前期の大学の授業も無事終了し、ながーーい休みに入った私。
休みに入ってテンションが上がるものの、休み=収入無し のわけで・・・。
本当はあんまし喜んでもいられない状況。
ところがです!
実はここへ来て新たなステージへと進む予感です。
なにが進み出したかというのを順追ってご説明します(笑)
実は先月、元同僚の優秀な技術者である29歳男子を私が所属する派遣会社に引き抜いた。
所属する会社の待遇があまりにも悪い為、どうせ大手にSEとして派遣されるのならば、別の会社から派遣された方がいいのでは?と思い、私に転社の相談をして来たのだった。
男子から転社の意向を聞かされ、自分が所属する派遣会社を紹介し、担当を引き合わせたのだが、その際、元同僚の意向(年収アップ)を派遣会社側に呑んでもらうよう依頼した。
何故なら、彼を引き抜く事により、今まで取引出来ていなかった大手と口座が開ける道が約束されていたからだ。
男子は、一般登録者としてではなく、(私が所属する)派遣会社の社員として受け入れられ、年収も大幅にアップ。
派遣会社側も、取引出来ていなかった大手ITと新規口座が開け、Win-Winでめでたしめでたし となった。
「M下さんがいなかったら○○さんを獲得する事ができなかったわけですからね!○○さん獲得=新規口座開設 となったわけですから、これはすっごい事ですよ!」
聞けば、今まで何度となく営業を掛けても、そのIT企業は口座を開いてくれなかったらしい。
派遣会社にとってクライアント開拓は何よりも重要案件である。
登録者ばかり何万人抱えていようと、派遣先がない事には売り上げは見込めない。
けれど、今回の引き抜きにより、年間数百、数千万の売り上げが確保出来たことになるのだ。
更に次の展開があり、その男子一人を引き抜いた事により、同じ会社に所属する他のメンバも
「んじゃ僕も!」と手を挙げたのだ。
手を挙げたのは、フロア一イケメンだったN田君と、去年子供が生まれたばかりのH君の2人。
引き抜いたF川君同様、彼らも私と仲の良かった面々である。
みんな口々に、
「M下さんがいる会社なら僕も入りたいです」と言ってくれている。
派遣会社からすれば、口座が開けただけでなく、優秀な技術者を一気に3人確保出来たことになる。
既にこの時点で、3人分の売り上げが入る事が約束されたのだ。
そして、仲の良かった男子3人とも、所属する会社より格段にでかい会社の社員の道が開けたのだ。
よかったね~みんなぁ って事なのだが・・・・
残されたこの私。
私は、皆にいい話を提供しただけで、んで?
私は今のまま、一般派遣の登録者で?で?前期が終わって、んで?
後期の授業再開までお仕事が与えて貰えないというしょぼい事態になっちゃうわけ??
「何言ってるんですか!違いますよ!我々と一緒にお仕事しましょう!」
「は? あの・・・それって・・・・つまり・・・?」
「M下さんもうちの社の社員として活躍してもらうに決まってるじゃないですかぁ!!」
「・・・・ま・・・マジで?」
「勿論マジです!」
「え・・・でも、私社員にしてもらったとしてもですよ?彼らと違って今更ITの最前線に派遣されても役に立たないと思うんですけど・・・・て言うか、クライアントがこんな年の人はアカン!って言うと思うんですが・・・」
哀しいかな、日進月歩のIT業界。
一流の技術者であっても、現場から半年離れるだけで使い物にならない と言われるのが常である。
ましてや、年齢も年齢。
彼等のように若ければ、ブランクも取り戻せる(その場合も一流に限り)が、今更私が技術者として、ましてや、大手の最先端のシステム相手に仕事が出来るわけがない。
IT知識のまるでない学生相手にOfficeを教えてる類のスキルとはとんでもなく異なるのだ。
元々、一年前までいたあの場所・・・・。
よくもまぁあの企業のあの部署で仕事が出来てたわぁ・・・と思えるほど、あの場所にいられた事自体が奇跡だったのだ。
絶対に絶対に無理!
