みやけ司法書士・FP事務所のKOBE開業Diary 

神戸市北区で相続、成年後見、生前整理のご相談をお受けし、トータルで支援している司法書士、行政書士の事務所です。

「在宅ひとり死のススメ」を読んで

2021-05-10 10:00:00 | 生前整理・相続

こんにちは。

本日も、みやけ司法書士・FP事務所のブログにご訪問くださいまして、ありがとうございます。

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上野千鶴子さんの「在宅ひとり死のススメ」を読んでみました。

なかなか過激なタイトルですね

 

以前に、このブログでも「フレイル(虚弱)」について書かせていただきました。

フレイルに関する投稿はこちら ↓ ↓ ↓

https://blog.goo.ne.jp/miyakeoffice/e/5b24048f4c3552b2b68129fb6eae9b1b

 

この本では、フレイルのことを「ヨタヘロ期」と表現されていました。

社会学者の春日キスヨさんの言葉だそうです。

確かに、「フレイル」と言われるより、イメージしやすいかもしれませんね。

 

 

 

この本は、タイトルが「在宅ひとり死のススメ」というだけあって、

施設や病院ではなく、いつまでも自宅でひとり暮らしをして、

自宅で最期をむかえることのメリットや、その準備・心構えなどについて書かれてあります。

 

「死の床で、旅立つ人に向かって感謝を伝えるくらいならば、もっと早くに言っておくべき」

という趣旨の記載がありましたが、

生前整理をお伝えしている側からしても、納得と思いました。

 

生前整理では、大切な人にメッセージを伝えることをおすすめしています。

死に直面している状態で感謝を述べられたとしても、

聞こえていないかもしれませんし、

薄れゆく意識のなかでは伝わりません。

仮に伝わったとしても、どうすることもできません。

 

それならば、もっと元気なうちに感謝の気持ちを述べていたら、

とても素敵な関係を築いていけると思いませんか。

感謝をきちんと言葉にしたり、いい関係を保つための行動を取っていたら、

双方が幸せな気持ちになれるのではないでしょうか

 

成年後見業務を通して、ご高齢の方とお話する機会が多いですが、

最後までご自宅での生活を望まれる方もおられれば、

一人では不安なので、施設入所を希望される方もおられます。

 

在宅での生活が厳しくなって、とりあえずどこかの施設へ…となるよりは、

ご自身で判断できるうちに、いろいろな施設を回って、

納得できるところに入所するのも一つの考え方かと思います。

(もちろん、費用や要支援・介護状態などの問題はありますが。)

 

様々な問題提起がなされており、

後見業務についても、親や自分自身の最期についても、

改めて、いろいろと考えさせる本でした

 

本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

生前整理講座情報

生前整理アドバイザー2級認定講座(一般社団法人生前整理普及協会認定講座)

 このほかにも、「生前整理」や「エンディングノート作成」に関することなど

 ご希望に応じてマンツーマンやグループでの講座も行います。

 内容や日程はご相談ください。(費用は内容や人数によって異なりますので、お問い合わせください。)

 詳細は、みやけ司法書士・FP/行政書士事務所のHPまで  https://www.miyake-hyogo.com/


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