一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

解体中の現場での話

2007年02月01日 11時51分17秒 | 建築家の日記



こんにちは、清水です。

今年も1月が過ぎ、今日から2月です。私は朝一番に、逗子の解体中の現場へいってきました。打ち合わせして、次の現場に着いたら、「井戸が出てきました。」との連絡が入りました。

家の解体が終わり、外部土間の部分と塀の一部が残っているだけなのですが、どうもコンクリートの土間の部分の下、コンクリートで塞がれてい場所のようです。水も入っているとのことで、危険なため取り急ぎ埋めてもらうことにしました。

井戸を埋めるのであれば、お祓いをしてからという方もいらっしゃいますので、応急の蓋だけにしたかったのですが、入り込んだ子供が間違って落ちたら危険ですので埋めてもらうことにしました。

この土地は、中古で購入した土地に古い家が建っていました。事前の地盤調査では、どのポイントでも1メートルの深さに達しないうちに何かにぶつかって、データーが取れなかったのです。もし、地中がコンクリートのガラだらけだったら…、困るなぁ…と思っていました。

解体が完了して、再度地盤調査する予定ですが、井戸もあるとのことで水位も気になります。

この土地には、児童図書館を併設した子供達のために実験を教える、こども科学館のようなものを個人が私財で建てる予定です。

不思議なもので、何か良い住宅や建物が生まれる前には、何かと障害が生じてきます。計画変更を余儀なくされたり、着工できないでいたり、工期がなぜかずるずると延びてしまったり、予算がオーバーしたり、というようなことも含めてです。これらは、ひとつひとつ乗り越えて行かなければなりませんが、前向きに考えて対応していけば、必ずハッピーエンドにつながるようです。



ミタス一級建築士事務所 清水煬二


 
注文住宅






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする