軽井沢のいろいろ~♪ 軽井沢で静かに暮らす 深山のイノシシ があれこれ見たこと聞いたこと

軽井沢に静かに暮らす深山のイノシシが 軽井沢の春夏秋冬 今昔、あれこれ・・ 見たまま聞いたまま書いてるよ

 軽井沢のいろいろ よいとまけの唄

2016-01-13 | 避暑地 軽井沢のあれやこれ

  皆さん 大晦日の 紅白歌合戦 で美輪 明宏さんという歌手の「よいとまけの唄」を聞きましたか?

 今ではいろいろな生き方も風采も「なんでもあり」と言われるような世の中で珍しくないけれど 

 少し前まではインパクト  のある芸能人さんという世評だった気がするよね

  そんなこんなについて とやかく言いたい人たちも 

 80歳にして  あの歌唱力と  あの歌の原光景には何度耳にしても心を動かされるんじゃないかな?

 軽井沢も初期の別荘開発の頃は 今の様にトラックとブルトーザーとクレーンを持って来て

  ガガガ~ッと2,3日作業したら 更地が出来上がる・・という様な事はなかったんだよ

 木を切り、草を刈り、土を掘り、石を運び・・僅かな機器やトラックくらいで 後は ほぼ人力で

  作業が続けられて別荘が建ったんだよ 

 水道が引かれない事もあったので  井戸を掘る仕事の人もいた  井戸って地面に人力で縦に穴を掘って行くんだよ

 現場では 男の人ばかりでなく、 女の人も働いていたんだよ

  昔は農業も盛んだったから、男の人に負けず力仕事も頑張る女の人も少なくなかった 

 昔は地面を整地するのも重機のローラーじゃなくて 唄の様に丸太を円錐状に組み合わせて纏めた位置から

 地ならしのための鉄塊を引いては落としひいては落としを  繰り返す「よいとまけ」作業

 掛け声も「えんやこ~ら~」ドスン!  照りつける太陽の下でも小雨でも

 期日までには一定の範囲を  整地しなければならないので男の人も女の人も真剣でみんな必死だったよ 

 そうゆう仕事をしているからと あれこれ言われる事は無かったんだろうと思うけれど  

 朝早くから日が暮れるまで  仕事以外の事には構えないし  へとへとに疲れる 

  それから帰ってお家の仕事もあるんだから 生活の為に働いたお母さん達の苦労は大変だったと思うよ
 
 そうやって初期の頃の瀟洒な  風格ある別荘は造られて、毎年手入れをされて、長い歳月保たれて来たんだよ 

 日本のどこでも 似た様な光景があって  多くの人の記憶に残っているから あの歌が心に響くんだと思うな・・



コメント (1)
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