~倉見山(1256m)~
「何のこっちゃい。このタイトルは」であるが、これは私の今年
のスローガン。2014年らしくと干支もからめたひと言だ。思いつい
たのは、クリスマスイブの24日に、歩いた山でだった。
訪れたのは倉見山。富士急行沿線の山である。近年、富士山がイ
ンターナショナルになるにしたがい、周辺の山々も富士山のビュー
ポイントとして、整備が急ピッチに進んでいる。倉見山も、そのひ
とつのようだ。
季節が季節なだけに、登山道の積雪はくるぶし下あたりまで。登
りは結構急である。さらに富士山の姿は、倉見山自体が邪魔となり
拝むことはできない。
しかし「急な登り」と「見えない富士山」の組み合わせは、倉見
山をはじめ、富士山を見る山に共通した演出でもある。急登をあえ
いで登りきれば、忽然と現れる立派な富士山。突然だから、感動も
ひとしお。そんなストーリーがある。
今回もそうだった。道が緩やかとなり、やれやれと思える地点か
ら、お待たせとばかり富士山が登場である。しばし眺める。そして
歩く。ピークを極めた後も、登山終了までこの繰り返しだ。
帰路となる鉄道の乗車駅は、その名も「寿駅」とめでたいが、お
隣は「葭池(よしいけ)温泉前」。寒風で冷えた身体には、かなり
魅力的な響きである。加えて「よし、行け」とこじつけもできる。
よって道草、寄り道することに。
葭池の温泉は、ぽつんと一軒建っていた。以前は旅館だったそう
で、金額は17時まで滞在可能で1,000円。風呂上がりは、時間まで
大広間でくつろげるそうだ。さらに食事も、有名な吉田うどんが注
文OK。ただ今、時刻は13時少し前。では4時間の間、のんびりとさ
せていただきましょうか。せっかくなので、お昼も大広間のこたつ
でズルズルと、うどんをすする 。
食後は入浴、そして大広間のこたつに戻って、今度は熱いお茶を
すすりながら、ぼんやりと新年に思いを馳せる。この時に浮かんだ
のが先程のスローガンだった。
「倚馬七紙(いばしちし)」とは、文才の意。一方の「四郎馬鹿
(しろばか)」は、幕末から明治初期に実在していた東北のラッキ
ーマン「仙台四郎」を、やっかむ輩の四郎への陰口。したがって、
スローガンの意味はこんな感じとなる。
類いまれなる優れた文章作成能力で、得意先から「あのおっさん
に仕事を頼めば、会社の業績もアップ。まるで平成の仙台四郎だな」
といわれる人になるということ。
倉見山の途中から、ずっと富士山を見続けたせいか。新年の望み
や目標も日本一の富士山並、いやそれ以上に高くなってしまったよ
うだ。やれやれ。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR「高尾」駅
(6:14)
↓↓↓↓
JR、富士急行「大月」駅→→→「東桂」駅→→→長泉院(登山口出合い)→→
(6:51/6:53) (7:16/7:20) (7:34/7:36)
※
大月の駅ではダッシュで富士急行に乗換えである。そして乗った車両は、
京王線のおさがり。しかし車内には、京王線のかなり古い広告を復刻した
ものが掲示してあったりと、こしゃくなアイディアがふんだん。富士急行
さん、グッドジョブである。それにしても今朝も寒い。
1150m付近(2.5万図「・1080」過ぎ)→→→分岐(三つ峠登山道合流点)→
(8:48/8:55) (9:23/9:23)
※
駅からトボトボ徒歩約15分で、登山口となる長泉院に着。登り口はお墓
の間、したがって登山のスタートは墓地の中からとなる。登山道は、そ
こそこ急だが、よく整備されており危険箇所はなし。
※
登山道の積雪は、だいたいくるぶし下程度。登山客は多いようで、登山
道の雪は、踏み固められて、よくしまっている。
