ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

見た見たー?! 毎日新聞

2010-05-26 06:40:04 | 杖道
どうせなら内に取材に来て欲しかったー。
毎日新聞 5月25日夕刊 動きたい 一汗いかが

一瞬に命を懸ける気迫

杖道 清風会兵庫支部に毎日新聞記者が体験入門され特集を組んでいました。
なんとはがき大の大きな写真にはわたしの知り合いが大写しに。(シット・・・)
せっかく1月18日みんなの広場に杖道をやっている高齢者の仲間を紹介した拙文を採用して頂いたのだから、追跡調査でうちの教室に来て欲しかったなー。(ほんと、残念)

以下記者さんの感想
「エイッ!」「ホーッ!」同支部のメンバー6人が、二人一組で杖道の形を演じている。
木刀で切りかかる役割の「打太刀」がゆっくりと歩を進め力強く木刀を振り下ろすや否や、「仕杖」と呼ばれる受け手が、杖の先で木刀をかわして払うと、即座に腹を一突きした。そして間髪をいれずに、相手の眉間すれすれに杖を打ち込む。動作は素早く、そして鋭い。

試しに杖を打ってみた。
杖道には打つ、突くなど12の基本動作がある。そのうちの一つ「本手打ち」に挑戦した。
腰を落として体は半身、杖の先は相手の眉間に向ける。そして、一歩踏み込むと同時に、杖を大きく振り回し、相手に打ち込んだ。


杖道が全国的に広まり始めたのは戦後、剣道に比べ知名度はまだ低い。
全日本剣道連盟によると、10年3月現在で剣道の有段者は約158万4000人、杖道は2万1000人。

杖道委員会の波止先生のコメントも頂いている。さすが毎日新聞。
「武道離れや指導者不足もあり、なかなか杖道人口は増えない。しかし、棒一本で誰にでもできる武術、魅力を伝えて生きたい」と語り、地道な取り組みを誓っている。

ただ、一度その奥深さに魅了されると、とことん極めたくなるのがこの武術の特徴だ。

毎週稽古に参加する尼崎の会社員、鈴森友真さん(22)は「形が完全に決まったときの快感は、言葉にできない」と語った。

とまれ、同じような同志は各地で活動しておられます。われわれも益々稽古に励みましょう。

追伸(おせっかい)
毎日新聞 山衛記者様
杖の試合は演舞で競い・・・とありますが
武道は踊りではないので、演武という辞書にない言葉を使います。

死んでも惜しくない一人

2010-05-25 09:57:36 | 晩年学
妻と罰  土屋賢二   文芸春秋

還暦になって気づいたことだが、六十歳以下の人が死ぬと、「まだ若いのにかわいそうだ」「これからというときに惜しい」といわれる。

それなら、老人が死ぬのはかわいそうではないのか。
老人が死んでも惜しくないのか。

口では、老人を大切にしようと言われ、電車でも席を譲られることになっているし、長生きしてねと言われているが、心の中では、いつ死んでもいいと思われているのではないか。

老人が死んでも惜しくないと考えられるのはなぜか。
理由はいくつか考えられる。

①「これから仕事をするというとき死ぬのは惜しい
 しかし仕事をしない人間は死んでもいいのか。
一日中日向ぼっこをしている猫は生きるに値しないのか。
わたしは今後、仕事らしい仕事はできないだろうが、若い頃はもっと仕事をしていなかった。
だが、仕事だけが人生ではない。
年をとっても、遊ぶことやサボることにかけては、まだ若い者に負けない自信がある。
それに、わたしは大器晩成の人間だ(なぜそういえるかというと、此の年になってもまだ大成していないからだ)。本来の力が花開くまでに、後、五十年はかかる。

老人は十分生きたではないか。したいことをする時間はあったはずだ。平均寿命を過ぎたら後は余った時間だ
だが、人生には「十分」も「余った時間」もない。目的を達成するために生きているなら、達成してしまえば後は「余り」だが、人間はただ生きているのだ。宇宙の営みに、「十分」も「余り」もないのと同じだ。
それに、わたしはしたいことがまだできていない(自由に金を使ったことも、平和な一週間を過ごしたこともない)。

③「もうすぐ切れる定期よりは、買ったばかりの定期を落としたほうがくやしい
たしかに、残り少ないものを失っても悔しさはそれほどでもないが、いちがいにそうだとは言えない。
最後の一口に残しておいたトロの刺身を人にとられたときは悔しいのではないか。
映画でも、始まってすぐ打ち切られるよりも、もう少しで終わりと言うところで打ち切られるほうがつらいのだ。


悔しいのは、どんな理屈を考えても、若い生命のほうが貴重に思えることだ

一読・十笑・百呼・千字・万歩

2010-05-12 14:27:46 | 晩年学
長生きできる言葉に出会った。
「一読・十笑・百呼・千字・万歩」だ。

毎日一回は文章を読み、十回笑い、百回深呼吸し、文字を千字書き、一万歩歩けとのことらしい。

文章は声を出して読み、深呼吸は腹式で、笑うのは大声で、とあった。

家の中だけではあるが、新聞や雑誌は声を上げて読むことにした。

千字は、投稿文の作成だ。

万歩は、歩数計を腰にセッセと投稿案を練りながら歩く毎日。

散歩は心の洗濯になる。

まさに考えるアシ(足)である

百呼は散歩途中の公園の緑の中、マイナスイオンを全身に浴びて行っている。

難しいのは十笑だ。

嫌な事件が相次ぐ昨今、十怒になってしまう。

しかし、つくり笑いでも脳が勘違いして特殊なホルモンを分泌するらしいので

一人ニヤニヤしている。

忍び寄る老いにまけてなるものか、と日々努力の私だ。



毎日新聞 5月11日 朝刊みんなの広場



無職 丸山勝也 69 埼玉県



公認C級指導員認定試験

2010-05-10 09:45:03 | 太極拳
5月8日~9日
西宮市 薬業鳴尾浜スポーツセンター

日本武術太極拳連盟 公認C級指導員認定試験を受ける。

受験資格は
1.満25歳以上の者 (クリア)
2.公認普及指導員資格所持(クリア)
3.指導歴3年以上有する者(アウト)
  又はC級受験資格取得講習を受講修了(クリア)
4.初段を所持(クリア)
5.加盟団体会長より推薦(クリア)

昨年、受験できたのだけれども、姪の結婚式にあたり断念。今年挑戦しました。

講習会より約一月、好きな読書を絶って、解説書ばかり読んでいましたが、それでも100点取れず恥ずかしい。

遠方なので毎日5時起き。結構ハードなスケジュールで、体力的にもきつく、使い慣れていない頭もパニックになりそうでした。

第1日目
 9:30       受付開始
10:00       開講式
10:15~12:30 学科講習

12:30~13:30 昼食休憩

13:30~14:30 学科試験

15:00~18:00 指導実技研修

第2日目
 9:00~11:30 指導実技研修

11:30~13:00 昼食休憩

13:00       閉講式

13:30~15:00 指導実技試験

今回参加者176名 その中には福井から来られた82歳のおじいさん(多分最年長か)ほか高齢者が多く、若い方は数えるほど。いかに太極拳が高齢者に愛されているかわかる。

二日間、太極拳漬けになって、勉強になったことが多い。
結果は、5月下旬に出るとのことでした。期待しています。小さな達成感。

私の班の指導を受け持ってくださった○○雅子先生も素敵な方で感動でした。
ありがとうございました。