この辺でやめてあしたに残しとこ
大阪市城東区 上田美保子さん作品
近藤流健康川柳 5月の月間賞
毎日新聞専門編集委員
近藤勝重氏・評
一日をよく暮す
「日々日々また日々」という言葉が良寛さんの詩に出てくる。
気に入って、友達への近況報告の手紙にも書いたりしている。
いろいろあっても今日という一日を生きている幸せを感じながら、日々を積み重ねて行く。
あれこれ考えて明日にのまれるより、まず今日一日ではなかろうか。
「明日できることは今日するな」とは遠藤周作氏のエッセーで知ったトルコの諺だが、「この辺でやめて明日に残しとこ」と相通じるものがある。
要は今日はここまでと割り切って、無理をしないということだろう。
しかし、そうとわかっていても人間というのは多チャンネルで生きているから、いろいろ頭を動かす。
早朝の散歩の時でも、会社の会議のことなどを考えて歩いていたりする。
これでは何のための散歩か、となるわけで、一日暮らしには今ここを生きるという自覚が肝要であろう。
大阪市城東区 上田美保子さん作品
近藤流健康川柳 5月の月間賞
毎日新聞専門編集委員
近藤勝重氏・評
一日をよく暮す
「日々日々また日々」という言葉が良寛さんの詩に出てくる。
気に入って、友達への近況報告の手紙にも書いたりしている。
いろいろあっても今日という一日を生きている幸せを感じながら、日々を積み重ねて行く。
あれこれ考えて明日にのまれるより、まず今日一日ではなかろうか。
「明日できることは今日するな」とは遠藤周作氏のエッセーで知ったトルコの諺だが、「この辺でやめて明日に残しとこ」と相通じるものがある。
要は今日はここまでと割り切って、無理をしないということだろう。
しかし、そうとわかっていても人間というのは多チャンネルで生きているから、いろいろ頭を動かす。
早朝の散歩の時でも、会社の会議のことなどを考えて歩いていたりする。
これでは何のための散歩か、となるわけで、一日暮らしには今ここを生きるという自覚が肝要であろう。
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