ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

五分五分

2010-01-08 11:33:12 | 晩年学
ぼくは、甘い期待はしないで、つねに、「最悪の場合を想定しながら、やる・・・」

小説家として食べていくようになりたいと思えば、直木賞に落ちたってやらなきゃならないんだ。
ぼくは六回目に直木賞をとったんだ。
一回目、二回目、落ちたときでも、当時ぼくは新国劇の芝居を書いていて、大阪で稽古なんかしているでしょう。
そこへ、落ちたことが新聞に発表になるわけだよ。
そうすると、文芸部員がぼくの宿屋に来て、ぼくが脚本を書いているのを見て、よく書けますねと驚いたもんだ。
落ちたショックで何も手がつかないでいると想像してきたんだね。

いつも五分五分、入るかもしれないし落ちるかもしれない。
その率は五分五分であるとぼくはつねに思っているから。

そういう人生観、というのも大げさだけれども、だから落ちたからといってガックリはしない。
もう、すぐその日から仕事ができるんだ。
その考えでいかないと時間というものがロスになってしまう。

なぜというに、ぼくらと一緒に出て行った連中が、一回落ちると二年ぐらい書けないで、みすみす才能がある人がずいぶん討ち死にをして、ついに世にでられなかった人が多い。



池波正太郎
男の作法より

槍の勘兵衛

2010-01-08 11:13:57 | 晩年学
戦国時代渡辺勘兵衛という槍の達人がいた。
織田信長の甲州攻略に、近江の小城主・阿閉淡路守の家来として加わって抜群の働きをした。
大将・織田信忠から賞として名刀をもらったほどの男だ。
ところが主人の淡路守というのはけちくさい小人物で、勘兵衛の手柄を心から喜んでやらない。
あまつさえ、その名刀を自分によこせという。
こんな主人に仕えていられるかと、勘兵衛は淡路守に愛想をつかして飛び出して行く。
それからは槍一筋に自分の全てを賭けて流転の生涯を送ることになる。

戦国時代にはそんな人生があったわけだ。
戦争が続いている時代には、腕の立つ強い人間ならどこでも喜んで迎えてくれる。
だから、自分を正当に評価しないような主人には家来のほうから絶縁状を叩きつけても、すぐに次の主人が見つかったわけだ。

考えてみれば、これは現代社会においても必ずしも通じない話ではない。
勘兵衛のような誰も真似のできない特技を身につけていれば、決して不可能なことではない。
大樹に身を寄せて、ひたすら御身ご大切にでは、どうにもならない。
夢とかロマンとかいうものは、誰かが与えてくれるものではない。
自分で求め続けるものだ。
それでこそライフワークにもなる。


池波正太郎 男の作法より。

太極拳二段合格

2010-01-08 10:58:15 | 太極拳
12月27日、合格通知が届きました。いいお正月が迎えられます。
ご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。
HPで一応確認はしていたのですが、正式に通知が来るまで安心できませんでした。

12月17日 10時から17時半
二段検定事前講習会

事前研修で顔馴染みの方以外にも沢山こられている。受験時のグループで講習を受ける。
今までとは違うまた厳しさで指導頂き、だんだん自信がなくなる。
最後に、リハーサルする頃にはくたくたに疲れていた。


12月18日
寒い朝で、雨戸を開けると外は雪が積もっていた。緊張。
今日の受験者は272名
私は午前中、第8組 5番 前列の左端になる。
試合慣れ、試験慣れしている私も、さすがに緊張。知らぬ間に終わっていた。
心地よい疲れで会場を後にする。 

太極拳段検定レベルアップ講習会

2010-01-08 10:47:08 | 太極拳
2段検定「24式太極拳」研修会
頑張って参加しました。

 9月 7日 AM・PM
 9月14日 AM
 9月28日 AM

10月 5日 AM
10月19日 AM
10月26日 AM・PM

11月 2日 AM
11月 9日 AM・PM
11月16日 AM
11月30日 AM・PM

12月 7日 AM
12月14日 AM・PM

回を重ねる度に、他の方の上手なのを見てこれでいいのかだんだん自信がなくなってくる。
しかし、みなさん、ほんとに熱心に稽古されている。