六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

そろそろ山笑う、季節だが

2016-03-03 23:58:14 | Graffiti~チョイとひと言
~愛宕山(25.7m)~ 

トンネルを抜けると雪国、いや出世の石段だった。

どこかで見聞きしたような出だしではあるが
そうだったからいたしかたない。

今年は、どうも年始から、
原因不明の腰痛やら何やらと
公私に渡ってご難が続き、調子が上がらない。

今日も、ある仕事がこの3月をもって終了となり
得意先でご挨拶後、まあしょうがないかと
うつむき気味で歩いていた。

ふと顔を上げるとトンネルである。
おや、ここは東京23区内の最高峰である
愛宕山(25.7m)ではございませんか。
そういえば、まだ“未踏峰”だ。
そこで少々道草することに。

トンネルを抜け、左へ進むと愛宕神社の参道。
出世の石段と呼ばれる場所である。



早速、登ってみることにする。
ここは、出世なるいわれに習い
馬に乗った侍の気分で。

急勾配を登りきると、さすがに山らしく
三角点と記された石柱があった。

続いては参拝となる。
神様も年始から受験と「お願い」の集中する
シーズンを経て、お疲れであることは重々承知。
だがあえて商売繁盛、無病息災、世界平和に
できれば一攫千金&阪神優勝など、思いつくままの
言葉を並べ、両手を合わせ頭をたれる。

では、おいとまいたしましょうか。
帰りがけに、神社にあったチラシを手に取る。
そこには3月の言葉が載っていた。

「くらきより くらき道にぞ 入りぬべき 
はるかにてらせ 山の端(は)の月」。

あの平安の“歌姫”和泉式部作の1首だそうだが、
何とも今のおっさんの心境に
当たらずといえども遠からず。

今はまだ日中なので、月ならぬお天道様よ
どうか、その真の光で
はるか先まで照らして、迷えるおっさんを
導いてくださいなである。

季節は間もなく山笑う春となり、年度もかわる。
2016年のスタートはつまずいたが、
平成28年度のよ~いドンで、仕切り直し。
今度はロケットスタートといきたいものだ。

    
    ~2016年3月2日(水)・神様、よろしくと思いつつ登る~