ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

あの時は仕方がなかった・・・

2018-12-12 23:45:55 | 家庭生活
いや~家を空けると・・・

我が家はその日数分の家事が溜まります

洗濯物がどっさり。
シンクには洗い物がどっさり。

遊んだ分の後始末?に追われます。

家に残されていた物だけでなく、
私の洗い物もあるわけですから、今日は大洗濯。
そして掃除(決して、大掃除ではない

準備が必要な、出かける用事もあったし、
やりたいこと、やらなければならないこともあって、

今日はバタバタでした。ふぃ~


私がいない時、
主人は洗い物を残したくないから、外食かお弁当。
ケン太は外食か、家にある物を温めて食べたりしています。
今回は、冷凍庫の水餃子がなくなっていました。
温めて食べたと思われます。

二人は、私がいないと別々に食べるんですよね。
お互いがそれでいいのなら、それでいいんでしょうけど、
なんかちょっと寂しいね。

昨日、友達と別れる時、
「洗濯とか掃除とか、やってくれているといいな~」と友達が言ってました。

留守をする時、家事など、頼んだりはしないそうだけど、
たまに娘ちゃんが「やっておいたよ~」と言ってくれるそうです。

羨ましい~
特に頼まないというのは一緒なんですけどね


今日、娘ちゃんに道でばったり会ったのですが、

「昨日はお世話になりました~」ってニコっと笑ってくれました。

母のお礼を?
できた娘ちゃんだ~

そんな娘ちゃんが欲しい~(笑)



ちょっと京都の話に戻りますが・・・

二年坂、三年坂を歩いていて、あるお店の前を通りすぎようとした瞬間、
11年前のあの日のことが鮮明に蘇りました。

扇子屋さんです。
そこで、ケン太に8,000円のセンスを買ってあげたことがあったのです。
買わされた・・・が正解ですが・・・

ケン太は小学校5年生の9月に完全不登校になりましたが、
その1か月前の夏休みに家族で京都に来ていました。

翌年は中学受験をする予定でしたから、受験前の最後の旅行でした。

ただこの時、親子関係はかなり危うい時でした。
ケン太は時に暴力をふるい、家出もして親に反発していた時です。

旅行は少し勉強から離れ、親子関係の修復をしたい気持ちもありました。

旅行中、ケン太の態度に少し緊張する場面もありましたが、
なんとか最終日を迎えていました。

お土産を選んでいる時に扇子屋さんにも立ち寄ったのですが、

ケン太がその8,000円する扇子が欲しいと。
その扇子を掴んで離さなかったのです。

確かに素晴らしい扇子でした。
物への拘りが強いケン太です。
それは親を困らせる目的ではなく、本当にそれが気にいったのはわかりました。

でも、金額が・・・
小学生に買ってあげられる金額ではありません。

それは買えないよ・・・と言ったのですが。

そこから修羅場になりました。
またいつものやつです

「だったら死ぬ」
「もう家には帰らない」

例の凍り付くような目つきになっていました。

5分、10分、15分?

いったい何分経ったのか・・・

新幹線の時間もあります。
いつまでもお店でこんなことをしていられません。

結局は買ってしまいました。

本当にあの時は自己嫌悪に陥りました。

結局、ケン太の言いなりです。
ケン太に粘り勝ちさせてしまいました。
こっちも粘ったけど、粘った分だけ、
最終的に負けた親の立場がさらに下がった気がしました。

ケン太に諦めさせることが不可能なら、
親は取り合わず、お店から出てしまえばいいと思いますが、
もしそうしたら、ケン太はどこかに消えてしまう気がしました。

家なら戻ってこれるけど、
土地勘のない土地でケン太が消えたら・・・

あの目つきをみていると、
もうこのまま消えて、帰るつもりはないのかも・・・と思ってしまいました。

そんなことはないのかもしれません。
親の甘さかもしれません。


でも、今は思うんです。

あの時は仕方がなかった・・・と。

あの当時の親子関係が最悪の状態では、
子どもに言うことをきかせることはそもそも難しかったのだろうと思います。

本当はそれでも、親の姿を見せていく必要はあったのだろうけど・・・
それだけの力を親が持っていなかったのです。

今はケン太はあんな目つきをすることはないし、
親に向かってくることもないし、

なんとなく収まってくれたので・・・それで、よしとすることにします。






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