失われし男の気概 童門冬二より
わたしは、自分も酒好きで、酒のうえでの失敗をかなり重ねてきているから、横井小楠が好きだ。
おそらく小楠自身も、失敗をした後に夜になれば一人床のなかで、
「ああ馬鹿なことをした」
「また、他人の心を傷つけてしまった」
と自己嫌悪に身もだえしたに違いない。
「自分の愚かさによって、世間を狭くする」
「また今日も愚行によって知己を失った」
ということは、わたしのようなだらしない高齢者が毎日繰り返していることだ。
そして、何度も繰り返しても直らない。
「いまの高齢者にとって、起承転結などあり得ない。最後まで起承転転だ」
「生命の燃焼生活」
「死ぬ日まで、ごまかさず転がっていこう」
転がるというのは何も下降することではない。つねに行動するという意味である。
わたしは、自分も酒好きで、酒のうえでの失敗をかなり重ねてきているから、横井小楠が好きだ。
おそらく小楠自身も、失敗をした後に夜になれば一人床のなかで、
「ああ馬鹿なことをした」
「また、他人の心を傷つけてしまった」
と自己嫌悪に身もだえしたに違いない。
「自分の愚かさによって、世間を狭くする」
「また今日も愚行によって知己を失った」
ということは、わたしのようなだらしない高齢者が毎日繰り返していることだ。
そして、何度も繰り返しても直らない。
「いまの高齢者にとって、起承転結などあり得ない。最後まで起承転転だ」
「生命の燃焼生活」
「死ぬ日まで、ごまかさず転がっていこう」
転がるというのは何も下降することではない。つねに行動するという意味である。