春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

鴻巣花キ市場

2018-10-17 | 植物、花
市場は月 水 金の3日がせり落としの日で、後はお休みの日です。昨日は休日。
休日でも中を事務所に頼めば業者は見せてくれるし、案内もしてくれます。 仲間と場内を見る。流し撮りです。よろしく
ダイモンジソウ シクラメン フォーチュンベゴニア コスモスなどなど





      

正月用の名札の展示で、見本を業者の方が付けて2階に展示中。

  

どの市場でもカーゴ車は大切な運搬車。 まだ新しくとても綺麗で
許可を得て動かしてみました。 とても軽いです。 今日出向いた大田花キ市場のとは違います。



     


台車カーゴに積まれる鉢物

    


展示場に置かれた多肉植物の寄せ植えですが
見ていかがですか?まだほかにありますが、3点だけで。


  




打ち合わせを終わり2時ごろに鴻巣を後にしました。訪問ありがとうございました。 安行の皆さんお疲れ様でした。








大温室が並ぶ、鴻巣街道

2018-10-17 | 植物、花
昨日、鴻巣の園芸所に打ち合わせに出向く。秋口から冬の時期、来年の正月、
さらに初春ごろまでの期間の鉢に入る植物の種類の確認のための打ち合わせです。 花物や鉢物は売れ出される前の1~2ヶ月の
動向が大切で、あくまでも気候にもよりますが、あらかじめ流れを決めとくのが原則で、当然変更もあります。安行花キ部の営業部長も来社です。

この日は場所は違いますが多肉植物の会社の仲間のトップや専務も他の園芸所に出向いてます。
鴻巣は県下でも花の栽培や流通はトップクラスです。 この場所は鴻巣市場の近くで、通りに面した両脇には大温室が、遥かかなたまで続きます。
ほんの一部分ですが見てください。セントポーリアやオキザリスなどが鉢に植えられ小苗をこれから生育して発注を全国にいたします。









     


  


外にはオキザリスの苗、


 


 


白物のプラ鉢の苗木が温室に所狭しと並んでます。




 


鴻巣地区の花市場は通称フラワーセンターと呼ばれ、17年前に
開業した市場でまだ新しく、鉢物の植物だけをセリ物として市場に出してます。切り花はありません。 その前の通りを大温室通りと呼び
県下一番の園芸場が連なってます。  




  










ケヤキの巨樹 40 生き続ける

2018-10-16 | 巨樹
10月9日の府中の撮影です。 府中市宮西町の矢島稲荷の大ケヤキは
推定樹齢800年 幹周り9.5m 樹高17m ケヤキの巨樹は都内でも2番目の幹周りですが見てのとおり、尋常な姿立ちだは
ありません。 天保、安政、昭和の3度の大火に会いそのたびに修復されて、今では周りをブロックに囲まれ環境が良くありませんが
それでも生き続けてます。  個人の土地の駐車場の中央にあり、昔からある矢島邸のお稲荷様の御神木になってます。

ブロック塀が作られた理由は車が巨樹やお稲荷様のお社に接触しないようにと思われます。
樹木は一般に通風も生きる道、今や造園の立場から見る限り環境が悪く、樹皮が割れ始めてます。
また回りには破損物や切り倒された大枝 幹、などが散乱してます。









切断された巨大な幹がケヤキの巨樹の根元に置かれて、根廻を圧迫してます。
このような状態で東京都の天然記念物から外されて、府中の天然記念物になってしまいました。
東京都の天然記念物には環境課から育成の補助金が下りるのですが、府中市の対応は今ではどうなってるのでしょうか?



  

府中街道の脇の小道に入り口があります。この中に巨樹があるとは
数十年前にきたときは迷ってしまい、ウロウロした過去をいつも来る度に思い出します。許可を得て立ち入ってます。



     


幹株が2対に別れ、根元の巨大さが余計にわかります。




庭を出て小さな通りからの眺めで巨大さがわかります。下の写真の左側の幹が
酷く損傷してます。中がケヤキ特有の腐りが発生して空洞化して、それが樹皮の部分まで損傷してます。それでも生き続けてますが、
とても心配です。かつて有名なケヤキの巨樹はこのような状態から姿を消していきました。



 


去年の冬の姿2月です。


  





チランジア キアネア 花アナナス

2018-10-15 | 多肉植物

鮮やかな美しい花序(苞葉が変形)そこから淡いブルーの花を咲かせる
花アナナス、寄生植物で根を岩や樹木に絡ませて生き続ける、着生植物はいわゆるチランジアと言われ、
多くは水分を根から吸収するよりは、葉に付いてるトリコームと言われる、繊毛から水分を吸収いたします。

