2014年2月、東京には、まあこれでもかと雪が降り、つもった。
しかも1度ならず2回もである。そしてこの2回とも、なぜか仕事で
外出せねばという状況となった。今年も例年と同様に、強運、幸運
やラッキーといった類いとは無縁のようだ。
街は雪山仕様である。ならば足元は、やはりこういった状況で頼
りになる一足である登山靴の登場だ。ネクタイ姿に登山靴、かなり
不思議な出で立ちではあるが、外の雪に対応できるのは、もはやこ
のスタイルしかない。
実はこの登山靴は、ずっと“冬眠中”だった。この前に履いたのは
いつだったか定かではない程、久々の足入れである。
行動に日帰りが多くなり、またおっさんとなった最近は、とにか
く軽量化を優先している。その結果、私の足元を固めるのは、いつ
しか登山靴から地下足袋へと変わっていった。地下足袋は、林業作
業用で、前部内部には先芯、靴底にはピン。タフでグリップ力も凄
い、そして何より軽い。
濡れには弱くクッション性も低いが、こちらは靴下と中じきで
カバーして使っている。履き心地はまずまず以上で、地下足袋と
はジャパニーズ・トレッキングシューズなりと勝手に思いつつ、
あちらこちらに履いて出かけている。
さて久々の登山靴、雪道・悪路は水を得た魚で、仕事の往復は、
快速歩行で前へ、前へ、ゴーゴーであった。う~ん、こうしてみ
るとやはり登山靴も捨て難い。たまには登山靴ででも、アウトド
アーへ出かけてみますか。
よく見ると、かなり底はすり減っていた。出かける前に、一度、
張り替えにいくかな。