一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

引越し後の家具搬入と注文住宅

2006年12月23日 15時00分12秒 | 建築家の日記
皆さんこんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日午前中は、施主にも来て頂いて現場での電気確認。この確認では必ずといっていいほど、多少変更したほうが良い点は見つかります。クリスマス直前なので現場に来てくれた小さなお子さんたちに、お菓子の入った「サンタの足」をプレゼントして、打ち合わせも無事終了。

午後には、私が設計監理した新築物件で、引越を完了されて外構工事中の現場へ確認に行きました。外構工事は祝日にもかかわらず、外床の乱張りの石を一生懸命に仕事していてくれていたのですが、初めて見る若者達が何やら困った顔をして家の前でヒソヒソ話をしているのです。

「何?どうしたの…?」と輪の中に入っていくと、施主が新しく購入した大きなダイニングテーブルが階段から2階へ入れることができなくて、後日クレーン車を手配して入れる相談をしていたのです。

テーブルの大きさを聞いて、私は、「ちょっと見てみよう」とその若者達を連れてインターホンを押し、施主に簡単に挨拶をして、ズカズカと家の中の入っていきました。

階段で搬入の仕方をメジャーを持って打ち合わせし、
「こうこうこうしたら入るのでは?」と私が説明しても「いや、ものすごく重いし、サイズ的には理論的に無理です」というのです。

私は「せっかく4人も来ているんだから、ギリギリできるかもしれないし、トライしてやってみたら?責任者は?」と聞くと、

「いや、もし傷つけたら責任を取れないので、クレーンを手配します。」とのこと。あれこれ押し問答をしたあと、天然物の天板で凹凸があるようなので、天板の形状を確かめにトラックへ見に行きました。

形状的に見て、「ここを下にして、こっち側で回転させればできるんじゃないの?」と無理やりトライさせることに…。

私も上の階のロフトへのストリップ階段から手を伸ばし、形だけ…応援しました…(^^;)、

結果は、見事成功!パチパチパチ!と拍手をして、「あの建築士さん、すごい…」という若者の声を背に受けながら、気持ち良く現場を去って帰ってきました。(笑)


冷蔵庫の大きな家電品は、2階というとほとんど自動的にクレーンを用意するようです。私が2階をリビングに設計する場合は、階段の幅を広めに取ってあるので、有利なのですが、新築ということもあってか傷を付けるのを恐れるようです。

以前、大正堂の家具屋さんに依頼したときは、本当にギリギリのところを慎重に養生しながら、ベテランの方が若者に指示をしながら重い家具を運んでくれたことがありました。

クレーンを頼むと最低3万円は取られてしまうので、皆さんも可能かどうかご自身でも検討されてみた方が良いかも…。

明日は1日、事務所で打ち合わせですが、本日このあと、また次の現場へ向かいます。



神奈川県横浜市 住宅設計 注文住宅の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/












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