私が現場で技術者として立ち振る舞えるはずがない事は誰よりも私が一番よく分かっている。
「いやいや 違いますよ。M下さんは内勤です」
「え?内勤・・・?」
「そうです。クライアント先に派遣前の登録者さん達を教育してもらう人ですよ。社内のトレーナーとしてですよ」
「あ・・・もしかして1年前チラッと話が出てた・・・」
「そうです!その例のプランですよ!」
今の派遣会社に登録して間もない頃、
「社内に教育部署を立ち上げたい。立ち上がった場合はトレーナーとして活躍してもらえませんか?」みたいな話があったなぁ・・・
ま、いいお話だけれど、世界でも有数の派遣会社の社員になんてなれるわけがないし、と、一旦はテンションが上がったものの、んなウマい話にはなんないわな・・・と忘れかけていた案件である。
聞けば、その担当を含め、社内では諦めていなかったらしく、来るべき時を待ってたんだとか。
(本当かよ(笑))
「いやぁー正直、一年前このプランを部下から提案された時、ゆっちゃあなんですが、50歳の女性の方を推薦・・・ってのは無理かなぁって思ってたんですよ。だけど、絶対にこういうミラクルをM下さんがやってくれるって信じてました(笑)僕を含め、僕の部下もみんなそう信じてました。」
あ、申し遅れましたが、私の担当は名古屋支社のマネージャーでして。
名古屋支社では一番偉い人になるわけだが、大学の案件を貰った時から、何故か私の担当はマネージャーに変更されていた。
「この一年間見させてもらいました。何故、部下があなたを推薦したのかをたっぷり見せて貰いました(笑)いかに可能性を秘めているのかを僕自身実感しました。いやぁー凄いですよ」
担当のマネージャー曰く、何の役職もない私を頼り、彼ら3人が移って来たという事実が物語っているそうだ。
つまりそれは、確固たる信頼関係、人間関係が構築されているという事であり、イコール、この人を確保する事により、楽に、そして確実に彼ら3人を管理できる
と、外資らしい超ビジネス的な考えで判断したのだ。
今回の私の功績は、私の社員推薦への大きなアドバンテージとなったらしい。
実は、大学講師の件も、今後のビジネス展開を考えた上でのステップだったとの事。
どこかのタイミングで私を社員に引き入れた場合、講師のスキルを身に着けさせておけば、それが将来的に役に立つと踏んでの事だったと、この時初めて聞いた。
経験させておけば、トレーナーとして迎え入れた場合、私が講師を育成し、量産できる。
量産できれば、大学講師をガンガン派遣するというビジネスが成立する。
「へぇ~ だてにマネージャーやってないですねぇ(笑)」
と私が感心すると
「あったりまえじゃないですかぁ!これでも結構考えてるんすよ(笑)」
この私の担当である名古屋支社のマネージャー。
実は私の旦那と同じ年。
旦那に接してるのと大して変わんない感じで、平気で上から目線で接してたのだが、それも功を奏していた。
「だってねぇ、今更僕にエラそうに接して来る人っていないんですよ。だって、幸か不幸か名古屋では僕が一番偉くなっちゃってるんですから。それってね、自分にとって決して良い事ではないんですよ。だって、それ以上伸びる事ができないですからね」
「・・・だけどさ・・・もしも、ウマい事話が進んで、で、私が無事社員になれたとしてよ・・・そうなると、そこからは私は部下になるわけですよね?」
「ああ・・そうですね。そうなりますね」
「ええええ って事は、今迄みたいに気楽に、しかも 上から目線で接しれないって事じゃん!」
「あははは そうなりますねぇ。覚悟してくださいね。そこは頼んます(笑)」
「うわあぁあ それ妙なプレッシャーだなぁ・・・」
「はははは」
とまぁ、とりあえず派遣会社の社員になれる入り口に立てたわけですが、まだまだ結果が出るまでは安心できません。
喜ぶのはまだ早い。
まだ決定してるわけじゃないんだから(笑)
しかし・・・・もしも無事なれたとしたら・・・・
うわぁ・・・51歳にして外資系派遣会社の社員?
