酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

酒の陳列

2008-02-28 06:58:58 | 酒販店売り方アイデア
お早うございます。中小企業診断士 中原央です。
昨日は曇り?なんて書きましたがとんでもない。朝から良いお天気でした。その代わり寒かった。それに、2・3日前に春の「様相を」とも書きましたがそれ以来ずっと寒いです。

さて気を取り直して、時にはコンサルらしいことも書いてみましょう。
酒屋さんでのコンサルティング、特に販売提案をするときに、棚の使い方が雑だなと感じることが良くあります。

次の2枚の写真を見てください。参考事例としてパック酒の陳列棚を表示してあります。
     


一目瞭然だと思いますが、左の陳列棚はばらばらで、訴求する意思がまったく感じられません。同じ要領のパックのフェイスが違うだけで、適当にゴンドラの中に押し込んだだけという感じです。
右側の棚は特に下から2段目の2Lパックと、その上の900mlパックが同じ銘柄で揃っていて、うまくシンクロしています。

左の陳列棚では、視線があっちゃこっちゃに動いてしまい(動かさないとわからない状態)、探しているお酒が容易に見つかりません。非常に不親切で、売り場担当者はお酒の知識がないか、何も考えていないと推測できます。
また右の写真は、下の段に2.7Lの大容量パック、2段目に2L、3段目は900ml、4段目はさらに小さめのアイテムと、下から上に向けて大きいサイズから小さいサイズへと流れを作っています。
左の写真は品種が異なる瓶酒が混ざっていることと、一番上の段に大容量のアイテムを陳列し、圧迫感があります。正直わけがわからん陳列です。

基本中の基本のひとつですが、一番下に大容量のアイテムを、上に行くに従って小容量を配置する、同じ会社の同じ銘柄は、縦のラインでそろえる、これをやるだけでもお客様の印象は変わります。
チェーンオペレーターでは、この程度のことはできていて当たり前のレベルですが、独立系の酒ありスーパーさんや、SC出店の酒屋さんは、ぜひ陳列の点検をしてみてください。