日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

桜のなみだ

2019-10-20 13:56:06 | 日記

 

昨日、駅から自宅に続く道を歩いていると、

え、いつもと何か違う・・・

 

道に迷ったような感覚があり、

うろたえながら左右を見てみると、

 

道沿いにあった、それは大きな桜の木が二本、

あとかたもなく姿を消している。

 

その二本の桜の巨木は

道路に面した古い屋敷の庭にあり、

 

道路におおいかぶさるように大きく枝を広げ、

 

花の季節になると、

そのあたりは、あでやかな桜の花のトンネル。

桜吹雪が、見惚れるほどに美しかった。

 

それが・・・

 

敷地のなかを見てみると、

ブルドーザーが大きな音をたて走りまわり、

容赦なく地面を掘り返している。

 

そうか、家の主がいなくなって売りに出されたのだ。

 

敷地の大きさからして

マンションを建てるつもりなのだろう。

 

でも、だからって、

地域の財産だった桜の木を、

ここまで無惨に伐り倒してしまうなんて・・・

 

法律的には、

その土地を買った人(会社)の自由なのだろうけれど、

知恵を絞れば

設計に生かすこともできたはず・・・

 

ばっさりと斜めに伐られたあとの、

直径60センチはあろうかという切り株の断面が、

痛々しいまでに白く、

 

桜が涙を流しているようで・・・

 

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ムーンライト

2019-10-10 10:51:52 | 日記

 

芦屋にオープンした紅茶専門のカフェを偵察に。

 

この店は日本の紅茶専門店の草分けといわれていて、

今は二代目が紅茶の普及に東奔西走している。

 

私はコーヒーを飲むと体調が悪くなるため、

紅茶専門。

 

いろいろな茶葉を試してきたけれど、

今回、生まれて初めて、

紅茶のシャンパンといわれる、

ダージリンのファーストフラッシュを体験。

 

ダージリンは世界三大銘茶のひとつ。

その春摘み茶葉がファーストフラッシュで、

青みのあるフルーティな芳香が特徴とされている。

 

お湯を注ぐ前に茶葉を見せてもらうと、

一般の紅茶とは異なる緑色で、

しかもかなり大ぶり。

 

カップに注いだときの紅茶の色も薄く、

香りや味は上質な日本茶(緑茶)を思わせる・・・

 

マスターによると、

春摘みのダージリンには、

「ムーンライト」という名称の特別な茶葉があるらしい。

 

ムーンライトとは、

ダージリンを産する名園が、

素晴らしい出来と認めた茶葉に与える特別な名称とのこと。

 

ムーンライト・・・

 

月は、

私の一生のテーマでもあり、

来年の春を待って、

ぜひとも飲んでみたいものだなと・・・

 

う〜ん

紅茶の世界もなかなかに奥深く・・・

 

 

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