どんと・しんく。 すり～ぷ

DON’T THINK
SLEEP

今年は、まあいろいろあって
取らぬ狸の何とやら。
法定通貨の皆々様とは
1年通して疎遠となってしまった。

サイフが軽くなるにつれて
ハンド to マウス、まさに貧乏暇なし。
山へ出かける時間も、いやそれ以前に
金銭的な余裕がなくなる有様だ。

おまけに貧すれば鈍する、馬痩せて毛長しと
気持ちもネガティブ、マイナス思考で、
ますます山から遠ざかる。

お陰で動かぬはずの山が、
何だか遠ざかったように錯覚してしまう。

2020（令和２）年は、どうも締まらず、
すっきりもはっきりもせず、
光は見えずで山ともご無沙汰。
行く末を案じてしまう状態の連続だった。

年の瀬を迎えても、事態に変化なし。
夜ともなれば、さあどうするオン＆オフ、
この事態をどう乗り切るかと悶々としてしまう。

しかし夜に一人で思いを巡らしていると、
結論が悲観・絶望的になってしまい、
どうもよろしくない。

寝ずに考えたアイデアにろくなものはないし、
不眠不休で働くなどと寝ない自慢を吹聴する者に
仕事ができる人のいたためしなし。

昔から夜は眠るか、
歴史をつくる時間と相場も決まっている。
ならば、いい歳こいたおっさんの場合は、
さっさと休むのが得策か。

しかし目が冴えて眠れない。

さすれば、ここは涼しいから
寒いと季節は巡ったものの冬も夜長、
灯火親しむといきますか。

ありがたいことに、昨今は真夜中でも
電子書籍なら手に入る。そこでインターネットで、
あれこれキーワードを入力して、検索してみる。

どれにしようか、よし今宵は
このお山関連の本をナイトキャップとして
ページをめくり、活字を追うのに疲れて
瞼が重くなったら、夢の中へだ。

近年は異常気象ではあるが
やまぬ雨・雪・風も、明けぬ夜もないはず。

来年は、休日ともなれば
あちこちのお山で
ゼイゼイと息を切らしながら
頂きめざしてとなる暮らし、
干支になぞられ、
ウシシのシの1年になること念じつつ。

しかし急いては事を仕損ずる。
こちらも干支、牛歩の歩みよろしく
ゆっくり、じっくり、しっかりと。

はい今夜は、ここまで。
有名なお言葉
「DON’T THINK　FEEL」をもじって
「DON’T THINK　SLEEP」。

それでは読書のち就寝、
明日も、カラでもいいので
元気を出してまいりましょう。