北朝鮮には強制収容所があり、大勢の政治犯が強制労働をされている。
我々日本人にとって、このことは常識と化しているが、実のところ、これは不正確な説明だったりする。
「西側のプレスは政治犯用ノラーゲリには20万人が収容されていると報じた。
これは3-5年前の話だ。今、この数字を西側は10万人から12万人と報じている。
つまり状況は改善されたということになる。
この数字が事実だと受け止めたとしても、
北朝鮮は政治犯の数をほぼ半分に減らしたことになるではないか。
このほか、西側のプレスには、政治犯収容ラーゲリの多くが居住区に姿を変えて、
柵が取り除かれ、市民は普通の農村のように暮らしており、畑で働いていると報じている。
おそらく彼らは移動にある種の制限はあるものの、
今まであったよりもずっと柔軟な体制で暮らしているのだろう。
他の言葉でいいかえると、この分野では目だった進展が見られるということだ。」
(ロシア科学アカデミー極東支部、朝鮮調査センターのアレクサンドル・ジェビン所長の発言)
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2015_03_04/283188595/
3~5年前と言えば、金正日政権から金正恩政権に移行した頃だ。
つまり、欧米メディアの情報を基本資料にしても、
金正恩政権になってから、政治犯の数は半減しているのである。
日本のメディアはこの説明を省略している。
だから、何だかよくわけのわからん軍事国家が自国の国民を刑務所に閉じ込めて
拷問したり餓死させたり、奴隷労働をさせたりしているんだろうと思うのも無理もない。
「政治犯収容ラーゲリの多くが居住区に姿を変えて、
柵が取り除かれ、市民は普通の農村のように暮らしており、畑で働いている」
これを知っているかどうかでイメージが変わるのではないだろうか?
加えて、北朝鮮の人権問題を語る上で欠かせないのが、
10年以上前に北朝鮮から逃げてきた人間の言葉が根拠になっているということだ。
しかも、重要な証言者と言われた申東赫(シン・ドンヒョク)の証言に
多くの嘘が混じっていたことが、最近、判明した。
「つい先日、西側のプレスを騒がせたニュースはこの人権理事会の主要な証言者であり、
『第14ラーゲリからの逃走』の主人公として名高いシン・ドンヒョクが
実は嘘の証言をしていたというものだった。
この事実は米国マスコミでさえも認めた。シンは多くの事実を歪曲していた。
収監されていたというラーゲリでさえ、違う場所だったことがわかっている。
西側ではすぐさま、脱北者らの証言への信頼を損ねるものという記事が多く出された。
つまり北朝鮮の人権分野の調査活動の土台、そしてもちろんこれを土台にして
採択された国連総会の決議が疑問の余地ありということになったのだ。」
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2015_03_04/283188595/
この事件は、あの産経ですら認めざるを得なかった。
「シン氏はこれまで、完全に統制された政治犯収容所「14号管理所」で生まれ育ち、
20代前半で脱出したと証言。体験を描いたドキュメンタリー映画も製作され、注目を集めた。
だが最近、北朝鮮で暮らした時期の大半は、
比較的統制の緩い別の施設に収容されていたことを明らかにしたという。」
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200005-n1.html
実はシン氏の映画や本は、
反共左翼によって翻訳・製作されていた。
(反共左翼:本質が反共のため、場合によっては右翼と協力して排除運動を行う左翼集団)
映画は民団(韓国政府が実権を握っている在日コリアン団体。反共保守団体として有名)や
アムネスティインターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチングがスポンサーだった。
自叙伝は反共左翼の出版社で有名な白水社から発売されている。
そして、この映画は極右雑誌の『正論』で絶賛されている。
私が言いたいことがわかるだろうか?
