来週は忙しくなりそうなので、
思いきって繁華街に出かけ、
ドイツパンの店で
アップルパイを買って帰った。
ここのアップルパイは、
いかにもドイツらしい
どっしりとした風味が特徴。
リンゴのフィリングも
甘すぎず、
数あるアップルパイのなかで、
いちばん美味しいと思う。
春摘みのダージリンを淹れて、
風そよぐ窓辺で、
いただきま〜す。
梅雨の晴れ間の、
ささやかな幸せ・・・
Copyright © 2021 .日々逍遥. All rights reserved.
緊急事態宣言で、
しかも連日の雨・・・
気晴らしでランチをと、
近所のピッツェリアに出かけた。
この店のメニューには、
ピザだけでなくパスタもあり、
以前から食べてみたかった
ボロネーゼをオーダー。
一口食べて
もうビックリ。
こんなに美味しいボロネーゼ、
今まで食べたことがない!
手打ちの平らなパスタは、
モチモチなのに歯ごたえがあり、
牛ミンチはおそらく、
オーナーが自ら、
塊肉を包丁で細かく叩いて、
つくったもの。
だから、
いかにも肉という感じの歯ごたえがある。
トマトソースは、
まったりしているのにパンチがあり、
隠し味として、
ドライトマトや
ケイパーが使用されているはず・・・
感激のあまり、
レジでオーナー夫妻に
「こんな美味しいボロネーゼ、
生まれて初めて食べました」と
言ってしまった・・・
自宅に戻ってからも、
なんとなく気分晴れやか。
おいしい料理は、
カラダだけでなく、
ココロの栄養でもあるんだなって・・・
Copyright © 2021 .日々逍遥. All rights reserved.
連休開けの週は、
若干、時間の余裕がある。
連休前に
全ての仕事が
前倒しで進められていたからだ。
うれしくて、
久しぶりに図書館で、
生物学者・長沼毅さんの本を借りてきた。
この人の本は、
素人にもわかりやすい
内容のものが多いのだけれど、
今回は、
「生物圏の形而上学 宇宙・ヒト・微生物」と
名称からして硬派。
(中身も硬派。。。)
でも、
じっくりと読み進めていくと、
・森林は森のストロー とか
・人はなぜチンパンジーにならなかったのか とか
・微生物が小さいことの意味 とか
・私たちに遺伝子が受け継がれている
ネアンデルタール人について、
その絶滅の原因を知ることが、
人類の未来(滅亡もふくむ)につながる とか
興味深い内容に
どんどん引き込まれてしまい・・・
アタマとココロが
刺激され・・・
3時間ほどが
アッという間・・・
やっぱり
読書は
やめられない・・・
Copyright © 2021 .日々逍遥. All rights reserved.
フランスでは
先日5月1日は鈴蘭の日なのだとか・・・
毎年この季節になると、
実家の庭一面に咲いていた
鈴蘭を思い出す。
早朝に雨戸を開けると、
風にのって、
思わず深呼吸したくなるような
甘やかな鈴蘭の香りが、
部屋いっぱいに流れ込んできた。
あの鈴蘭は今年も咲いているだろうか・・・
実家を売却するとき、
大幅なリフォームを行うと言う買い主に、
鈴蘭のことを一生懸命に伝えた。
せめて庭は掘り起こさず、
鈴蘭を残してほしかったからだ・・・
その1年後、
哀しくなるような
安っぽいリフォームが施され、
貸し出されている実家の写真を、
不動産会社のネットで見かけたが、
庭の様子まではわからなかった・・・
わたしにとって鈴蘭は、
実家で過ごした10年の日々と
母を思い出させる花・・・
5月の、
こんな雨の日には、
あの鈴蘭の
可憐な姿と香りが、
家族を失った
胸の痛みとともによみがえってくる・・・
Copyright © 2021 .日々逍遥. All rights reserved.
