一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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住宅のコストダウンについて(1)

2007年02月20日 20時49分32秒 | 住宅ノウハウ・実例
こんばんは、清水です。投稿が遅くなりました。

住宅のコストダウンの方法はいくつかあります。簡単でわかりやすい方法から、注意点も一緒に述べてみましょう。

まず、イメージしやすい照明器具。これはみなさんが安く買って支給すればその分、安くなります。みなさんならどうされるでしょうか?

照明器具の支給の問題点は、受取りや運賃、梱包材の処分の問題とトラブルが起こったときの責任の所在の問題。例えば、調子が悪くなったときに器具が悪いのか?配線工事が悪いのか?がわからない。支給をしていると原因が確定するまで責任がハッキリしませんが、工事業者に任せていればどちらでも責任をもって対応させることができます。

現場に納品して置いておいても工事中に紛失したり、壊れたりすることもあります。運搬中に壊れたのか現場で誰かが間違って壊したのかはハッキリしません。

そこで、ミタス 一級建築士事務所では、照明器具が追加になる場合、定価の40%引きになるように業者に交渉します。皆さんがご自身でインターネットで直接注文すれば定価の50%引きでも手に入るでしょうが、これに運賃が掛かります。代金振込み料や面倒な手間、先ほどの問題を考えれば、この照明器具の定価の10%の差額程度の絶対額なら業者に任せた方がメリットがあると考えるからです。

本日も、業者から30%引きで見積もり提示がなされました。これをもとに業者にお願いをして「40%引きなら頼むがどうか?」と交渉することになります。

本当に照明器具分のコストを下げたいのなら、天井に引っ掛けシーリングだけを付けてもらい、皆さんが量販店やホームセンターで購入してきて、引越し後に自分で付けるのです。最近はこういったところで売っている商品は、簡単に取り付けられるものが多くなっています。

ここで特売品を購入すれば、50%引きどころか、その絶対額が圧倒的に安いのです。50%で2万円で買っても、類似品がさらにその半額以下で売っていることは珍しくありません。やや安っぽく感じるところは我慢できる場所、こだわらない部分にはこういったものを使う手もあります。但し、個人的にはあまりお薦めはしませんが…。

これを行う場合のポイントは、自分で取り付けられるように引っ掛けシーリングだけを取り付けてもらっておくこと。そうすれば追加工事費も取られません。ダウンライトに関しては、工事も器具もお願いした方が良いでしょう。


ミタス 一級建築士事務所 清水煬二



http://www.mitasu.com/



コメント (2)
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