左翼が作ったデタラメ映画が右翼によって宣伝されているのである。
つまり2人は同じ穴のムジナだ。ここまで日本の左翼は堕ちているのである。
北朝鮮の刑務所で人権侵害が行われているであろうことは、恐らく事実だろう。
日本やアメリカ、イギリス、フランスのような自称民主主義国家ですらあるのだから。
しかし、情報は情報であり、正確に伝えなければならない。
人権問題に限っては、北朝鮮はむしろ核問題よりも自主的に改善が模索されている。
シン氏が脱北した2005年、金正恩は大学生にもなっていなかったという。
つまり、金正恩にとっては、自分が関わっていないこの問題は比較的対処しやすいのである。
ここ数年、北朝鮮に関する情報を集めてきたが、
やはり金正恩に指導者が変わってきてから随分と様変わりした印象を受ける。
確かに、ダークなことをやってる国家なので、そのことについて指摘すること自体は悪くない。
拉致問題を初めとして、過去の国家犯罪について批判する意見も必要だろう。
だが、その場合は正確な知識にもとづいて語らなければならないのであって、
10年以上前の状況をそっくりそのままコピー&ペーストしては駄目だと言わざるを得ない。
迷惑をこうむるのは何も知らない一般市民だ。
差別というものは牛乳にパンをひたすように知識人が、自然に無理もなく、巧妙に行われる。
これは実に恐ろしいことだ。真の洗脳は左翼と右翼が協力して行うのである。
我々日本人にとって、このことは常識と化しているが、実のところ、これは不正確な説明だったりする。
「西側のプレスは政治犯用ノラーゲリには20万人が収容されていると報じた。
これは3-5年前の話だ。今、この数字を西側は10万人から12万人と報じている。
つまり状況は改善されたということになる。
この数字が事実だと受け止めたとしても、
北朝鮮は政治犯の数をほぼ半分に減らしたことになるではないか。
このほか、西側のプレスには、政治犯収容ラーゲリの多くが居住区に姿を変えて、
柵が取り除かれ、市民は普通の農村のように暮らしており、畑で働いていると報じている。
おそらく彼らは移動にある種の制限はあるものの、
今まであったよりもずっと柔軟な体制で暮らしているのだろう。
他の言葉でいいかえると、この分野では目だった進展が見られるということだ。」
(ロシア科学アカデミー極東支部、朝鮮調査センターのアレクサンドル・ジェビン所長の発言)
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2015_03_04/283188595/
3~5年前と言えば、金正日政権から金正恩政権に移行した頃だ。
つまり、欧米メディアの情報を基本資料にしても、
金正恩政権になってから、政治犯の数は半減しているのである。
日本のメディアはこの説明を省略している。
だから、何だかよくわけのわからん軍事国家が自国の国民を刑務所に閉じ込めて
拷問したり餓死させたり、奴隷労働をさせたりしているんだろうと思うのも無理もない。
「政治犯収容ラーゲリの多くが居住区に姿を変えて、
柵が取り除かれ、市民は普通の農村のように暮らしており、畑で働いている」
これを知っているかどうかでイメージが変わるのではないだろうか?
加えて、北朝鮮の人権問題を語る上で欠かせないのが、
10年以上前に北朝鮮から逃げてきた人間の言葉が根拠になっているということだ。
しかも、重要な証言者と言われた申東赫(シン・ドンヒョク)の証言に
多くの嘘が混じっていたことが、最近、判明した。
「つい先日、西側のプレスを騒がせたニュースはこの人権理事会の主要な証言者であり、
『第14ラーゲリからの逃走』の主人公として名高いシン・ドンヒョクが
実は嘘の証言をしていたというものだった。
この事実は米国マスコミでさえも認めた。シンは多くの事実を歪曲していた。
収監されていたというラーゲリでさえ、違う場所だったことがわかっている。
西側ではすぐさま、脱北者らの証言への信頼を損ねるものという記事が多く出された。
つまり北朝鮮の人権分野の調査活動の土台、そしてもちろんこれを土台にして
採択された国連総会の決議が疑問の余地ありということになったのだ。」
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2015_03_04/283188595/
この事件は、あの産経ですら認めざるを得なかった。
「シン氏はこれまで、完全に統制された政治犯収容所「14号管理所」で生まれ育ち、
20代前半で脱出したと証言。体験を描いたドキュメンタリー映画も製作され、注目を集めた。
だが最近、北朝鮮で暮らした時期の大半は、
比較的統制の緩い別の施設に収容されていたことを明らかにしたという。」
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200005-n1.html
実はシン氏の映画や本は、
反共左翼によって翻訳・製作されていた。
(反共左翼:本質が反共のため、場合によっては右翼と協力して排除運動を行う左翼集団)
映画は民団(韓国政府が実権を握っている在日コリアン団体。反共保守団体として有名)や
アムネスティインターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチングがスポンサーだった。
自叙伝は反共左翼の出版社で有名な白水社から発売されている。
そして、この映画は極右雑誌の『正論』で絶賛されている。
私が言いたいことがわかるだろうか?
左翼が作ったデタラメ映画が右翼によって宣伝されているのである。
つまり2人は同じ穴のムジナだ。ここまで日本の左翼は堕ちているのである。
北朝鮮の刑務所で人権侵害が行われているであろうことは、恐らく事実だろう。
日本やアメリカ、イギリス、フランスのような自称民主主義国家ですらあるのだから。
しかし、情報は情報であり、正確に伝えなければならない。
人権問題に限っては、北朝鮮はむしろ核問題よりも自主的に改善が模索されている。
シン氏が脱北した2005年、金正恩は大学生にもなっていなかったという。
つまり、金正恩にとっては、自分が関わっていないこの問題は比較的対処しやすいのである。
ここ数年、北朝鮮に関する情報を集めてきたが、
やはり金正恩に指導者が変わってきてから随分と様変わりした印象を受ける。
確かに、ダークなことをやってる国家なので、そのことについて指摘すること自体は悪くない。
拉致問題を初めとして、過去の国家犯罪について批判する意見も必要だろう。
だが、その場合は正確な知識にもとづいて語らなければならないのであって、
10年以上前の状況をそっくりそのままコピー&ペーストしては駄目だと言わざるを得ない。
迷惑をこうむるのは何も知らない一般市民だ。
差別というものは牛乳にパンをひたすように知識人が、自然に無理もなく、巧妙に行われる。
これは実に恐ろしいことだ。真の洗脳は左翼と右翼が協力して行うのである。