私はこの歳になってやっと、いかに老いていくかを「晩年学」となずけて勉強中だが、この投稿には驚かされた。驚愕の一言だ。
毎日新聞 3月30日付
皆の広場
「残りの時間」を大切にしたい
中学生 中村 拓海 14 (川崎市宮前区)
ぼくは14歳だ。
人生はだいたい80年といわれているから、6分の1が終わったことになる。
これまでだらだらと毎日を過ごしてきた。
たった6分の1だと思っていたが、どうやら「たった」ではなさそうである。
小学5年ぐらいの時だった。
お世話になっていた人の娘さんが死んだ。
それが生まれて初めて死を感じた瞬間だった。
すっかり忘れていた。
死はあまりにも突然やって来て、本当にあっさりと去っていった。
先日、聖路加国際病院の日野原重明先生の講演会が学校であり、久しぶりに彼女を思い出した。
「生きていること」は「持っている時間を使うこと」と先生は語ったが、僕よりもずっと短い時間しか持っていなかった彼女は、どれだけの時間を使えたのだろう。
「死」は案外近くに潜んでいる。
14年は6分の1だと信じたいが、半分かもしれない。
だからこそ、残っている時間に力を注いでいきたい、注がなければならないのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すごい人生観だ。
長い長い人生、疲れないで生きていってほしいと望む。
私のこの頃は、芥川龍之介や太宰治のように、早く余に出て、いかにさっさとこの世におさらばするか・・なんてことばかりに憧れていた。
そして、ただただ時間を浪費して、今の私がある。
毎日新聞 3月30日付
皆の広場
「残りの時間」を大切にしたい
中学生 中村 拓海 14 (川崎市宮前区)
ぼくは14歳だ。
人生はだいたい80年といわれているから、6分の1が終わったことになる。
これまでだらだらと毎日を過ごしてきた。
たった6分の1だと思っていたが、どうやら「たった」ではなさそうである。
小学5年ぐらいの時だった。
お世話になっていた人の娘さんが死んだ。
それが生まれて初めて死を感じた瞬間だった。
すっかり忘れていた。
死はあまりにも突然やって来て、本当にあっさりと去っていった。
先日、聖路加国際病院の日野原重明先生の講演会が学校であり、久しぶりに彼女を思い出した。
「生きていること」は「持っている時間を使うこと」と先生は語ったが、僕よりもずっと短い時間しか持っていなかった彼女は、どれだけの時間を使えたのだろう。
「死」は案外近くに潜んでいる。
14年は6分の1だと信じたいが、半分かもしれない。
だからこそ、残っている時間に力を注いでいきたい、注がなければならないのだ。
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すごい人生観だ。
長い長い人生、疲れないで生きていってほしいと望む。
私のこの頃は、芥川龍之介や太宰治のように、早く余に出て、いかにさっさとこの世におさらばするか・・なんてことばかりに憧れていた。
そして、ただただ時間を浪費して、今の私がある。