ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

人生の『旬』

2010-07-18 17:02:37 | 晩年学
自分の生き方に、賛同してもらえるとうれしいものだ。

「舎人のようにはやくに降りて、自分の好きなことをするのが正解かもしれませんね。たいがいの人が定年までにぼろぼろになって、さてなんかしてみようと思っても、すでに遅い」

「何かを始めるに遅いということはない・・・とはいうけれど、『旬』というかリミットはあるわな」

てな会話をして帰ってきて新聞見たら、同じようなことが書かれていた。

一日一粒
心のサプリ  心療内科医 海原純子

人生の「旬」

通常「旬」の人、というと今人気のタレントや、若者のことをさして使われるが、本来の意味は
①魚介類や果物などの最も味のよい出盛りの時期
②物事を行うのに最も適した時期
である。

①の意味で使うことがほとんどだが②の意味で「旬」という言葉を使おうと提案したい。

私たちは日々年を重ねていく。
壮年から老年にさしかかると、自分はもう「旬」ではない、と思いがちだ。
そうだろうか。
50代には50代にしか、60代には60代にしかできないことがあるのではないだろうか。
60代に、40代でしていたことが出来ないからと悲しみ、悔しがっていたら、こんなにもったいないことはない。

今しか出来ないこと、自分にとっての「旬」を見つけることが幸せのヒントだろう。

季節の旬はまためぐるが、人生の旬は一度きり。大切にしたい。




前述の加山雄三氏は59歳から絵画や陶芸に取り組み、個展を開くほどの腕前になっている。



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