※
富嶽のお姿は、いきなりド~ンと現れる。これがまた圧倒的で、美しい。
絶景にしばし見とれる、足止まる。
倉見山(1256.2m)→→→→→→相定ヶ峰(1260m)→→→→→→→→→
(9:26/9:55) (10:05/10:15)
※
倉見山では、迫力あるお姿の富士山がお待ちかねだ。富士の裾野にへばり
つくように存在する街の姿と相まって、その風景はまるで精巧なジオラマ
を見ているような気もする。まあとにかく、一見の価値は大。
関東富士百景→→→→→→林道出合い→→→→→富士急行「寿」駅→→→
(11:05/11:40) (11:53/11:53) (12:08/12:15)
※
倉見山ピーク以降は、あちこちが富士山のビューポイント。お陰で予定は
未定で、計画したコースタイムも乱れがちに。
※
倉見山ピークから寿駅までの道も、富士山の世界遺産効果で、いや立派、
立派。このあたりの過去の登山資料とは、全くの別物のようである。
富士急行「葭池
(よしいけ)温泉」駅→→→→葭之池温泉→→→→富士急行「葭池温泉」駅
(12:35/12:35) (12:40/16:20) (16:26/16:33)
↓↓↓↓
富士急行、JR「大月」駅
(17:14)
※
寿駅から歩くルートに、葭池温泉駅を示す看板なし。なお駅へは、中央
高速の高架を過ぎて、最初の信号手前を右へ。
※
駅名は温泉だが、関連施設は元はお宿の1ヵ所のみ。また温泉の正式名称
には「之」一文字が入るようである。雰囲気はとても落ち着けてグッド。
当日も、世間ではクリスマスイブと騒がしいが今日は平日、普通の日と、
地元の方々がのんびり湯船につかっておられました。
※
料金は2時間で500円。17時まで1,000円。毎月1、14、31日はお休み。
~2013(平成25)年12月24日(火)に歩きましたわ~
「何のこっちゃい。このタイトルは」であるが、これは私の今年
のスローガン。2014年らしくと干支もからめたひと言だ。思いつい
たのは、クリスマスイブの24日に、歩いた山でだった。
訪れたのは倉見山。富士急行沿線の山である。近年、富士山がイ
ンターナショナルになるにしたがい、周辺の山々も富士山のビュー
ポイントとして、整備が急ピッチに進んでいる。倉見山も、そのひ
とつのようだ。
季節が季節なだけに、登山道の積雪はくるぶし下あたりまで。登
りは結構急である。さらに富士山の姿は、倉見山自体が邪魔となり
拝むことはできない。
しかし「急な登り」と「見えない富士山」の組み合わせは、倉見
山をはじめ、富士山を見る山に共通した演出でもある。急登をあえ
いで登りきれば、忽然と現れる立派な富士山。突然だから、感動も
ひとしお。そんなストーリーがある。
今回もそうだった。道が緩やかとなり、やれやれと思える地点か
ら、お待たせとばかり富士山が登場である。しばし眺める。そして
歩く。ピークを極めた後も、登山終了までこの繰り返しだ。
帰路となる鉄道の乗車駅は、その名も「寿駅」とめでたいが、お
隣は「葭池(よしいけ)温泉前」。寒風で冷えた身体には、かなり
魅力的な響きである。加えて「よし、行け」とこじつけもできる。
よって道草、寄り道することに。
葭池の温泉は、ぽつんと一軒建っていた。以前は旅館だったそう
で、金額は17時まで滞在可能で1,000円。風呂上がりは、時間まで
大広間でくつろげるそうだ。さらに食事も、有名な吉田うどんが注
文OK。ただ今、時刻は13時少し前。では4時間の間、のんびりとさ
せていただきましょうか。せっかくなので、お昼も大広間のこたつ
でズルズルと、うどんをすする 。
食後は入浴、そして大広間のこたつに戻って、今度は熱いお茶を
