね。
ちなみに、彼の敬愛する高杉晋作は、
靖国にお祀りされています

※7/19追記:写真を追加しました。