10月7日(日)、津まつりのパレード終了後、
津警察署西の高山神社で行われた、奉納行事をご紹介します。
パレードに出演中の殿(藤堂高虎公)が、神社に戻ってきてから行われました。
高山神社(こうざんじんじゃ)は、津藩の藩祖・藤堂高虎公をお祀りしています。
昔は、津城趾の本丸跡にこの神社があったそうですが、公園整備の関係で現在の場所に移されたそうです。
神社の鳥居の前で、家来たちが殿の到着を待っています。
殿も家来たちも、甲冑を着用した武将の姿でイベントに参加しています。
この人たちは、24年3月3日に発足した「安濃津戦国武将隊」の皆さんです。
津まつりで、藤堂公や家来がパレードする「津まつり高虎時代絵巻」は、それ以前から行われていましたが、
20年から市民を対象に、手作り甲冑教室が開催され、
「自分で作った鎧を着用して、時代行列に参加できる」という形式になり、
どんどん「家来」が増えているとのことです。
中には、奥さんが甲冑教室の生徒さんで、
奥さんの作った甲冑を着せられて、奥さんの代わりに参加しているお父さんもいるそうです。
殿(高虎公)が到着しました。
横にいるのは奥方のようですが、
正室の久芳院か、側室の松寿院(2代藩主高次公の母)か、
名札を付けていないのでよくわかりません。
鳥居を潜る前に、殿はトレードマークの兜の角を、ここで装着します。
家来たちが居並ぶ中、殿はその前を通って、神社の拝殿へ。
殿と奥方は、神社に拝礼します。
その後、殿と家来たちは、社務所の前の広場に移動します。
広場で奉納行事が行われます。
広場では、数十人の家来たちが待ち構えています。
彼らが上記の「甲冑教室出身の家来たち」のようです。
殿と奥方の御前で、演舞を披露しました。
「安濃津戦国武将隊」には、
津城の戦いで、男装して敵と戦ったという「冨田信高の妻ゆき」も所属しているとのことで、
この女性たちの中に「ゆき」さん(武将隊での登録名は「さき」)がいるのかもしれませんが、
とにかく名札が付いていないので、誰が誰だかわかりませんでした。
明治天皇も感服した、冨田信高の妻ゆき
演武を見つめる歩兵隊の後ろ姿。
草履と竹の水筒を腰から下げているところが、妙にリアルです。
奉納行事が終わって、殿と奥方から、家来らにねぎらいの言葉が掛けられました。
最後に殿の音頭で「エイエイオー!」とやって、イベントは終了しました。
初めて見させていただきましたが、
甲冑姿の人が何十人も集まっている光景は、なかなか迫力があります。
上でも書いていますが、
誰が誰だかわかるように名札など付けていただけると、もっと面白くなると思いました。