すすりながら、ぼんやりと新年に思いを馳せる。この時に浮かんだ
のが先程のスローガンだった。
「倚馬七紙(いばしちし)」とは、文才の意。一方の「四郎馬鹿
(しろばか)」は、幕末から明治初期に実在していた東北のラッキ
ーマン「仙台四郎」を、やっかむ輩の四郎への陰口。したがって、
スローガンの意味はこんな感じとなる。
類いまれなる優れた文章作成能力で、得意先から「あのおっさん
に仕事を頼めば、会社の業績もアップ。まるで平成の仙台四郎だな」
といわれる人になるということ。
倉見山の途中から、ずっと富士山を見続けたせいか。新年の望み
や目標も日本一の富士山並、いやそれ以上に高くなってしまったよ
うだ。やれやれ。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR「高尾」駅
(6:14)
↓↓↓↓
JR、富士急行「大月」駅→→→「東桂」駅→→→長泉院(登山口出合い)→→
(6:51/6:53) (7:16/7:20) (7:34/7:36)
※
大月の駅ではダッシュで富士急行に乗換えである。そして乗った車両は、
京王線のおさがり。しかし車内には、京王線のかなり古い広告を復刻した
ものが掲示してあったりと、こしゃくなアイディアがふんだん。富士急行
さん、グッドジョブである。それにしても今朝も寒い。
1150m付近(2.5万図「・1080」過ぎ)→→→分岐(三つ峠登山道合流点)→
(8:48/8:55) (9:23/9:23)
※
駅からトボトボ徒歩約15分で、登山口となる長泉院に着。登り口はお墓
の間、したがって登山のスタートは墓地の中からとなる。登山道は、そ
こそこ急だが、よく整備されており危険箇所はなし。
※
登山道の積雪は、だいたいくるぶし下程度。登山客は多いようで、登山
道の雪は、踏み固められて、よくしまっている。
※
富嶽のお姿は、いきなりド~ンと現れる。これがまた圧倒的で、美しい。
絶景にしばし見とれる、足止まる。
倉見山(1256.2m)→→→→→→相定ヶ峰(1260m)→→→→→→→→→
(9:26/9:55) (10:05/10:15)
※
倉見山では、迫力あるお姿の富士山がお待ちかねだ。富士の裾野にへばり
つくように存在する街の姿と相まって、その風景はまるで精巧なジオラマ
を見ているような気もする。まあとにかく、一見の価値は大。
関東富士百景→→→→→→林道出合い→→→→→富士急行「寿」駅→→→
(11:05/11:40) (11:53/11:53) (12:08/12:15)
※
倉見山ピーク以降は、あちこちが富士山のビューポイント。お陰で予定は
未定で、計画したコースタイムも乱れがちに。
※
倉見山ピークから寿駅までの道も、富士山の世界遺産効果で、いや立派、
立派。このあたりの過去の登山資料とは、全くの別物のようである。
富士急行「葭池
(よしいけ)温泉」駅→→→→葭之池温泉→→→→富士急行「葭池温泉」駅
(12:35/12:35) (12:40/16:20) (16:26/16:33)
↓↓↓↓
富士急行、JR「大月」駅
(17:14)
※
寿駅から歩くルートに、葭池温泉駅を示す看板なし。なお駅へは、中央
高速の高架を過ぎて、最初の信号手前を右へ。
※
駅名は温泉だが、関連施設は元はお宿の1ヵ所のみ。また温泉の正式名称
には「之」一文字が入るようである。雰囲気はとても落ち着けてグッド。
当日も、世間ではクリスマスイブと騒がしいが今日は平日、普通の日と、
地元の方々がのんびり湯船につかっておられました。
※
料金は2時間で500円。17時まで1,000円。毎月1、14、31日はお休み。
~2013(平成25)年12月24日(火)に歩きましたわ~