うわぁ・・どうしよ。
・・・アカンアカン 結果が出るまでぬか喜びはやめておこう。
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休みに入ってテンションが上がるものの、休み=収入無し のわけで・・・。
本当はあんまし喜んでもいられない状況。
ところがです!
実はここへ来て新たなステージへと進む予感です。
なにが進み出したかというのを順追ってご説明します(笑)
実は先月、元同僚の優秀な技術者である29歳男子を私が所属する派遣会社に引き抜いた。
所属する会社の待遇があまりにも悪い為、どうせ大手にSEとして派遣されるのならば、別の会社から派遣された方がいいのでは?と思い、私に転社の相談をして来たのだった。
男子から転社の意向を聞かされ、自分が所属する派遣会社を紹介し、担当を引き合わせたのだが、その際、元同僚の意向(年収アップ)を派遣会社側に呑んでもらうよう依頼した。
何故なら、彼を引き抜く事により、今まで取引出来ていなかった大手と口座が開ける道が約束されていたからだ。
男子は、一般登録者としてではなく、(私が所属する)派遣会社の社員として受け入れられ、年収も大幅にアップ。
派遣会社側も、取引出来ていなかった大手ITと新規口座が開け、Win-Winでめでたしめでたし となった。
「M下さんがいなかったら○○さんを獲得する事ができなかったわけですからね!○○さん獲得=新規口座開設 となったわけですから、これはすっごい事ですよ!」
聞けば、今まで何度となく営業を掛けても、そのIT企業は口座を開いてくれなかったらしい。
派遣会社にとってクライアント開拓は何よりも重要案件である。
登録者ばかり何万人抱えていようと、派遣先がない事には売り上げは見込めない。
けれど、今回の引き抜きにより、年間数百、数千万の売り上げが確保出来たことになるのだ。
更に次の展開があり、その男子一人を引き抜いた事により、同じ会社に所属する他のメンバも
「んじゃ僕も!」と手を挙げたのだ。
手を挙げたのは、フロア一イケメンだったN田君と、去年子供が生まれたばかりのH君の2人。
引き抜いたF川君同様、彼らも私と仲の良かった面々である。
みんな口々に、
「M下さんがいる会社なら僕も入りたいです」と言ってくれている。
派遣会社からすれば、口座が開けただけでなく、優秀な技術者を一気に3人確保出来たことになる。
既にこの時点で、3人分の売り上げが入る事が約束されたのだ。
そして、仲の良かった男子3人とも、所属する会社より格段にでかい会社の社員の道が開けたのだ。
よかったね~みんなぁ って事なのだが・・・・
残されたこの私。
私は、皆にいい話を提供しただけで、んで?
私は今のまま、一般派遣の登録者で?で?前期が終わって、んで?
後期の授業再開までお仕事が与えて貰えないというしょぼい事態になっちゃうわけ??
「何言ってるんですか!違いますよ!我々と一緒にお仕事しましょう!」
「は? あの・・・それって・・・・つまり・・・?」
「M下さんもうちの社の社員として活躍してもらうに決まってるじゃないですかぁ!!」
「・・・・ま・・・マジで?」
「勿論マジです!」
「え・・・でも、私社員にしてもらったとしてもですよ?彼らと違って今更ITの最前線に派遣されても役に立たないと思うんですけど・・・・て言うか、クライアントがこんな年の人はアカン!って言うと思うんですが・・・」
哀しいかな、日進月歩のIT業界。
一流の技術者であっても、現場から半年離れるだけで使い物にならない と言われるのが常である。
ましてや、年齢も年齢。
彼等のように若ければ、ブランクも取り戻せる(その場合も一流に限り)が、今更私が技術者として、ましてや、大手の最先端のシステム相手に仕事が出来るわけがない。
IT知識のまるでない学生相手にOfficeを教えてる類のスキルとはとんでもなく異なるのだ。
元々、一年前までいたあの場所・・・・。
よくもまぁあの企業のあの部署で仕事が出来てたわぁ・・・と思えるほど、あの場所にいられた事自体が奇跡だったのだ。
絶対に絶対に無理!
