掴んでいる「餃子おむすび」、おいしかったです
こんにちは、清水です。住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役に立つか、楽しめる内容になるよう願って書いています。
本日は、スタッフブログです。
先日の 住処プロジェクト その1 の続きですが
一気に書いてくれました。
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こんにちは。設計スタッフのS.Kです。
東京ガスの「SUMIKA Project(住処プロジェクト)」見学会に参加したので、
ご報告です。
(9月24日付けのブログをご参照ください。)
建築家の伊東豊雄さんをリーダーとして、
「自由で豊かに自然と関わることのできる住空間」
「人々の動物的本能を甦らせるような、自由で独創的な住まい方」
を4人の建築家が提案する、このプロジェクト。
自然と関わる・・・
動物的本能を甦らせる・・・
どのように表現するのか、個性の出るところです。
伊東豊雄さんは、「木陰のつどい」。
☆写真:パヴィリオン全景
▲建物の前にある大きな桜の木。
この下での宴会をイメージして・・・
☆写真:パヴィリオン内部
▲幹から枝を広げるような架構の下に
15人掛けのテーブルを置いています。
☆写真:パヴィリオンの食事
▲実際にお食事をいただきました。
座っていてトップライトからの日差しが直接当たると
どうしてもまぶしいものです。
木漏れ日ですね。
少し席をずらして直射日光を避けることになり、
絶妙に樹の下にいる気分になります。
藤森照信さんは、「火を焚いた洞窟から外を眺める」。
☆写真:コールハウス眺め
▲両側の天井が下がった穴倉のような形の部屋に・・・
☆写真:コールハウス暖炉
▲丸みをもたせて塗り込んだ暖炉があります。
外壁に張った焼いた杉板は、触ると手が真っ黒になりますので、
ほんとうの洞窟内部を彷彿とさせます。
☆写真:コールハウスはしご
▲はしごを登ると・・・
☆写真:コールハウス個室
▲個室。
こちらはツリーハウスの趣きです。
穴倉に逼塞したい気分なら洞窟へ、
高いところで遠くを眺めたくなったらツリーハウスへ。
なんて欲ばりな造りでしょう(笑)
西沢大良さんは、「日差しと生活リズム」。
☆写真:西沢大良 内部
▲ワンルームにキッチンとベッド。
壁はすべて扉、開ければ外は草原です。
☆写真:西沢大良 屋根
▲半透明のルーバーでできた屋根で、
朝はベッドに、正午にはキッチンに日が差します。
太陽とともに生きる、時計いらずの住宅です。
藤本壮介さんは、「家と街と森の一体化」。
☆写真:藤本壮介 箱型の部屋
▲箱型の部屋が積み重なり、
樹木ごと空間を構成。
☆写真:藤本壮介 ベッドルーム
▲ベッドから木を眺められ・・・
☆写真:藤本壮介 浴室
▲浴室も外部と融合しています。
4つの提案を見て、
「自然との融合」とひとことで言う中で生活に取り入れたいのは、
視覚と聴覚に関わるものだけだと感じました。
明るい日差しや小鳥のさえずり、木々のさざめき・・・
これらはできる限り生活に取り入れたい。
が、季節ごとの暑さ・寒さにはできる限り影響を受けたくない。
冷暖房機器に頼りすぎたくないし、
かといって修行僧のようには暮らせない。
実際に住み続けるには、
外気温の影響をなるべく受けない断熱性能をもち、
視覚や聴覚で五感を刺激する住宅がいいなぁ・・・と、
さまざまに考えさせられました。
招待くださった東京ガスのKさんに感謝!です。
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新築住宅 設計監理
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