昨日の続きです。。。
「海の精」といえば、自然塩の代表格です。
Amazonの評価もかなり高いですね。
私もずっと使ってました。
最近は、いろんな海の塩が出てきているので、今は、それぞれの味を楽しんでいるところです。
著者は、幼少より虚弱体質で、様々な体調不良にみまわれ、年中、風邪をひいていて、朝礼の時に何度も倒れ、ノイローゼ気味でもあったそうです。
塩をとても重視する「マクロビオティック」に出会い、体調は改善。今では心身ともに健康を取り戻しているそうです。
塩の大切さを実感したことで、塩に関する研究と、自然塩復活活動に関わり、「海の精」という会社を設立しました。
伊豆大島にある「海の精」の製塩場での話ですが・・・
現場で働く人たちは体を使い、夏場はかなり汗をかくので、その補給のために、水だけでなく塩もしっかりとります。
製造過程で味見もするので、ふつうの人に比べると、びっくりするくらいの塩をとっているそうです。
しかし、製塩場で働く(当時?)40名ほどの従業員は、それだけ塩をとっていて中高年もかなりいるにもかかわらず、血圧の基準値を超えている人が少ないそうです。
結果を伝えにきた保健師さんが「こちらの会社のみなさんはとても、優秀ですね」と褒めてくださったそうですが、
その後の言葉が「今度もこの調子で、減塩にはげんでくださいね!」というものだったそうです(笑)
世間ではやはり、高血圧予防には「減塩」という認識のようですね。
「塩をとれば高血圧になる」・・・その間違った認識が世界に広がるきっかけになった実験と、その実験の問題点、疑問点。疑問を唱える方の追実験で証明できたこと。塩が原因ではないのなら、高血圧になる原因とはなんなのか・・・等が詳しく書かれています。
21万人を対象に行われたアメリカの「国民栄養調査」では、食塩摂取量のもっとも多いグループの死亡率がもっとも低く、もっとも少ないグループの死亡率がもっとも高かったそうです。
日本は他国より塩の摂取量が多いのに、世界でトップの長寿大国です。
塩が悪者になるのはかわいそうかなと思います。
塩の製法です・・・
「イオン膜・立釜法」・・・イオン交換膜と電力で海水を凝縮し立釜で結晶させる。イオン交換膜により海水のミネラルバランスが崩れる。「塩」ではなく「塩化ナトリウム」を作ることを目的としている。
「天日・平釜法」・・・太陽熱や風力などで海水を凝縮し、平釜で加熱蒸発して結晶される方法。日本の伝統的な製法。
「平釜法」・・・最初から平釜で加熱蒸発して結晶させる方法。
「逆浸透膜・平釜法」・・・逆浸透膜と圧力で海水を凝縮し、平釜で加熱蒸発して結晶させる方法。海水深層水メーカーなどが採用。
まだ、ありますけど・・・自然塩である目安は「天日」や「平釜」です。
ミネラル成分量も明らかに違います。








カルシウム、マグネシウム、カリウムが含まれてはいますが、上の塩に比べたら、量が全然違います。


