冬枯れの「黍殻山」へ行って来た。
しかしこの場所…。夏場は二の足、ちょっと躊躇したくなる?
仲秋のある日、偶然入った展覧会会場の
キャプションが気になった。
記載によると、何でも作者の作風の転機となったのが、
夏の丹沢、黍殻山への山行だったとか。
きびがらやま? 知らないので行ってみた。
絵画は夏の風景だが、出かけたのは2011年11月23日。季節は冬で、日本
全国休日の勤労感謝の日である。しかし朝の登山口は、私以外は1名。人気
の山域である丹沢でお休みだというのに、この人出。本日は、かなり渋めの
山歩きになりそうである。
天気にも恵まれ、体調も良好。よって、あっさりと黍殻山(1272.8m)
のピークに立つ。ピークにはチープな山頂であることを示すプレート以外
は、特に何もなし、また展望も臨めない。したがって先を急ぐ。
程なく黍殻山の避難小屋に到着した。夏場であれば、周囲は草原となる
場所にポツンと避難小屋がある風景は、かなり美しいに違いない。絵心を
持ち合わせていない私でもそう思うのだから、画家ともなれば相当何かを
感じられるはずだと思う。
今回の山へ行くきっかけとなった展覧会は「犬塚勉」氏の作品展だった。
谷川岳で亡くなった彼のスーパーリアリズム技法のきっかけの地となった
のが、この黍殻山だったそうである。現在はすっかり枯れてはいるが、そ
れでも“絵”になる。「よし、夏も」と思いかけたが、やめにした。
理由は看板。看板の文面にはこうあった。「春~秋、ヒルとマムシに要
注意」。どちらも苦手である。どうやら私、草原の中に建つ黍殻山避難小
屋を拝むことはできそうにない。
黍殻山以降は、散々迷った末に犬越路ルートと、これまた渋めの選択と
なる。富士山の絶景ポイントである姫次からは、真っ逆さまに神ノ川へと
下り、再び登って犬越路。犬越路からは沢沿いの道を経て林道へ。あとは
のんびりと西丹沢自然教室へ。ややや、雨が降って来た。少し早足だな。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR橋本駅
(6:20)
↓↓↓↓
三ヶ木→→→→→→焼山登山口→→→→焼山直下(1000m付近)→→→→
(6:54/6:55) (7:16/7:25) (8:40/8:50)
※
橋本駅発のバスは「三ツ木」で、隣に停車しているバスに乗り換えて登山口
へ。結構せわしなく、時間に余裕がない。小学生への注意ではないが、バス
に乗る前はトイレタイムも忘れずにが無難かも。なお登山口には、停留所先
にトイレあり。
焼山(1059.6m)→→→→黍殻山(1272.8m)→→→黍殻避難小屋→→→
(8:55/9:05) (9:38/9:45) (9:50/9:50)
※
登山口からは、下りの場合はスリップ注意の場所もあるが、登る分には特に
問題なし。
※
焼山ピークでは「鉄塔状の展望施設」が、一方黍殻山のてっぺんでは、かな
りチープな山名表示のプレートと、大層立派な雨量計がお待ちかねである。
※
黍殻山の避難小屋は、超がつく程、きれいで立派。しかし、これは外見だけ
だったようで。2013年秋より建替え工事中。完成は2014年3月とか。
姫次→→→→→→→→袖平山直下→→→→→→→1010m付近→→→→→→
(10:40/10:45) (11:00/11:00) (11:30/11:50)
※
姫次に近づくにつれ、登山道には木製の階段が出現。ただし、かなり老朽
化というのか、壊れており、非常に歩きづらい。そうこうしているうちに、
東海自然歩道の最高地点(1433m)を通過する。
※
袖平山直下から・1077(風巻ノ頭)は、地図を見て想像する以上に急降下
となる。また足場も悪く、所々にロープもあり。行動は慎重に。
・1077(風巻ノ頭)→→→→神ノ川公園橋→→→→神ノ川ヒュッテ→→→
(11:55/12:15) (12:50/12:50) (13:00/13:15)
※
・1077(風巻ノ頭)には、ここより神ノ川間は、丹沢一の急勾配との表
示あり。実際に歩いてみると、確かにその通り。浮石ゴロゴロの道を転が
るように進む。
※
なお、神ノ川ヒュッテで聞いた話によると、このルートは夏は山岳マラ
ソンのコースだそうだ。
犬越路→→→→→→→→用木沢出合
(14:20/14:50) (15:45/15:50)
↓↓↓↓
西丹沢自然教室
(16:10)
※
神ノ川ヒュッテから犬越路、そして用木沢までの道は、よく整備されて
はいるが。いかんせん沢沿いの道。そのため川の増水などで被害も受け
やすく、一部に不明瞭な箇所もあり。ただし道標は多数設置されている
ので、もし道がわからなくなったら周囲をよく見ること。必ず道標他、
道の目印が発見できるはず。
※
しかし沢沿いの道である。悪天候時は避けた方が賢明かも。
※
犬越路にも、先程の黍殻山避難小屋に負けず劣らずの避難小屋あり。
しかしこの場所…。夏場は二の足、ちょっと躊躇したくなる?
