六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

丘じゃあないよ“富嶽”だよ

2018-07-23 23:25:39 | Mt.Fuji~ただし“本家”を除く
明田富士山(35メートル/日本で一番低い富士山)
     

乗るべき列車が駅を発つのは約2時間後。
時間はタップリある。のんびり出かけてみるか。

駅の東口を出る。次は角にNHKがある十字路を右へ。
後は真っ直ぐ。駅から時間にすれば、
ものの10分、15分も歩けば
お目当ての山の登山口入口に着く。

本日は、日本に数ある「富士」という
名称がつく山で、
もっとも低いとされる
「明田(みょうでん)富士山」をめざす。

天気はよろしくない。風は強く、雨も時折
思い出したようにザッと降る。

こんな悪天候なら、駅ビルでお茶でもすすって
ぼんやり時間つぶしでもしているのが得策だが、
“日本一”には、敏感に反応する身。
条件反射的に身体が動いてしまうのだから
いたしかたなしだ。

登山道入口からは、ほぼ階段となる道を上へ。
標高というか、高さは35メートル。
約2、3分もすればピークである。

  

ピークからの景色は意外とグッド。
町の隠れた展望スポットといえそうだ。

しばらく町の風景をウォッチング。それでは
そろそろ下山しますか。

再び、家やビルの間の道を進み駅へ。

まだ列車に乗るには早い時間。
愛用のタブレット「宝の持ち腐れ2号」で
明田富士山に関する情報を検索してみる。すると、
日本一低いとされる富士という名の山は
他にもあるらしい。

そういえば以前、四国では日本で一番低い山を
2つ巡ったこともあった。どうも日本の山は、
一番高いはひとつでも、逆に低いは、
ひとつではないようだ。

しかしどの日本で一番低い山も、それなりの理由、
そして出かけてみると、どれも趣があるところ。
別に目くじら立てることもなし、
複数あっても、いいじゃないですかである。

そうこうしているうちに、出発の時間だ。

それでは新幹線「こまち」に乗って
東京へと戻りましょうか。

では「へばなぁ」明田富士山。
山高きがゆえに貴からずとばかりに
みちのく秋田のマチナカに
ちょこんと“そびえる”
日本一低い富士の山。

    
〜2018(平成30)年7月5日(金)。
 新幹線に乗る前に、足をのばしてひと登りする〜


久しぶりのチュウ

2018-07-19 11:35:05 | Lively~話題&人気の山
蓑毛~ヤビツ峠~大山(神奈川県)

 

この夏、彼はやって来た。

昔は、季節を問わず
よく訪問してくれたのに
最近、特に暑い時期は
めっきりご無沙汰状態。

そんな彼、今年は
どういう風の吹き回し?

まあ、そんなことはいいか。
だって今日は、
天候も会うには
絶好のコンディションなんですから。

彼のことだから、
バスは途中下車して
多分この道を歩いて来るはず。

待ち伏せして、驚かせてみようかな。
よし決めた、そうしよう。

バスもそろそろ着いた頃。
ぼちぼちかな。

あっ来た、来た。
相変わらず足もとは地下足袋だわ。

なりはシワ、シミ、白髪と
随分とオッサン化はしたものの
服装、装備は昔のまんまで変化なし。

では再会を祝して。

ちょっと何それ、随分と冷たい態度。
私を前にしても、
一瞥をよこしただけで、よけるように
足は止まることなし。

今はロシアで蹴球の
世界大会が開催中だから、
ドリブラー気分なのかしら。

でも甘い、甘い。
そんな未熟な足さばきでは
“突破”はできないわよ…。




この夏、何年かぶりに
丹沢の大山へ出かける機会があった。

コースは蓑毛からヤビツ峠、
そして大山へ。

         

実は夏の丹沢は避けていた。
理由は厄介な“吸血鬼”である
ヤマビルが多いからだ。

それなのに本日の天候は曇。
雨は降ってはいないが湿度は高めと、
ヤマビルにとっては吸いつき日和。

まさに飛んで火に入る
夏の虫ならぬオヤジ状態となる
1日に登山である。ついてないが、
しょうがない。では出発だ。

昨夜来の大雨もあり
木々からの落下はなさそうだが、
ここは足もとを要注意と、かなり慎重に
歩いた。いや歩いたつもりだった。

お陰でヤマビルは多数見かけたが
実害はなしで大山のピーク、
阿夫利神社下社に男坂を経て
小田急線・伊勢原駅方面へと無事に下山。

せっかくなので
鶴巻温泉でひと風呂、
さっぱりして帰宅することにする。

脱衣場で、隣の人に声をかけられた。
「かなり、やられましたね」。

「えっ、はっ?」。最初は意味が
わからなかったが、
ズボンを脱いで驚き、そして納得。

ちょうどおしりの下から、
太ももの裏にかけての一面は真っ赤、
というか血でどす黒く変色していた。

裸になって鏡で確認してみると
太ももの裏に、まだ血も止まらずの
穴ひとつ。よもや、まさかの場所に
“チュウ”されていた。

さすがは丹沢のヤマビル。
敵もさるもの引っ掻く、
いや吸いつく者である。

いやはやお見事、実にアッパレ。
何だか妙に感心してしまった。

   

〜2018(平成30)年7月7日(土)、
本日空では乙姫&彦星がお久しぶりねとデート中。
そして地上ではオッサンが、いただきますとヤマビルの餌食になり“チュウ”〜