六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

冬だというのに、色とりどり

2022-01-25 16:32:28 | Lively~話題&人気の山
唐突に頭に浮かぶ戦隊シリーズもの
【由比~浜石岳~薩埵峠~由比/静岡県】
      

電車を降りて歩き出す。
ただし足元、路面はアスファルト。
似合うのは軽トラといったお仕事などの車で、
どうも登山というか、人が歩くイメージではない。

今日は、富士山の絶景を拝みに、
師走の山登りである。

場所は静岡・浜石岳。ルートは最寄駅の由比から
浜石岳、ピークからは南下して薩埵峠(さったとうげ)、
そして再び由比駅へ戻る予定だ。



それにしても急登、ここは富士山のお姿もあるので
敬意を表して、富士山がルーツの胸突八丁との表現が
ふさわしいのか。

とにかく前を見ると、まだまだ、ずっとずっとと
いった感じで急な坂道が続いている。

       

それでも、先には富士山、振り返れば海と、
眺めは文句なし。時々周囲を見渡して
毎度朝の歩き出しは元気なしの心と身体に、
「急な分だけ高度を稼いでいるぞ。
近いぞ山のてっぺんは。立ち止まるな、休むな、
ほれムーブ、ゴーゴー、進め」と、
エールを送り、足を前に出す。

浜石岳もかなり近くなった分岐で、
山道風のコースを選び、
アスファルトの車道から離れる。



ようやく登山らしくなって来た、
動きもいつもの感じが出始めたぞ
さあと意気込んだ矢先、
そこはもう浜石岳の頂だった。

        

天気は快晴。風少々。
お陰で浜石岳では、
絶景に見惚れ、あれこれ思いを巡らし、
飯も食らうと過ごしていたら、結構なお時間。
随分と長居をしてしまったようだ。

おっとこうしていられない、
次なるビューポイントで、浮世絵でも
お馴染みの薩埵峠へと急ごう。

下山は少し足早、脱兎の一目散モードで
下山開始である。

忙しく足を動かしていると、いきなり
テレビで大活躍、子どもたちが熱狂する
地球を守るヒーローにヒロイン、
戦隊もののことが頭をよぎった。

理由は、今回の行動中に出会った5つの色にある。

この色数、確か戦隊ものの編成も同じく、
5つの色分けがされていたはず。
では今日の出会った色を、戦隊もの風に表現するなら。
道すがら考えてみた。

まずは2色。ひとつはスタートの由比の駅前商店街でも
オブジェが踊っていたが12月も漁期であり地元名物の桜エビ。
残りひとつは急登だった道の周囲には、こちらも名物で
コタツが似合う柑橘類・ミカン。
これは「海幸ピンク」&「山幸オレンジ」と命名しよう。

また富士山は白く、名付けるなら「雪化粧ホワイト」。

そして見上げ、見下ろせば青空に青海原。
ここはやっぱり「天海ブルー」か。

さらに下山路は季節感じさせる「冬枯れブラウン」。

以上で5つの色のネーミング完成。そうこうしているうちに
無事に薩埵峠に着。残念ながら富士山はお隠れだったが、
それでも、なるほど一見の価値ありの景色である。

残すは由比駅までのぶらぶら歩き。
急いだせいか、喉が渇いた。
ポリタンクの水を出そうとしたら、
眼前に「山幸オレンジ」の袋詰め、
ミカンの無人販売所を発見した。

それでは1袋と、料金箱へお金を入れて
行儀は悪いが、歩きながらいただきますである。

口にしてみると‥。
せっかくなので、感想は戦隊もの調で。

(戦隊ヒーロー、ヒロイン・山幸オレンジ)
「食らえ、お値段1袋8個入り100円。
味はどこぞの元首相ならずとも、う〜んジューシーと
唸ること間違いなしの甘く水分もたっぷりの
無人販売所ミカンのデリシャスボンバーを」
(敵役・私め)
「やられた、これは美味。一気に4つも食べてしまった。
日本に名産地は数あれど、令和時代のミカンは
由比に限るようだぁぁ。
無念、もう1袋買えばよかったぁぁぁ」。

〜ボカ〜ン(敵役・私め、木っ端微塵に吹き飛ぶ)〜

完、おしまい。



〜2021年12月23日、今度お邪魔をする時は
  海幸ピンク、いや桜エビも必ずいただきますぞと、
   心に決めて帰途につく〜

さぁて新年も、カラ元気全開。ひと暴れとまいりますか

2022-01-01 00:23:30 | Graffiti~チョイとひと言
しぶとく、くじけず、へこたれず、じぃさんパワー炸裂。
虎口しのぎて、千里往還


「うちは貧しいから、サンタさんは来ないのよ」と
子どもには禁句的な軽口も
じぃさんになら問題なしかな。

何とも自嘲気味なひと言も頭に浮かぶ
クリスマスイブを控えた12月23日に
ちょいと山へと出かけてみた。

目的は2つで、一番は気分転換。
そしてもうひとつは最近ご無沙汰だった
自身用・新年のスローガンを山に登って
ああでもなく、こうでもないと捻り出すことである。

仕事に関しては、
引き続きのやれやれ状態ではあるが
原因となった疫病ショックも、
次なる2022年で3年目。

過去の事例を紐解けば、疫病ショックが
収束&終息となるまでに
要する時間は3年とされている。

だったら、そろそろお開きの時。
来年はと期待をしつつ、
富嶽をバックにしばし沈思黙考だ。

しかし今回も、毎度のことながら
何も出てこない。

それでも、乾いた雑巾をしぼるがごとく
さらに考えてみる。

それでもだめ、頭がフリーズしそうだ。
そんなギブアップ寸前状態に
突然今年何度となく使ったフレーズを
思い出した。

それが今年の暮らしぶりはと
問われた際に決まって口にしていた
「糊口をしのぐ」。

ん、この糊口の「糊」の読みは、
干支のでもある寅「虎」と同じ「こ」。

しからば、これを使って「虎口」。

ところで虎口何ぞという言葉はあるのかと
愛用のタブレットを使って調べてみると。

あるじゃないですか、
意味は「危険な場所や状態」。
ではそんな場所・状況を乗り越えて進めで、
「虎口をしのぎて」。おっ、いいじゃありませんか。

でもこれだけでは寂しいので、ちょい足しといきたい。
再び、今度もタブレットのご厄介になり
虎に関する言葉を探してみると、グッドな文句を発見した。

それが「虎は千里行って千里帰る」。

意味は虎は1日千里を往復する。転じて勢いが盛んの意。
よしこれをくっつけて、
「虎口しのぎて、千里往還」
おうおう出来た、堂々の完成である。

  

ということで
来たる2022・寅年は
しゃしゃりでること、しがみつくことは
持ってほかで、謙虚さを忘れずに。

かといって、決して足踏み、後退状態ではなく
常に新しいことには否定も、無視も知ったかぶりも厳禁。
興味あること、気になることは
ダメでもともとと挑んでみて、
自分なりの手応えをつかんでみる。

という年となるように、
仕事ほかあれこれ、さまざまな分野で
頑張ってみましょかね。

よし、そうしよう。などと来たる年への
思いにひったておりましたら、
あらまあ、えらいこっちゃ、こんな時間と
予定外、どえらく長い大休止となってしまった。

大慌てで、そこらじゅうに広げた装備を
ザックに詰め込み、パッキング終了。

でもまあ大丈夫か、ゴールは千里の先ではなく
せいぜい二里。何とかなる行程だ。

では来年のスローガンの前哨戦とばかりに、
ガォ~と元気よく、予定の下山コースを
少々バタバタ加減で下りましょうか。