高麗白磁へムリクップ碗。
高麗王朝時代12世紀の蛇の目(ヘムリクップ)高台の白磁碗です。
奇跡的に全容を保っていますが、
高台畳付きに穴があってそこからやや土臭があったのを
金を蒔きふさぎましたが、まだなんとなく匂いが残っていますので、
あらかじめご承知置きください(内側はにおいません)。
ほかにボディにニュウの金直し、全体にピンホール、
口縁に釉の剥落がみられます。
ボディは陶胎です。
かせる寸前の釉肌ですが、画像の通り、外側は全体が景色といっても良いかと思える姿、
手取り良く茶陶としてはもうしぶんないかと思います。
何百年も使用されていなかった碗に熱湯を注ぐとニュウが入ることがあります。
本品は当方で徐々に熱に慣らし、その後茶を点てていますが、
お使いの際はなお気を配っていただいたほうがよろしいかと思います。
薄造り、おそらく高麗王朝時代の最上位作、
希少なお品です。
高台ややかたつきます。
口径 約16センチ前後
高さ 約6センチ前後
画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
ご売約