絹子 「あたし、ここで歌うのね」
隆行 「あぁ」
絹子 「ねぇ、あなた。今 あたしが何を考えてるかわかる?」
隆行 「いや」
絹子 「今日、あたし。あなたの為に歌うわ。 あなただけの為に・・・」
あなたの燃える手で あたしを抱きしめて
ただふたりだけで 生きていたいの
ただ命の限り あたしは愛したい
命の限りに あなたを愛したい
頬と頬寄せて 燃える口づけを かわすよろこび
あなたと二人で 暮らせるものなら 何にもいらない
何にもいらない あなたとふたりで 生きていくのよ
あたしの願いは ただそれだけよ あなたとふたり
かたくいだき合い 燃える指に髪を
からませながら いとしみながら
口づけを交わすの 愛こそ燃える火よ
あたしを燃やす火 心とかす恋よ
群馬交響楽団のコンサートで絹子さんが歌ったのは『愛の讃歌』
私が知っているのは、越路吹雪さんの歌声のもの。
(というか、ピーター紛する越路さんというのが正しいかな・・・)
あなただけの為に歌うわ 始まる前に隆行さんに告げたこの言葉。
そして絹子さんの歌声。
歌とともに流れる人々の表情。
希クンに頬擦りをする亜沙子さん。
村上さんをそっと見つめる佳代さん。
てつやクンをはさんで、川の字で寝そべる大和夫妻。
歌う絹子さんに見つめられ号泣の隆行さんと琴子さん。
そして、そっと優に目をやる太郎さん。
それぞれの思いが伝わってくる、ホント感動的ないいシーンだった。
突然、岡部に握りしめられた優の手。
ちょっと驚いた優だったが、岡部の無意識の行動とわかって、優から握りなおす。
このシーン、デジタルではどんな言葉がついていたのかな・・・
優の気持ちを橋部さんはどんな風に描いているのだろうか?
凄く興味あるシーンだった。
それにしても、ふたりの指。岡部も優も細くて、すごくきれいだった。
予告編で想像していた感じと全く違っていて・・・岡部ってやっぱりいい子だな。
村上厩舎での最後の日。
日誌の最後に、「ありがとうございました。」と太郎への感謝の言葉を書く。
もっとたくさん自分の気持ちを書けばいいのに・・・
この日誌が交換日記みたい・・・なんて思ったのも一瞬だけだったのか・・・。
最後まで連絡事項は業務連絡の域を脱しなかったんだね・・・
結局、ふたりはあの時「太郎さんが好きだから」と優が言ってしまった以外、
お互いの気持ちを告げること、しなかったんだよね。
「太郎さんは私の事をどう思っているの?」
その一言を太郎さんに問うてみれば、ふたりの関係は全く変わっていたのに・・・。
久しぶりに聞いた優と太郎さんの「バイバイ」。
ファイトに出てくる「バイバイ」は、ホント重みがあるんだよね。
それだけに寂しくて切ない・・・今週のファイト・・・