みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
10月が始まりました。今年もあと3ヶ月です。
さて、昨日 9月30日 の続きです。
限られた空間であればあるほど、いかに快適に拡がりを感じさせていくか?
平面的には限定されますから、私は上部までの空間をどうするかを考えます。
この写真は玄関で、
上部は吹き抜けにして心地よさを演出していますが、
平面的には、それほど広くはありません。
吹き抜けの上部には、窓を付けて明かりを取り
2階の室内側からも拡がりを感じさせるために窓を付けます。
▲玄関ホール上部の吹き抜け
空間の平面的な拡がりのために
ハメ殺し窓の出窓を付けたのですが、
▲完成前の出窓写真
ポイントは、
・床から低い位置から上部まで大きく付ける。
・窓の外に視覚的な拡がりを持たせる。
1番目は大きく付けた方が実際に広いわけですから、当然広く感じます。
但し、法規上の容積率や建ペイ率に入らない範囲内で行いますので
無制限に大きくはできません。
この2番目のポイントも非常に大切です。
写真のように、外部の少しのスペースを利用して坪庭を演出しましたが
その空間を見せることで、より拡がりを感じさせることができます。
この窓の外がすぐに隣地の塀ですと、空間の拡がりはあまり感じませんね。
このテクニックは、2階リビングなどでも私はよく使います。
2階リビングなどでの実例写真は、次回にでも。
横浜市 一級建築士事務所
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