自宅のは着生根が多く、すべてミズゴケに包み、3本同時に黒プラに植えてます。長い間、花を続けて咲いてくれてます。











  

乾燥に極めて強く、気温も5度ぐらいでも耐えられる多肉植物の
仲間です。 花屋の店先では観葉植物として売られてます。 冬でも緑の葉を見せて、玄関先でもアクセントにとてもいいです。


  

花序から直接、花弁を吹き上げます。蕾などは見ることが出来ません。
花が咲くのが急に開花の状態です。2日ぐらいで花弁が弱くなり、終焉をいたします。はかないですが花よりは花序の
美しさに魅力を感じる人が多数います。 黄色の色彩もあります。 多肉植物の多くが今頃から成長期に再び入りました。











生きる宝石、コノフィツム リトープス

2018-10-14 | 多肉植物
夏の蒸し暑い季節から休眠をさめて、秋から春にかけて
生育して、今頃の時季に花を咲かせるメセン類、自生地は荒涼たる平地に埋もれるように、生育するメセンたちは
鮮やかに色を増し、来年の春頃まで成長を続けてくれます。 今年の夏の猛暑は沢山の植物たちには試練でした。
栽培をしてる、多肉植物、サボテンなどはいつのも夏よりは栽培が大変でした。 成長の季節、皆さん
元気で育てましょう。

実生苗のリトープスの玉彦、ピンクのオペラローズ2年もの、元気に成長して花を咲いてくれてます。










コノフィツムの紫の上、リトープス、ダイカンギョク。








   

毎年成長しながら株を増やすことが出来ます。自分は脱皮する皮は無理に
剥がすことはしません。自然のあるがままに、移植は1年に1回だけ、成長する根は鉢の中で充分に育て丈夫な株に育て上げる
、これを基本としてます。冬の姿の美しいメセン類、窓の模様や株の色は千差万別。



 






イタリア ジロマジ社 サボテン

2018-10-13 | サボテン
ヨーロッパではオランダがサボテン、多肉植物の輸出、生産が1番
と言われてますが今回イタリアから、ジロマジ社が幕張メッセの展示場にブースを設け展示してます。昔ですがジロマジ社から輸入苗を
購入した経緯があります。 ジロマジ社は今や業界のリーダになり世界の市場に輸出してます。価値の高いサボテン、多肉植物 
の種類をセレクトすることに成功してイタリア、世界市場において重要かつ価値の高い企業に成長いたしました。

展示してるサボテンは綴化、テッカ。本来、成長点は真上に一つですが、まれに成長点が横に広がり、成長を続け
次第にうねる様な姿になることを、テッカと呼んでます。サボテン、多肉植物、両者に出てきます。





ノトカクタス属の金晃丸のテッカです。成長点が横に広がりうねる
様に成長してるのがわかります。





エキノプシス属のテッカです。





はじめて見た、レブチア属の宝山のテッカ、正直驚きました。赤いのは何かと
尋ねてみました。通訳者がいて、これは成長点の色で横に広がらずに、成長点が複数に割れてこの形になる。





 

展示してるサボテン、多肉を羅列してみます。


        


  

上部右側が真紅の色彩のスルコレブチア属のパープルラウシーはジロマジ社の栽培品の輸入品で、すでに自宅で10年以上の古株です。




値段表がついてますがすべて展示前にケースごと買い手がついてます。
驚くほど安価で大きなエキノプシス属の大株のテッカが3600円こんな値段でした。
今では輸入業者に頼めば海外のサボテンも手に入れられますが、大昔40年ほど前にパラガイのサボテン栽培所に直接頼んだ自分は羽田空港の植物検疫所で
待ち、検査待ちでオーケーをもらいサインをして受け取った過去があります。忘れもしません。また到着して土がついたり、根に病気持ちと
判断されて焼却処分にされた、懐かしい過去がありました。 大昔ですよ。



ジロマジ本社,
敷地内の広さは東京ドームの広さがあります。またカタログ、写真を頂きました。久しぶりの大満足をして帰宅しました。有難うございました。 10月10日


  


   






















幕張メッセ 国際フラワー&プランツEXPO

2018-10-12 | 植物、花
10月10~12日まで開催のガーデンとフラワーを10日に見に行く。
招待券が毎年届くので、2年ぶりに親方と同行して幕張メッセに出向く。1日ではすべて見られないので気に入ったブースだけ
見て歩く。フラワー&プランツ部門200社、ガーデン部門250社。 フラワー部門では入り口の中央にケニアからの出品のバラの切花が特に目立ちました。
商談のための展示会と歌ってますが?
  
