~ふくの湯の富士山背景画~
登る富士もいいが、見る富士も美しい。そして季節は冬である。この寒い
時期に天候に左右されることなく、本物ではないが美しい富士山の姿が拝め
る場所として、思い浮かぶのは銭湯かもしれない。
銭湯になぜ富士山がなる疑問はたまたまが正解だそうで、特に由緒正しき
理由はないそうだ。また富士山の背景画には’“東高西低”の傾向がある。これ
は銭湯内部のつくりが影響しており、湯船を真ん中に配する関西に対して、
壁際が多い関東の方がビジュアル的にも富士山がマッチするからといわれる。
しかし日本中で銭湯の数は年々減っており、富士山の背景画を描く絵師に
いたっては、もう日本中にたった2人しかいないそうだ。そんな2人が描いた
富士山が1枚づつ男・女湯に描かれている銭湯が東京にある。これは行かね
ばと、出向いてみた。
スタートは、資料の収集にと訪れた神田神保町の本屋街。ここから歩く。
JR御茶ノ水駅、順天堂他大きな病院の間を抜け、本郷通りを一路東大方面
へ。赤門を過ぎ、地下鉄の本駒込駅あたりで方向転換、JR田端駅へ向かう
道をしばらく進むと、その銭湯はこつ然と現れた。名称は「ふくの湯」、
こぢんまりとした銭湯だ。
浴室は男女週がわりとなり、当日の男湯は「赤富士」のある大黒天の湯
だった。湯船につかって仰ぎ見る赤富士。これもまた絶景である。それで
は、そろそろ出ますかな。さて風呂上がりは、富士山には月見草が似合う
そうだが、お風呂の後はやはりコーヒー牛乳が相性よしである。
★蛇足、おまけの駄文。
このところ東京の銭湯の背景画に「立山」が増えているそうだ。理由は
宣伝。2014年度の北陸新幹線開業を前に、富山県が展開するPRの一環だ。
都内の銭湯経営者は、そのほとんどが富山、石川、そして新潟の出身者
だそうで、銭湯で富山をアピール、富山なら富士山より立山となったよう
だ。そういえば、銭湯ではお馴染みのケロリンの黄色い桶。頭痛薬ケロリ
ンの製造会社も本社は富山。どうも富山は、銭湯との縁が深いようである。
登る富士もいいが、見る富士も美しい。そして季節は冬である。この寒い
時期に天候に左右されることなく、本物ではないが美しい富士山の姿が拝め
る場所として、思い浮かぶのは銭湯かもしれない。
銭湯になぜ富士山がなる疑問はたまたまが正解だそうで、特に由緒正しき
理由はないそうだ。また富士山の背景画には’“東高西低”の傾向がある。これ
は銭湯内部のつくりが影響しており、湯船を真ん中に配する関西に対して、
壁際が多い関東の方がビジュアル的にも富士山がマッチするからといわれる。
しかし日本中で銭湯の数は年々減っており、富士山の背景画を描く絵師に
いたっては、もう日本中にたった2人しかいないそうだ。そんな2人が描いた
富士山が1枚づつ男・女湯に描かれている銭湯が東京にある。これは行かね
ばと、出向いてみた。
スタートは、資料の収集にと訪れた神田神保町の本屋街。ここから歩く。
JR御茶ノ水駅、順天堂他大きな病院の間を抜け、本郷通りを一路東大方面
へ。赤門を過ぎ、地下鉄の本駒込駅あたりで方向転換、JR田端駅へ向かう
道をしばらく進むと、その銭湯はこつ然と現れた。名称は「ふくの湯」、
こぢんまりとした銭湯だ。
浴室は男女週がわりとなり、当日の男湯は「赤富士」のある大黒天の湯
だった。湯船につかって仰ぎ見る赤富士。これもまた絶景である。それで
は、そろそろ出ますかな。さて風呂上がりは、富士山には月見草が似合う
そうだが、お風呂の後はやはりコーヒー牛乳が相性よしである。
★蛇足、おまけの駄文。
このところ東京の銭湯の背景画に「立山」が増えているそうだ。理由は
宣伝。2014年度の北陸新幹線開業を前に、富山県が展開するPRの一環だ。
都内の銭湯経営者は、そのほとんどが富山、石川、そして新潟の出身者
だそうで、銭湯で富山をアピール、富山なら富士山より立山となったよう
だ。そういえば、銭湯ではお馴染みのケロリンの黄色い桶。頭痛薬ケロリ
ンの製造会社も本社は富山。どうも富山は、銭湯との縁が深いようである。