仲秋のある日、偶然入った展覧会会場の
キャプションが気になった。
記載によると、何でも作者の作風の転機となったのが、
夏の丹沢、黍殻山への山行だったとか。
きびがらやま? 知らないので行ってみた。
絵画は夏の風景だが、出かけたのは2011年11月23日。季節は冬で、日本
全国休日の勤労感謝の日である。しかし朝の登山口は、私以外は1名。人気
の山域である丹沢でお休みだというのに、この人出。本日は、かなり渋めの
山歩きになりそうである。
天気にも恵まれ、体調も良好。よって、あっさりと黍殻山(1272.8m)
のピークに立つ。ピークにはチープな山頂であることを示すプレート以外
は、特に何もなし、また展望も臨めない。したがって先を急ぐ。
程なく黍殻山の避難小屋に到着した。夏場であれば、周囲は草原となる
場所にポツンと避難小屋がある風景は、かなり美しいに違いない。絵心を
持ち合わせていない私でもそう思うのだから、画家ともなれば相当何かを
感じられるはずだと思う。
今回の山へ行くきっかけとなった展覧会は「犬塚勉」氏の作品展だった。
谷川岳で亡くなった彼のスーパーリアリズム技法のきっかけの地となった
のが、この黍殻山だったそうである。現在はすっかり枯れてはいるが、そ
れでも“絵”になる。「よし、夏も」と思いかけたが、やめにした。
理由は看板。看板の文面にはこうあった。「春~秋、ヒルとマムシに要
注意」。どちらも苦手である。どうやら私、草原の中に建つ黍殻山避難小
屋を拝むことはできそうにない。
黍殻山以降は、散々迷った末に犬越路ルートと、これまた渋めの選択と
なる。富士山の絶景ポイントである姫次からは、真っ逆さまに神ノ川へと
下り、再び登って犬越路。犬越路からは沢沿いの道を経て林道へ。あとは
のんびりと西丹沢自然教室へ。ややや、雨が降って来た。少し早足だな。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR橋本駅
(6:20)
↓↓↓↓
三ヶ木→→→→→→焼山登山口→→→→焼山直下(1000m付近)→→→→
(6:54/6:55) (7:16/7:25) (8:40/8:50)
※
橋本駅発のバスは「三ツ木」で、隣に停車しているバスに乗り換えて登山口
へ。結構せわしなく、時間に余裕がない。小学生への注意ではないが、バス
に乗る前はトイレタイムも忘れずにが無難かも。なお登山口には、停留所先
にトイレあり。
焼山(1059.6m)→→→→黍殻山(1272.8m)→→→黍殻避難小屋→→→
(8:55/9:05) (9:38/9:45) (9:50/9:50)
※
登山口からは、下りの場合はスリップ注意の場所もあるが、登る分には特に
問題なし。
※
焼山ピークでは「鉄塔状の展望施設」が、一方黍殻山のてっぺんでは、かな
りチープな山名表示のプレートと、大層立派な雨量計がお待ちかねである。
※
黍殻山の避難小屋は、超がつく程、きれいで立派。しかし、これは外見だけ
だったようで。2013年秋より建替え工事中。完成は2014年3月とか。
姫次→→→→→→→→袖平山直下→→→→→→→1010m付近→→→→→→
(10:40/10:45) (11:00/11:00) (11:30/11:50)
※
姫次に近づくにつれ、登山道には木製の階段が出現。ただし、かなり老朽
化というのか、壊れており、非常に歩きづらい。そうこうしているうちに、
東海自然歩道の最高地点(1433m)を通過する。
※
袖平山直下から・1077(風巻ノ頭)は、地図を見て想像する以上に急降下
となる。また足場も悪く、所々にロープもあり。行動は慎重に。
・1077(風巻ノ頭)→→→→神ノ川公園橋→→→→神ノ川ヒュッテ→→→
(11:55/12:15) (12:50/12:50) (13:00/13:15)
※
・1077(風巻ノ頭)には、ここより神ノ川間は、丹沢一の急勾配との表
示あり。実際に歩いてみると、確かにその通り。浮石ゴロゴロの道を転が
るように進む。
※
なお、神ノ川ヒュッテで聞いた話によると、このルートは夏は山岳マラ
ソンのコースだそうだ。
犬越路→→→→→→→→用木沢出合
(14:20/14:50) (15:45/15:50)
↓↓↓↓
西丹沢自然教室
(16:10)
※
神ノ川ヒュッテから犬越路、そして用木沢までの道は、よく整備されて
はいるが。いかんせん沢沿いの道。そのため川の増水などで被害も受け
やすく、一部に不明瞭な箇所もあり。ただし道標は多数設置されている
ので、もし道がわからなくなったら周囲をよく見ること。必ず道標他、
道の目印が発見できるはず。
※
しかし沢沿いの道である。悪天候時は避けた方が賢明かも。
※
犬越路にも、先程の黍殻山避難小屋に負けず劣らずの避難小屋あり。