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ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「はい」

年忘れ吟詠大会

2008-11-30 15:03:21 | 吟道

11月29日(土)
今年一番の忘年会。
午前中詩吟の発表して、昼からはお弁当で一杯やりながらのカラオケ大会。
これが延々6時間ほど続く。
カラオケは文化だな。私など知らない曲をみなさん、ドンドン歌われる。また演歌の詞というのはなかなか人生の断面を見事に削って見せてくれる。
高齢者の方も、矍鑠として、カラオケは元気の源かも知れない。
私は大ネタの「俵星玄蕃」をやったところ、引っ込めという野次もなく、それなりに評判が良かったのだけれど、幹部の先生の持ちネタだって、冷や汗をかく。後半に「こううたうんや」と見本を見せていただく。ながーい。
私が一番若い会員なので、それなりにおば様のデュエットのお相手もしたり、楽しい一日であった。
人と交われば傷つくこともあるが、いろいろ教えられたり励まされたり、生きるヒントを得たり、やっぱり大切なことだと思う。

苦節15年

2008-11-25 17:39:55 | 晩年学
苦節15年 涙の新十両

15歳で入門し、苦節15年の新十両が誕生する。
大相撲九州場所で東幕内10枚目の琴国(30歳)=本名・作田幸寛、岡山県真庭市出身、佐渡ケ嶽部屋=が7戦全勝し、史上2位タイ、初土俵から89場所かけて関取の座をつかむ。

弟弟子の付け人をさせて発奮をうながした先代親方。
「クニーッ。いつまでも付け人ばかりしていていいのか。田舎へ帰るかっ!」と度々叱った。

その師匠も昨年8月に亡くなった。

「あと一年やって、駄目だったらやめます」
現師匠に伝え開き直った。

「先代から『わしの代で上げきれなかった。お前の代で頼む』といわれていた」
と涙目で振り返る。

部屋の関取衆も自分のことのように喜んだ。



若いヒーローの誕生にも拍手を送るが、こういう苦労に苦労を重ねて勝ち得た成功にも、惜しみなく拍手を送りたい。

人生は捨てたものではない。

冥土の土産

2008-11-17 10:16:05 | 晩年学
『冥土の土産』理論

週刊文春
ツチヤの口車


土屋賢二 1944年生まれ お茶の水女子大学教授


「見よ」
尊師が指差したのは雑草であった。
「深い」

「この草には名もない。どんな花が咲くかも知らない。生命力も弱そうである。見るべきところが一つとしてない。だが長所が何一つないからと言ってなぜ評価できないのか。考えよ。この草の深さに目をむけよ」
深すぎるお言葉に一同、感銘のあまり声も出ない。雑草を通してご自分を語っておられるのである。

そのとき「ご相談があります」と言って、六十代の貧相な男性が師の前に進み出た。師は汚いものを見るような目つきで男をごらんになった。当然である。見るべきところが何一つない薄汚い男である。
男はこういった。
「私は警備員をやっておりますが、職場でも家庭でも何一つ思うようにいかず、苦しいことばかりです。先日の健康診断でも要精密検査でした。なぜこう苦しいことばかりなのでしょうか。もっとラクになる方法はないのでしょうか」

「それが人生だ。味わいなさい」
中年男は無礼にもこういった。
「苦しみを味わう心境にはなれません。苦しみをなくしたいのです」
一同は唖然とした。師に異を唱えるのは、考えることさえはばかれる暴挙である。

「冥土の土産と考えよ」

「旅行で何が楽しいか。電車を乗り間違えた、転んで骨折したなどの不幸が後々まで思い出となる。順調な旅行は思い出に残らない。旅行しなかったも同然である。
平穏無事で順調な人生も後に何も残らない。人生がなかったのと変わりない。
どんな苦難も冥土の土産と考えれば味わえる」



感想
しかし、しかしである。若いときはいくら回り道をしてもいいが、このとしになると、極力回り道しないで人生を味わいたいと思うがいかが。

なかなか死ねない

2008-11-10 18:40:31 | 晩年学
この世の日暮れは、あの世の夜明け

晩年は死ぬまでの無駄な時間ではない。

歳とっても、人間なかなかそう簡単にさようならというわけにはいかない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

街には年寄りがあふれている。
お前も間違いなくその一員だぞ。

死ぬまで、修業ってか。

健康自慢

2008-11-10 14:27:04 | 晩年学
だいたい、人間、長生きするようになったから病人も増えた。
予防医学というのもさかんになってきたが、さまざまな「健康法」をいくらやってみても年齢には勝てない。
車だって何十年も動かしていれば、どこかおかしくなる。
六十年乗り続けてどこにも故障がないクルマ、なんか絶対にありえない。
それと同じ理屈で人体だって、あっちこっちぐあいがわるくなる。当たり前のことだ。
健康自慢の老人もいるが、そんな人物だって老眼になったり、入れ歯を入れたり、人の名前を忘れたり、あるいは居眠りの時間が長くなったり、まあ、どこかしら故障が出てきているのが普通なのである。
いつになってもお元気で、颯爽としておられますなあ、などとまわりがおだてるもんだから本人もその気になっているけれども、こういうのは嘘である。
いや、この種のお世辞に乗るのも老化の証拠と見るべきだろう。

19世紀はじめ博多の聖福寺、仙崖和尚曰く

皺がよる
黒子ができる
腰曲がる
頭はげる
ひげ白くなる

手は揺れる
足はよろめく
歯は抜ける
耳は聞こえず
めはうとくなる

身に添うは
頭巾
衿巻き

眼鏡
たんぽ
温石
しびん
孫の手

聞きたがる
死にとうながる
淋しがる
心は曲がる
欲深くなる
くどくどなる
気短に成る
愚痴になる
でしゃばりたがる
世話焼きたがる

秋季段位審査会、二段に昇段

2008-11-04 16:40:29 | 杖道
杖道段位審査会

11月3日 13:00~
川西総合体育館

最初11月2日ということで聞いていて、仕事を調整していたが、よく聞いたら今日。
仕事先から夜勤明けで駆けつける。
やっとついたら卓球大会やっている。えー、会場間違えたかな、と思っているところ、2階ですよと、教えていただく。狭い会場。すでにいっぱいの人。
相手していただける人もすでにお見えで、隙間を見つけて、すこしだけ合わす。

昼食をとって昼から審査開始。
緊張のうちに進んでいくが、稽古したとおり体がかってに動いてくれる。

初、二段は全員合格という結果。ま、裾野拡張政策か。
とりあえず目標クリアできてうれしい。

四段を受験された先輩、残念ながら四段受験者全員(と言っても二人)不合格という結果。十分稽古されて自信満々で臨まれたようだが、お気の毒でした。
厳しいなーと言う感想。