ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

第20回 大阪府武術太極拳選手権大会

2012-02-18 15:56:57 | 太極拳
武術太極拳選手権大会

守口市民体育館
2月17日~2月19日

最年少5歳から最高齢89歳の方が選手として参加され、三日間にわたって延べ1300人規模で開催される。

私も毎年楽しみにしており、今年は17日の太極拳(満60歳以上64歳以下)<参加者14名>、と太極剣、<参加者7名>にエントリー。
とにかくハードスケジュールで10時開会で私の出番は4時頃から。
大変な一日でした。
まあ、結果はさておき、いい太極拳を見て勉強になったし、下手なのを見て安心もしました。

努力の数でしか技は磨けない

2012-02-13 12:34:19 | 武道関連
産経新聞 折れない心
中村勘九郎

芝翫の元には多くの役者が稽古に訪れたが、その一人ひとりに違った教え方をした。
三人が一つの役を教えてくださいと言ったら、全員に違うことを言う。
その役者のキャリアやレベルに合わせるんですね

さらに年代でも稽古の内容が違いました。
私も、十代と二十代でそれぞれ「今はこうやっておきなさい」と言われた。


私という人間が舞台にいることを思うと、確かにそうした遺伝子がかかわっているのかもしれません。
でも役者の芸は精進によってのみ作られるのです。
努力の数でしか磨けないのだと思う。
つまり、個人がどんなふうに闘うかです


もっとも大切にしなければならないのは、自分自身の努力。
そしてなにより、先輩からの教えです。
なぜ歌舞伎が四百年も消滅しなかったといえば、歌舞伎を愛する役者達の重いが、鎖のように繋がっているからだ。

役者は、自分を表現するために血の滲むような時間を過ごしています。
人より面白い芝居をしたいし、人気も得たい。
そんな顕示欲の塊のような役者が、後輩に「教えて欲しい」と言われれば、躊躇なくすべてを授けてくれるんですよ。
わけ隔てなく、自分が得たものを示してくださる
血縁なんて関係ない。
歌舞伎への愛がちっぽけなエゴなんて吹き飛ばしてしまう


もちろん、私も、歴史の中で鎖の一つになりたい。
でもそのためには「この人に習いたい、教わりたい」と思われなければならない。
お客様だけでなく、若い世代からも魅力的な役者だと思われなければ、伝えるチャンスを逸します。