仕事で、ある国立大学の附属病院へ。
今春から、
ガンや難病の新しい薬を開発する臨床研究や、
治験をサポートするための「臨床研究センター」が始動したという。
研究の推進と同時に、
治験に参加する被験者(患者)保護の取り組みも
両輪として打ち出している。
センター長の医師に話を聞いたところ、
「今後、ホームページなど通じて
患者さんとコミュニケーションを図り、
ニーズを把握したうえでの臨床研究も進めたい。
近隣の医療・研究機関で行われている
最新の治験情報などを収集・更新し
患者さんに公開するWEBシステムも考えている」そうで、
そのためのワークショップも、すでにスタートしているという。
そのような取り組みが全国の中核病院に拡がり、
将来、全ての情報を統合して患者さんに提供できるようになれば・・・
二人に一人がガンになり、
三人に一人がガンで亡くなるという時代。
父が食道ガンで苦しみ衰えていく姿は
30年を経た今も脳裏に焼き付いている。
私自身も、いつ患者の立場になるかわからない。
この後の人生の時間をかけて、
ガン医療や、ガン難民をつくらないため、
私の専門である広報の分野から
何か貢献できないものかと・・・
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