今ではケニアのバラ生産はインド、韓国に次ぐ世界の中で3位の輸出国、ケニア政府は花産業に対して奨励、保護、
政策をとってます。 ケニアは人件費の安さ、恵まれた気候、治安の良さの観点から、ここ20年急速に花キ産業が
成長してきました。
 













   

バラ花のブースは2箇所に分かれてますが、見たバラだけ載せてます。

     


ガーデン部門には大勢の人たちで埋まってます。今では培養関係、配合土、自然にやさしい
殺虫剤、農業の部門には大規模な農園にはドローンでの散布、見たこともないようなハイポや土壌改良の画期的な液体、開発中の
新作の栄養剤など見るべきものが満載でした。 



   


   

農業関係では今や各社の大中小のドローンの展示がたくさん。空中からの散布。






 
安行事務所からの報告終了です。

 




上野不忍池 果托の表情 3

2018-10-11 | 水生植物
すでに上野不忍池のハス花も終わり、華やかな彩を見せてくれた
ハスの大葉も次第に縁取りを茶に染めて、果托も種を窓からこぼし、濃い茶に染まり最終の形になってきました。
いずれは首もとの茎が折れて、水面に落ち仏教的には不浄の土に返ります。 そして次の時代のハスのための生きる糧になります。









果托の表情は種を残す物、すでに種を窓から落とした物、果托に成らなかった物,
水面に浮かぶ果托、沢山の表情です。




          




8月のハス花の沢山の満開のハス田、撮影はお盆の季節の時季、仏教の大切なハス、
お釈迦様の誕生地に咲く、ハス花、季節は巡る。






 

シマサルスベリ 不忍池辺 4

2018-10-11 | 樹木
9日の撮影です。 上野に来れば不忍池の辺のシマサルスベリの場所に
足を運びます。 7月、8月は樹皮の色が鮮やかな夏の色、斑樹皮が剥げる最中はその色が白色が目立ってましたが、
すでに今では秋の色に樹皮が変わってました。 秋から冬に変わる時期は、樹皮が茶に変化してゆきます。

すでに不忍池にはハス花は無く、名残の果托が一面風に揺られ秋の風景です。季節の移ろいは足早です。












  

枝には実が沢山生ってます。



7~8月には沢山の白花を咲かせ見事な白色の樹皮、剥げ落ちるまだら模様の樹皮が
目立ち、夏の島百日紅の景色を見せてくれてました。


  




今の季節の眺めです。他の場所のシマサルスベリも載せてます。 



          


池の奥からの眺めです。 

  

池の辺には、吹く風が夏とは違い、秋風、むせ返るようなハス田特有の匂いはすでに、過去のものでした。
いつものように滑らかな樹皮にそっと手を触れて、確かめました。 安行事務所。




クスノキノ巨樹 39 上野東照宮

2018-10-10 | 巨樹
東京都上野公園内にある、上野東照宮には樹齢600年、幹周り8m
、樹高25mの楠の木の巨樹が御神木として、東照宮創建以前からこの地を見守り続けてる上野の祖木です。

御神木である大楠は1本立ちの樹木で威風堂々と、圧倒的な迫力で上野の山一の樹木として崇められてます。
この巨樹を見るためには拝観料を納め、中に入らなくてはいけませんが、姿立ち、太さ、樹皮の色、都内では屈指の巨樹と言えます。見る価値は
十分にあります。
透塀内や周りには樹木がありません、石灯籠の近くにこの楠の木が1本あるだけで、余計目立ちます。









巨樹の楠木と上野の山のイチョウの巨木が見えます。


         


上野公園の表参道から入ります。この数年外国の人に大人気の社寺仏閣、驚くほどで
昔を知る人には驚きです。 この場所は人がまばらな時季が多く、今のこの混雑は尋常ではありません。


石造りの一の鳥居
を進み、水舎門、結界が設けられここからは邪悪なものたちは入れません。 すぐ左手は有名なボタン園、今はダリア展です。
さらに進むと両脇が石灯籠、進んで行けば、銅灯籠、そして透塀の閉められてる、唐門です。



     


拝観料を払い中に、透塀の入り口から中に、唐門の極彩色、金色堂のまばゆい位の
姿。  目の保養をさせてもらいました。 



        










唐門の極彩色、確か5年ぐらい前に唐門の工事が行われたのを覚えてます。数年かけて行われ
2年前に工事が終わったと思われますが?  この日は午後、目いっぱい上野を散策、