ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

ケンカの仲裁・・・幼稚園の連絡帳から

2017-07-10 23:10:37 | 家庭内対応
クローゼットの中の思い出ボックス。

その中に幼稚園時代の連絡帳があったので、つい読みふけってしまいました。

連絡事項はもちろんですが、気になったことや家庭での様子を記入すると、
担任の先生がコメントを書いてくださいます。

先生との交換日記のようなものです。

私は1年で1冊半くらいでしたが、お母さんによってはほぼ毎日書いて、
4冊くらい使った方も。

先生にとってはかなり大変な作業だったと思います。

改めて読み返してみると、先生のコメントの量が凄いです。
私の文字より多いくらいです。

これほどまでに時間をかけて書いてくださったこと。
本当に感謝の一言です。





年中の時の先生は、所々赤ペンが入っていました。
最後にコメントの長文も・・・

ご年配の先生で達筆すぎて読むのに苦労しましたが

このノートで、ケン太の園内での様子や友達や先生との関わりが本当によくわかりました。
家庭での出来事にもアドバイスいただけて、本当に助かりました。


このノートで忘れることができない記述があるのです。

子ども同士の家庭でのトラブルでした。
ケン太が泣いて友達を執拗に叩くという・・・

書きだしてみますね。
赤字は先生のコメントです。


友達5人が我が家に遊びに来て、
「ケン太君の家でお菓子全部食べちゃおう」と言われると、
ケン太が怒って友達を叩きました。
「ケン太君が叩いた!」と言われたら泣きだしました。

「かくれんぼ」から「たか鬼」に遊びが変わった時
ケン太は「たか鬼」が嫌いらしく自分はやらないと思ったようです。
(誰が提案しましたか?5人で納得していないとそういうことになります)

やっていないのに友達のお兄ちゃんに「反則」と言われたことが嫌だったらしく、
泣いて2階に上がってしまい、しばらく降りてきませんでした。
(当たり前です。やっていないのに反則と言われては傷つけられますからね)

私は「仲直りしなきゃ」と無理矢理下に連れてくると(大人が勝手に仲裁しない)
「反則」と言ったお兄ちゃんに殴りかかりに行きました。
自分より年上となると手加減なしです。(プライドもある)

「叩くのはダメ!ちゃんと言葉で言いなさい!」と言っても聞く耳もたず。
(ケン太君は納得しなければずっと思っています。形だけではダメなのですね。
同齢ではない子に言われ、また自分がやりたいことではないのに反則などと言われ
そのうえママに注意されれば当たり前です。ママはその場を整えるためにしたことなので。
ケン太くんの気持ちはどうだったのでしょうか)

殴りたいと言い続け、押さえつけている私を叩き、側を通った友達にも腹いせで叩く始末。
最近、友達のお兄ちゃんに言われることに腹を立てて泣くことが多く手が出ることもあります。
今日は何回も手が出たので気になります。


ノートの最後のコメントです。

遊びの件ですが、お兄ちゃんは2歳離れていますね。
日頃の、同年齢の中での関わりやトラブル、ケンカとは違います。
大きい子が下の子に物を言って嫌な気分になったのでしょう。悔しかったのでしょう。
そういう部分もケン太君の中にあるという事が見えたと思います。
何気ない言葉でも、本人にとっては今までの中の何かの言葉や関わり方で気に入らないこともあったのかもしれません。
又、ケン太の家での出来事なので、我儘も出て、何人もいる中で自分の本心を出したのだと思います。
自分の家に遊びに来ているのに、お菓子を全部食べられるのも嫌だったのでしょう。
ケン太君はひとり遊びや何か作ったりすることが好きなので、複数で遊ぶことがまだまだこれからです。
社会性を育て充分に関わりが持てるように、自分の気持ち、感情の押さえ、コントロール、遊びを通してもっともっと経験してほしいところです。ケン太くんをわからせ本人が納得するためには、繰り返し目を見て話し、良し悪しを語れば「そうだね」とわかると思います。
まだまだ幼いところがありますので、友達の中でいろんな場面から体験させ経験を積み上げて力にしていってほしいですね。




場面場面でのケン太の気持ち。
先生が解釈してくださっています。
私はどれほどわかっていたのだろうか・・・と思いました。
いや、その前にわかろうとしていたのだろうか・・・

友達を叩くケン太を見て、
どうにかして辞めさせることしか頭になかったと思います。

大人が勝手に仲裁しない
ママはその場を整えるためにしたことなので。

この言葉にはズキンとしましたね。

痛いところを突かれました。
確かにそうだったかもしれません。

叩くケン太を止めさせようと思ったのは
果たしてケン太のためだったのだろうか。
相手の子のためだったのだろうか。

相手のママ友の顔も浮かんだかもしれません。

自分のためだったのだろうか・・・


本当に危なかったら仲裁しなければならないけど、
その前に余計な私情を挟んではいけませんね。

それに・・・子ども達の世界です。

大人がすぐ介入して解決しようとするのもダメですね。



私はこの時、初めて自分の子育てを見直しました。

先生がたくさんのことを教えてくださいました。




年中の時、新人先生だったのですが、体調不良のため2学期から来れなくなりました。

ピンチヒッターで2学期からクラスを持ってくれたのがこのベテラン先生。
ご定年が近かったので、その前の年でクラスを持つのを辞め、主任をされていました。

ケン太のクラスが最後の担任となりました。

後でお伺いすると、連絡帳は毎日、夜中の2時くらいまでかけてコメントを書いていたそうです。

それでも、いつも園には一番に到着していたそうで、どの先生よりも元気で声も大きく
子ども達と一緒に園庭を駆けまわっていました。

休みの日も近所の子ども達を集めて遊んでいたそうです。

子どもが大好きで大好きで・・・
天職ですね。

今もお元気かな~

先生、ありがとうございました!!




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