私が現場で技術者として立ち振る舞えるはずがない事は誰よりも私が一番よく分かっている。
「いやいや 違いますよ。M下さんは内勤です」
「え?内勤・・・?」
「そうです。クライアント先に派遣前の登録者さん達を教育してもらう人ですよ。社内のトレーナーとしてですよ」
「あ・・・もしかして1年前チラッと話が出てた・・・」
「そうです!その例のプランですよ!」
今の派遣会社に登録して間もない頃、
「社内に教育部署を立ち上げたい。立ち上がった場合はトレーナーとして活躍してもらえませんか?」みたいな話があったなぁ・・・
ま、いいお話だけれど、世界でも有数の派遣会社の社員になんてなれるわけがないし、と、一旦はテンションが上がったものの、んなウマい話にはなんないわな・・・と忘れかけていた案件である。
聞けば、その担当を含め、社内では諦めていなかったらしく、来るべき時を待ってたんだとか。
(本当かよ(笑))
「いやぁー正直、一年前このプランを部下から提案された時、ゆっちゃあなんですが、50歳の女性の方を推薦・・・ってのは無理かなぁって思ってたんですよ。だけど、絶対にこういうミラクルをM下さんがやってくれるって信じてました(笑)僕を含め、僕の部下もみんなそう信じてました。」
あ、申し遅れましたが、私の担当は名古屋支社のマネージャーでして。
名古屋支社では一番偉い人になるわけだが、大学の案件を貰った時から、何故か私の担当はマネージャーに変更されていた。
「この一年間見させてもらいました。何故、部下があなたを推薦したのかをたっぷり見せて貰いました(笑)いかに可能性を秘めているのかを僕自身実感しました。いやぁー凄いですよ」
担当のマネージャー曰く、何の役職もない私を頼り、彼ら3人が移って来たという事実が物語っているそうだ。
つまりそれは、確固たる信頼関係、人間関係が構築されているという事であり、イコール、この人を確保する事により、楽に、そして確実に彼ら3人を管理できる
と、外資らしい超ビジネス的な考えで判断したのだ。
今回の私の功績は、私の社員推薦への大きなアドバンテージとなったらしい。
実は、大学講師の件も、今後のビジネス展開を考えた上でのステップだったとの事。
どこかのタイミングで私を社員に引き入れた場合、講師のスキルを身に着けさせておけば、それが将来的に役に立つと踏んでの事だったと、この時初めて聞いた。
経験させておけば、トレーナーとして迎え入れた場合、私が講師を育成し、量産できる。
量産できれば、大学講師をガンガン派遣するというビジネスが成立する。
「へぇ~ だてにマネージャーやってないですねぇ(笑)」
と私が感心すると
「あったりまえじゃないですかぁ!これでも結構考えてるんすよ(笑)」
この私の担当である名古屋支社のマネージャー。
実は私の旦那と同じ年。
旦那に接してるのと大して変わんない感じで、平気で上から目線で接してたのだが、それも功を奏していた。
「だってねぇ、今更僕にエラそうに接して来る人っていないんですよ。だって、幸か不幸か名古屋では僕が一番偉くなっちゃってるんですから。それってね、自分にとって決して良い事ではないんですよ。だって、それ以上伸びる事ができないですからね」
「・・・だけどさ・・・もしも、ウマい事話が進んで、で、私が無事社員になれたとしてよ・・・そうなると、そこからは私は部下になるわけですよね?」
「ああ・・そうですね。そうなりますね」
「ええええ って事は、今迄みたいに気楽に、しかも 上から目線で接しれないって事じゃん!」
「あははは そうなりますねぇ。覚悟してくださいね。そこは頼んます(笑)」
「うわあぁあ それ妙なプレッシャーだなぁ・・・」
「はははは」
とまぁ、とりあえず派遣会社の社員になれる入り口に立てたわけですが、まだまだ結果が出るまでは安心できません。
喜ぶのはまだ早い。
まだ決定してるわけじゃないんだから(笑)
しかし・・・・もしも無事なれたとしたら・・・・
うわぁ・・・51歳にして外資系派遣会社の社員?
うわぁ・・どうしよ。
・・・アカンアカン 結果が出るまでぬか喜びはやめておこう。
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